JPM留学生インターンシップ・OBOGに聞く 1回目 張新さん
JPM留学生インターンシップ・OBOGに聞く 1回目 張新さん
2010年から始まった、初めて業界団体が主催するというJPM(JAPAN PROPERTY MANAGEMENT ASSISIATION)留学生インターンシップも2019年で10回目を開催し、当初の役目をまずは終えたということで、一旦終了した。
180名以上の学生さんが、無事、所定のプログラムを修了し、多くの参加学生、受け入れ企業に新たな視点を与えた。
このインターンシップをきっかけに、不動産業界に興味を持ち、業界に就職した人もたくさん輩出した。
また、その他の学生さんも、多くはインターンシップの経験を生かして就職に成功している。
そこで、今回より、リレー方式で、『JPM留学生インターンシップ・OBOGに聞く』として定期的に、留学生のその後について紹介していきたいと思う。
第1回目は、2010年、1回目の留学生インターンシップに参加して、学生リーダーとしても、インターンシップに協力してくれた明治大学の卒業生『張新さん(中国)』にお話を聞いた。
張新さんとの印象的な会話は、将来の夢を語った時だ。
彼は、コンビニでアルバイトをしているが、多くの食べ物をまだ食べられるのに廃棄している。その食べ物を無駄にしないで、十分に食べることができない中国人の人たちに送ってあげたいと語った。
実は、私も18歳の時に、大手のホテルのレストランでアルバイトをした時に、全く同じ思いをしたことがある。
そんなことを感じながら、自活するために懸命にアルバイトし、大学に通う彼の将来をサポートしたいと思うようになり、
自ずとインターンシップのサポートにも力が入った。
2010年当時の留学生も、自分たちが家を借りる際には大変苦労しており、自分たちが先頭に立って、その問題を解決するきっかけを作ろうと、インターンシップにも公的な使命を持って取り組んでいる学生さんが多かった。
そのような態度で、インターンシップに取り組む留学生を受け入れた企業の人たちも、彼らのそのような姿に感銘を受けた人たちも多かった。私も、初めての試みのインターンシップコーデイネイターとして、学生の採用、教育、受け入れ企業への紹介、インターンシップ中のサポートまで、彼らと付き合った。
4週間後の修了式では、涙ぐむ学生さんを祝福する受け入れ企業の担当者の人たちもこのインターンシップの意義を
理解していただき、パートナーとして担当者の方々にも有益なインターンシップにすることができたと思う。
張新さんは、卒業後は大手通信会社で勤務し、今ではマイホームも買って、立派な一児の父親になっている。
久しぶりに、名古屋に住む彼と話したが、今では、本業にも余裕が出来てきて、不動産投資の勉強をしようと
宅建の資格もとったそうだ。
インターンシップで不動産業の可能性に気づき、第二の人生も考えているという。
また、名古屋で仏教徒になり、心の修養もしているようだ。将来は、これから日本に来る人たちにも役に立ちたいと語ってくれた。
10年たっても、気軽に話せたのはとっても嬉しいことだった。
今後とも、いろいろな話をしながら、この関係を大切にしていきたいと思う。
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外国人にも住みやすい日本にして行こう!!
日本賃貸住宅管理協会の主催ではじまる
JPM留学生インターンシップ・OBOGに聞く 1回目 張新さん
https://www.yokosojapan.net/article.php/20191223intern_jpm_international_ja
JPM留学生インターンシップ・OBOGに聞く 2回目 郭イジョさん
https://www.yokosojapan.net/article.php/201912231intern_international_ja