2024/12/20 03:20

ガイガーカウンタープロジェクト

編集者より

 

ガイガーカウンタープロジェクト

同じ福島県といっても、同じ市であっても、場所によって危険度はまったく違います。同じ日本といっても違うのと同じようなものです。絶対危険だ、いや絶対安全だといった議論は、信念以上の話にはなりません。

放射線科学の問題なのです。科学的なプロジェクトが必要です。そのために立ち上げられたのが「ガイガーカウンタープロジェクト」です。
本プロジェクトでは、専門家による正しい測定の仕方や読み取り方の講習を受けてもらい、ガイガーカウンターを集めて必要としている地区(小学校、保育園)に無料で貸し出し、各自が生活空間の相対的な安全度をチェックできるように支援します。

家の中で放射線の濃度が高いところはどこか、通学路で危ないところはどこか、近くの公園は安全かチェックしていくことで、行政ができない自分の身の回りの放射線濃度を測定していくのです。
それによって明らかに値の高いところは除染したり、より安全な通学路から通学したり、安全な公園で遊んだりすることができるようになります。
またその過程で身につけた放射線に関する正しいリテラシー(教養)によって「正しく怖れること」ができるようになるでしょう。

そのためにはガイガーカウンターが必要です。6万円あれば1台のレンタル用ガイガーカウンターを入手できます。100台あれば一日に100家庭に貸 し出すことができます。台数が揃えば揃うほど多くの方に貸し出して、生活エリアの安全をチェックしていただくことができるのです。

専門家の清水先生の指導のもと、ガイガーカウンタープロジェクトはすでに始動しており、講習会と実地測定演習などを行っています。あとはまとまった数のカウンターを揃えれば大々的に動き出すことができます。

福島の子ども達の安全な暮らしを守るため、皆様の暖かいご支援を何卒よろしくお願い致します。(ふんばろう東日本プロジェクトHPより)