第6回JPM夢の賃貸住宅学生コンテスト発表会
第6回JPM夢の賃貸住宅学生コンテスト発表会
2017年11月15日、東京、信濃町の明治記念館で、公益財団法人・日本賃貸住宅管理協会主催の『第6回夢の賃貸住宅学生コンテスト』発表会が行われた。
今年のテーマは、『賃貸住宅をもっと自由に』
年々レベルの上がるこのコンテストだが、今年もプロの審査員もうなる力作が揃った。
また、今回より初めて、アイデア部門も新たに創設され、こちらも思わず、微笑んでしまうユニークな作品が集まった。
アイデア部門は、
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村上春樹の小説からヒントを得た、住まいの新しい概念。
イタリア人の友人の、ふとつぶやいたことから、考えた、緑と共に暮らす住宅。
地方で取れた野菜の販売所とそれを使ったレストランなどが入った、都会の暮らす人たちも安らぐコミュニティー住宅。
住まいの形態にこだわらない、猫の行動から発想した街づくり提案などが受賞した。
また、デザイン部門は、
集合住宅の縦軸を1家族の住居とし、横軸は、子供世代、父親、母親などが同世代で、繋がるコミュニティーとする斬新的な提案。
玄関で居住空間と屋外を隔てない、自然と一体になった居住空間の紹介。
街に転がっている廃材などを集めて、それに色をつけることにより、街の中をカラフルにする楽しい提案などが入賞。
この表彰のためにイタリアから駆けつけた、服部克紘さんは、日本建築の、美しさ、強さ、便利さを最大限に生かした街づくりの提案をしてくれた。
またまた、ツイッターの投稿を見て応募したという服部さんは、日本には、イタリア人もうらやむ、芸術的な建築も多いので、日本人としての感性を生かした建築や住居の提案を将来もしていきたいと語ってくれた。
今回は、ドイツや中国からも、応募があったこのコンテスト。
6回目を迎え、ますますレベルも上がってきており、審査にも熱が入ったと総評があった。
今後も、多くの学生さんたちが、住まいについて、自分の意見を、『アイデア』で、『デザイン』で、自由に提案できる貴重な体験として、このコンテストが発展することを期待している。