2024/12/20 00:48

第7回ウチナンチュ大会 沖縄と世界が繋がった。

イベント

第7回ウチナンチュ大会 沖縄と世界が繋がった。

 

2022年10月31日ー11月1日に、6年ぶりのウチナンチュ大会が開催された。

ウチナンチュ大会は5年に一回、行われる沖縄にルーツを持つ移民の人たち40万人の代表が世界中から集まる非常にユニークな国際イベントである。今年は、沖縄の本土復帰50年の年でもあり、記念すべき大会となった。

第7回ウチナンチュ大会のテーマソング 「歌らな踊らな」

初日の国際通りでのパーレードには、ブラジルハワイなどから帰還した人たちのグループが

参加した。また、世界で活躍するウチナンチュの世界ネットワーク(Worldwide Uchinancyu BUsiness Network)も人たちも多く参加していた。

多くの沖縄の人たちが沿道から、『よくかえって来たね』と暖かく歓迎している様子が印象的だった。

開会式では、世界チャンピオンの空手の演武、沖縄の本土復帰の50年前に生まれた、ベネズエラ大使であるウチナンチュのルイス・イシカワ氏デイビッド・イシイハワイ州知事、世界各国の学生大使などが一同に集う意義を確かめ合った。

沖縄から始まった『空手』『琉球琴』沖縄平和賞、2023年に沖縄で開催される『バスケットワールドカップ』のスタッフなどもイベントを盛り上げた。

ペルーグアテマラボリビア台湾ハワイイギリスなどから帰還しているウチナンチュの参加者に、このイベントに重要性などをお聞きした。彼らは、空手や三線などの沖縄の文化を伝える活動をし、現地に根ずく努力を重ねてきた。

旧友に出会うように、沖縄に帰還することはとっても、心躍る『チムドンドン』することだとインタビューした皆さんは、嬉しそうに話されていた。ハワイから参加したThomas SAKUMA氏は、27年前の2回目の大会から参加しているが、回を重ねるごとに沖縄は発展し、また、帰還する人たちも増え、多様化していることはとても喜ばしいことだと話してくれた。沖縄独自の文化を大事にし、世界各国に力強く根付いている『ウチナンチュ』の人たちの逞しさの源は、

「いちゃりばちょ~で~」(一度逢ったら兄弟同様だよ!)という独特のおおらかさと連帯感だと感じた。次回は5年後の2027年に開催される予定。

40万人以上が世界各国に移民したウチナンチュの人たち

本土復帰50年・沖縄特集

https://www.qab.co.jp/news/20221103157480.html