アレクセイの泉
アレクセイの泉
本橋成一の映像と坂本龍一の音楽が響き合う
「いのちの水」を主題としたドキュメンタリー
写真家・本橋成一と音楽家・坂本龍一と組んで〈泉〉を主題としたドキュメンタリーを完成させた。舞台となる〈泉〉は、1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発(旧ソ連・現ウクライナ共和国)の爆発事故で被災したベラルーシ共和国東南部にある小さな村ブジシチェにある。この村の学校跡からも、畑からも、森からも、採集されるキノコからも放射能が検出されるが、不思議なことに、この〈泉〉からは検出されない。「なぜって?それは百年前の水だからさ」と、村人たちは自慢そうに答える。この百年、人間は何の豊かさを求めてきたのだろう。《水の惑星=地球》の強い意志のようにこんこんと湧く〈泉〉は、私たちに"本当の豊かさとは何か"を静謐に語りかける。
3.11の大地震から2ヶ月以上たった今でもなお、10万人以上の人たちが不便な生活をしいられている。また、日本に住む人達、世界から日本を見て心配している人たち、おそらく何億という人たちも心配して原発の日々のニュースを見ている。自分一人では何も出来ないかもしれないが被災を受けた人たちが安心して生活出来るまで、心を一つにして、立場や年齢、性別、国籍を越えて気持ちだけでも、不安をかかえている人にそっと寄り添うことは出来るのではないか?
「僕はどこにも行かなかった。もしかしたら、泉が僕を村にとどまらせたかもしれない。泉の水が僕の中に流れ、僕を引き止めている。泉が人々に故郷に戻るよう、引き寄せているのだろう。(アレクセイの言葉より)
アレクセイの泉が日本にも?
https://www.yokosojapan.net/article.php/souseiwater_06_life_ja