第7回世界のウチナーンチュ大会 開会式2022年10月30日
世界のウチナーンチュ大会とは?
沖縄県は我が国有数の移民県であり、北米・南米をはじめ世界には約42万人の県系人がいるとされている。戦前・戦後に海外へ雄飛した数多くの県民は、移住先での困難の時代を不屈の精神で乗り越え、堅実な歩みを続けてきた。
特に、ウチナーンチュ(県系人)のチムグクル(思いやりの心)は、遠く離れていても強い絆で結ばれ、戦前、戦後においては、仕送りや多くの救援物資により経済的困窮状態にあった故郷沖縄の復興を支えてきた。今では各国社会の一員として信頼を築き、政治、経済、文化、学術等の様々な分野で活躍し続けているウチナーンチュは、海外、県外の地においても、故郷を忘れず、沖縄の文化や精神を大切にし、県人会などでの伝統芸能や三線、空手等の文化活動を中心に、ウチナーンチュとしてのアイデンティティを次世代に継承している。
先人たちが創り上げてきたこうした沖縄の文化については、沖縄県においても11月1日を「琉球歴史文化の日」に定め、沖縄の文化の継承と発展を図り、もって心豊かな県民生活及び文化的で活力ある社会の実現に寄与することを目指している。
今年は、沖縄の本土復帰50年とも重なり、大いに盛り上がる『第7回世界ウチナーンチュ大会』
本土ではあまり知られていませんが、大きな家族のように、世界中に住む、沖縄にルーツを持つ人たちが一堂に集うとっても先進的でアットホームなイベントです。5年に一度のチャンス。私も10月30日からオブザーバーで3日間、参加します。
(グローバルコミュニティー 主宰 宮崎計実)
イベントプログラム目標
- ウチナーネットワークを維持、継承、拡大し、ウチナーンチュ同士の絆を深め、アイデンティティーを確認する
例示前夜祭パレード、開会式、閉会式、グランドフィナーレ、市町村歓迎会、移民資料展、文化芸能交流イベント、スポーツ交流イベント - 沖縄独自のソフトパワー(文化、伝統芸能、歴史、言語、風習、風土、信仰、自然)への理解を深め、次世代へ継承、発展させる
- 県内若者が県外海外に目を向けるきっかけを提供し、海外への飛躍を促す
例示 ジュニアスタディツアー、海邦養秀ネットワーク構築事業、世界若者ウチナーンチュ大会、レッツスタディワールドウチナーンチュ、海外移住者講演会 - 異文化、世界の多様な価値観に対する理解を深め、国際協力、平和を希求する沖縄の心(チムグクル)を発信する
例示 レッツスタディワールドウチナーンチュ、ワールドバザール、チャンプルー交流祭、経済・国際交流・国際協力に関するシンポジウム、平和交流イベント、沖縄平和賞授賞式、国内外報道機関への働きかけ、ウチナーネットワークを活用した周知・発信 - 国際観光地としての「オキナワ」や県産品の魅力を理解する
例示 産業まつり、市町村観光案内、伝統工芸品の紹介・ワークショップ(工芸の杜の活用)、ResorTechOkinawa - 最新技術を活用したオンラインイベントを積極的に導入して持続可能な交流・協力を実践する
例示 臨場感あふれるリアルタイムな双方向交流イベント、主要イベントライブ配信、アーカイブの作成SNSを活用した積極的発信、動画ライブラリによる情報発信・共有