HOT JAPAN PROJECT 高校生が発信する日本の魅力
HOT JAPAN PROJECT 高校生が発信する日本の魅力
2013年3月31日、原宿で、高校生が日本の魅力を発信する「HOT JAPAN PROJECT」が行われた。若干の大人のサポートはあるものの、運営・企画は全て全国の高校生有志が集まって作り上げたイベントだ。
琴と洋楽のセッション、振袖のファッションショーや方言のかるたなど高校生視点で見た日本の魅力が楽しめる内容だった。
このイベントのきっかけは、代表の横山有香さんの「日本は経済的には裕福なのにどうして、幸せを感じている人が少ないの?」という素朴な疑問から。「どうしても日本が好きになれない」「日本の魅力がわからない」という学生たちのためにも、日本の素晴らしさを伝えたいと思った。そこで、親しい友達やSNSで、「どこの国が好きですか?」という質問を投げかけ、「日本」と答えた高校生8人で、立ち上げたのがこのプロジェクトだ。
「日本を知り、日本を好きになる」そして、その日本の魅力を発信する。それがこのプロジェクトの目的だ。活動は、東京だけでなく、広島、福岡、大阪、札幌、宮城でも地域のメンバーがそれぞれの地域の魅力を発信するイベントを行っている。
方言で書かれたカルタ
方言のクイズやかるたなどもこのメンバーたちの発案だ。東京の高校生は、地域の子達は方言が話せるのでうらやましいという。各地域の郷土自慢のコーナーもあったが、愛する地元の素晴らしさを方言でPRしていた。
お国自慢のスピーチ
人気の振袖の試着コーナー
昨年の8月に立ち上げ、10月には経済産業省やテレビ東京の協力の下、高校生100人による日本文化発信のためのディスカッションをしたり、高校生数十人が振袖で、池袋を練り歩き、ツイッターで話題をさらったりと高校生とは思えない演出で半年あまりで、たちまち200名以上の仲間を集めた。
大学生や企業との共同企画もあり、社会体験をしたい高校生にも充実した内容だったようだ。私も数名の高校生と話したが、これからの将来を自分で考えて切り開き、どんなことにもチャレンジしたいという思いが伝わってきた。
今までの学生イベントとは少し違い、彼女達には、自分達が大人顔負けの企画力、行動力でイベントを実行していることに関しても、気負いがない。一人の高校生が話していたが、2011年の東日本大震災で多くの中高生がショックを受け、ある意味大人になったのではないかといっていた。
原宿ファッションの様に世界が注目している「日本の高校生」。
彼女達らしい気負わないスタイルで、日本の良さをどんどん海外にも伝えてほしい。
現在、第2期メンバーを募集中。中学生や大学生、留学生もHOT JAPAN PROJECTの仲間に迎え、来年は今年以上に盛り上がりそうだ。