原子状水素水(還元水)を使った、航海実験で、40%の油の削減に成功!!
原子状水素(還元水)を使った、航海実験で、40%の油の削減に成功!!
2015年7月、マレーシアから、すごいニュースが飛び込んできた。クアンタンという町の港から、原子状水素水(還元水)を軽油と混合して、エンジンに送り込み航海に出た船が、無事に24時間の試験航海から帰ってきた。
通常なら、エンジンに水を入れれば、エンジンが止まるはずだ。ではどうして、この還元水を入れたエンジンが、着火し、動き続けることが出来るのであろう。原理は、まだはっきりとは解明されていないが、その原子状水素水(還元水)の生みの親、深井利春氏(創生ワールド株式会社 代表)によると、この還元水(創生フューエル・ウォーター SOSEI FUEL WATER)に多量に含まれる原子状水素が蒸気改質を起こし、水素ガスが発生しているということだ。また、SFWの使用で40%減の軽油量で、通常の航海と同じ速度、同じ距離の運航に成功した。ちなみに、水素濃度が高いといわれる水素水でも、同様の実験を試みたが、エンジンはどちらもすぐに止まってしまった。水素を含んでいても、分子状(H2)であれば、安定しており、燃焼することはない。
水中の原子状水素の測定方法は、いくつかの例はあるが、まだ確立されているとはいえない。
しかし、多量の水素ガスを発生させ、燃焼するとなれば、酸素と繋がらず、単独で存在する原子状水素がSFWに含まれるということを証明しているともいえる。
色々な方法で、水に、水素を注入しようと試みたり、油に水を乳化(混ぜ合わせる)させたりと水素を燃料として使おうという試みは、長年行われてきたが、水素を原子状で、長期間水中に閉じ込めることは出来なかった。そのことを考えると、SFWが軽油と混合し、燃焼して、船のエンジンを24時間動かしたことは、世界で初めての歴史的な出来事である。また、現在もこの実験船は、SFWを混合した軽油で通常通りの運航を以前と同じように行っているが、エンジンのトラブルなどは一切報告されていない。
最新式のターボ付きエンジンでも同様の結果を確認
10月初旬、ある企業の依頼で、創生ワールド長野本社にて、最新式のターボ付きエンジンでも、同様の実験が行われた。
マレーシアでの実験と大きく違うところは、エンジンに入る水の量は、すべてコンピュータ制御されており、人による調整は一切出来ないところにある。
つまりは、異物が混入すると判断されれば、自動的にエンジンはすぐに反応し停止してしまう。しかし、驚くことにこの実験では、マレーシアの実験航海以上の結果が出ており、40-60%の油の削減に成功している。又エンジンからの戻り燃料もそのまま使用して同じ削減率を上げている。
言い換えると、コンピュータが、エンジンに流入したSFWを油同様に燃料とみなし、最適量をエンジンに取り込みだしたということだ。一般にも公開する形でこの実験は行われたが、多くのエンジニアは驚きを隠せない様子だった。近々この実証実験が、首都圏の研究機関でも行われる予定である。自分の目で確かめたい、エンジニアや環境関連の事業者の方々はぜひ、この発表に足を運んでみてはどうだろうか?
世界的な議論になっているCO2の削減を考えても、船舶で使う軽重油の量を大幅に削減できるとしたら、日本の会社がこの技術を所有していることは、日本の国としても大変喜ばしいことだ。
SFWの開発者の深井利春氏は20年以上前から、水の研究を続けている。そのきっかけは、当時経営していたホテルから流れる洗剤で汚れた排水を見て、自責の念をぬぐいきれず、好調だったビジネスを売却,一念発起し『洗剤に代わる水』の研究に没頭したことだ。
長年の研究の末、1995年、日本獣医畜産大学で、ついにその成果である『創生水』の記者発表をした。創生水は洗浄力があるだけでなく、腸内を活性化したり、アトピーを軽減したり、有機農業に役立ったりと愛用者から驚くほど多種多様な感謝の手紙、FAX、メールなどをもらうようになった。
(写真右端が深井氏)
特に、薬害で苦しむ、理容業界、クリーニング業界では、マスコミを含め大きな話題になった。
しかし、当時より、原子状水素を多く含む水と訴えてきたが、理解されず、どうしてそんな効用があるのかは、ほとんど解明されなかったので、一般的には不信な目を向ける人たちも多かった。
幸い、近年、活性水素(原子状水素)が話題になることが増えて、多くの人が、『水素水』に関心を持つようになり、『本物の水素水』を求めるようになり始めた。
SFWは、創生水を発展させたものだが、『水が記憶する』ことがもっと世間一般に広く認知され、第4の相・液晶水の発見と相まって、研究が進めば、どんどん進化していくことも考えられる。
SFWの開発者の深井氏は科学の学位があるわけでないが、『オーストリアの天才科学者・ヴィクトル・シャウベルガー』のごとく、すべてを自然から学び、その原理を応用して、SFWを開発した。その、自然から学び、自然をいつくしむ姿勢で『水』と接する思想を後世に伝えて行きたいと深井氏はいう。
世界の水の研究者が探し求める、『原子状水素を多く含んだ水』が世間一般にも受け入れられる日も近いのかも知れない。
序章 昔の暮らしの中に溢れる生活の知恵
第1章 「衣類にダイオキシン発見」という衝撃の事実
第2章 世界初!洗剤を使わないクリーニング店の誕生
第3章 自然に最も近い水の誕生
第4章 実証された意外な事実
第5章 大地が生き返る
第6章 暮らしの形がこう変わる!
著者紹介 寺田厚(テラダアツシ)同大学院獣医学研究科修士課程修了。昭和50年獣医学博士学位取得。昭和60年ロンドン医科大学に留学。平成12年より日本獣医畜産大学 食品科学食品衛生学教室教授
深井利春(フカイトシハル)
環境NGO『CWWI』(クリーン・ウォーター・ワールド・イニシアティブ)代表。創生ワールド(株)代表。東京福祉大学・大学院特任教授。『創生水』の開発者。洗剤、溶剤を一切使わない「創生クリーニングウェットピュア」を開発、常温常圧によるダイオキシン分解技術を自ら手がけ、実用化の域に達する。
3 『今世紀最大の科学的発見といわれる第四の相・液晶水とは?』
5 原子状水素(還元水)を使った、航海実験で、40%の油の削減に成功!!