外国人の力で外国人向け不動産ビジネスを拡大
外国人の力で外国人向け不動産ビジネスを拡大
有限会社ダイワホームズネットワーク
専務取締役 藤井 恵子 ( ふじい けいこ) さん ×
フレイザー・ジャーミンさん
Q. 外国人向けの仲介業を始めたきっかけは?
藤井さん─ 2011 年、フレイザーの前任のスタッフが飛び込みで「不動産の仕事をしたい」とダイワホームズの店舗を訪ねてきたのがきっかけ。彼女の帰国に伴い、新しくダイワホームズに入ってきたのが、フレイザー。彼も、得意の日本語を生かして、不動産管理会社、仲介会社で2 年の経験を積んでいた。日本で不動産業の経験があり、なおかつ日本語ができる英語のネイティブスピーカーを採用できたことは大変幸運だった。不動産仲介会社が外国人を対象に集客する場合は、インターネットや口コミに頼るところが大きいが、日本語からの翻訳ではわかりづらい。そこで、ホームページの制作をイギリスの会社に発注し、英語ネイティブ顧客に訴求する情報提供を始めた。英語圏向けのSEO 対策もうまく機能し、当初から一定のユーザーを集めることにも成功。顧客の立場を理解したプロモーションを目指す徹底した顧客第一主義を目指す。
Q. フレイザーさんの今後の抱負は?
フレイザーさん─ 海外企業の大阪進出支援事業を考えている。タイガーコペンハーゲンと
いうデンマークの雑貨店が大阪に店舗を出したが、大阪を選んだ理由は、欧米の会社の日本
進出は東京を選ぶ場合が多く、逆に大阪なら話題にもなりやすいし、街がコンパクトで関西
圏のどこからも店舗にアクセスしやすいからだそうだ。しかし、そのタイガーコペンハーゲ
ンが出店に際して一番困ったのが、日本の不動産業者とのやり取り。日本市場に興味を持っ
ている海外企業はとても多いので、外国人にもわかりやすい不動産仲介のサービスを行うこ
とができれば、まだまだ大阪へ海外企業を呼び込めるチャンスがあると思う。将来的には、
外国人に日本の優良物件のオーナーとして投資してもらい、その物件を外国人に賃貸住宅と
して仲介するような不動産ファンドビジネスを目指したい。
不動産総合コンサルティング企業
DAIWA HOME’S GROUP
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