世界中のひとりでも多くの人にこの真実を伝えたい 村津和正歯学博士にインタビュー
世界中のひとりでも多くの人にこの真実を伝えたい
7000以上の症例が示す『歯は臓器』の意味とは?
医療費の削減に対して私たちがすぐに出来ることとは?
国家予算の約3分の1、日本の税収約36兆円と同額が医療費を占める危機的状況。医学はどんどん発達するが、原因不明の難病で苦しむ人は逆に増えている。この現状を解決しようと、20年以上に渡り、『歯は臓器』の信念の基、7000以上の臨床結果を積み重ねながら、医療の世界に大きな転換をもたらそうとしている歯学博士、村津和正氏にマレーシアの留学生がお話をお聞きしました
村津和正(むらつかずまさ)氏プロフィール
歯学博士。九州大学歯学部卒業後、同大学院博士課程を修了、テキサス大学生命医学研究所に留学。その後、九州大学健康科学センターで、日本で最初の健康外来歯科口腔内科の立ち上げに参加。歯科に内科的視座を融合、「歯は中枢の臓器である」とする「歯臓理論」を検証・発展し続けている。現代病を改善する独自のアプローチによる治療は、年間で7000症例を超え医学・歯科医学に革命をもたらすと期待されている。その活躍は、テレビ番組「世界で一番受けたい授業」でも喝采を浴びた。
『歯は臓器』ということに確信を持ったのはいつですか?
元々『歯』は別になくてもいい物』という考え方が医学の歴史にあります。そして、一般的には、『虫歯は生活習慣病』という認識もまだ残っています。私は、大学を卒業し、大学院で予防医学を学びながら『歯を残す』ことは健康と関連があるのではないかと直感的に思っていました。そして健康科学センターで元気な老人たちの歯を調べていくうちに、明らかに自分の歯が残っている人は健康だということが解りました。また調査を進めるうち、血圧にも歯が少なからず関係をしていることも判明し、歯の噛み合わせを微妙に調整したり、体によくない詰物を歯から取り除いたりすることで、原因不明の腰痛、頭痛、パーキンソン病、高血圧症、アトピー、生理痛などの症状がどんどん改善されていくのを目の前で見て確信するようになりました。もし、歯が臓器でなければ、歯を正常な状態にしただけで、他の原因不明の病気がこれほど改善することはありえません。
これまで20年間、7000症例以上を見てきましたが数多くの原因不明の病気で苦しむ患者さんが私たちのうわさを聞いて全国より福岡のクリニックに治療に来られます。クリニックでは歯を見る前に左右の脚の長さの相違を調べます。ほとんどの人が左右で長さが違います。しかし、驚くことに噛み合わせ治療をしていくと脚の長さが同じになってきます。噛み合わせがよくなると、視力が回復する人も多く、また体調も改善していきます。低体温症は8割以上改善します。他の医療施設で見放されたひどい頭痛や腰痛、原因不明の高血圧症なども、噛み合わせの調節などの治療で改善されることからみても、歯のバランスが体全体と関連していることは間違いありません。
虫歯根絶の1万人集会をされたと聞きましたが、その時の様子をお聞かせください。
2003年6月4日(虫歯の日)に読売新聞、朝日新聞、琉球新聞1870万部あまりに『虫歯は伝染症感染症』と題する意見広告を出しました。W・D・Miller の『う蝕(虫歯)の化学細菌説』の発表以来、1世紀以上にわたる研究の結果、今日ではう蝕(虫歯)が微生物感染症であることを疑う人はいないといわれています。しかし、その広告が出されるまでの何十年にわたり、日本の小中学校・高校の歯科検診において適切な消毒もされないままの検診道具が使い回しされていました。つまり、一人の生徒の虫歯が検診道具を通じて他の生徒に感染させられていたのです。その結果、日本中に虫歯は蔓延してしまいました。虫歯根絶の1万人集会では、福岡サンパレスに集まった約2300名の方々、インターネットでの同時放映を見た方々総勢約1万人と『歯は臓器、歯があるのが当たり前の世界になれ』と講演やミュージカルで気持ちをひとつにしました。虫歯は、ペストやコレラ菌のように国を挙げて予防を徹底すれば、根絶することが出来ます。そうすれば、大幅な医療費の削減にもなり、やがて多くの原因不明の病も減少していくことでしょう。
《オリジナルミュージカル『ティースの夢』も上演されました。》
《虫歯菌根絶のデモ行進》
《全人口の約半分が見たといわれる意見広告》
未だに、医学部の学生は歯についてはほとんど、教えられていません。そのことから考えても、村津先生の学説と多くの臨床結果は本当に驚くべきことだと思います。信念を貫いていく中で、いろいろと大変なことがあったと思いますがどのようにしてそれを乗り越えていきましたか?
ここまで、来るのは本当に長い道のりでした。1時間のインタビューで語りつくせるものではありませんが、今思うと私は、何か目に見えないものに突き動かされているように学生時代から走り続けて来ました。大学時代に空手をやっていましたが、真冬に自分を試そうと野宿の旅に出たこともありました。その時に凍死しかかって、臨死体験をした経験から、命の大切さ、生かされている喜びを心から感じることが出来ました。
大学に勤めてからも波風を立てずに教授になる道もありました。しかし、生きている以上すべての人間には使命があり、天命があります。私は自分のなすべきことを真剣に考えているうち、たまたま、九州大学健康科学センターで日本初の口腔内科を担当させていただき、『歯は臓器』という真実を知り、この真実を世に伝えることが私の天命だと悟りました。
しかし、今までの医学の常識を覆すことを言っているわけですから、私も一歩一歩とても慎重に研究を進めてきました。それは、本当に気の遠くなるような道のりでした。しかし、ここまで多くの支援者やクリニックのスタッフの協力、そして何より原因不明の病で、わらをもすがる気持ちで福岡のクリニックまで来ていただいた患者の方々の喜びの声に励まされ、ひたすら研究と臨床を重ねてきました。7000症例に及ぶ、本当に多くの方々の治療を通して、『歯は臓器』という事実は、疑うことのない『真理』になりました。ぜひこれからも、全世界の多くの人たちが健康で暮らしていけるよう天命を全うしていきたいと思います。
留学生や日本で暮らす若者にメッセージをいただけませんでしょうか? また私たちが先生の活動にお手伝いできることは何ですか?
仕事とは、『私事』、『死事』、『志事』に分けられると思います。自分のためだけにするのが、『私事』。人をだましてするのが、『死事』。そして、『志事』とは自分に与えられた天命を悟って、誠を尽くすことです。若い間は中々その天命が何か解りませんが、世の為、人の為に懸命に生きていれば、導かれるように天命に近づいていきます。その時の為に自分を磨いておきましょう。
あと、日本でも、世界でも医療費が高騰し、人々の健康な生活が妨げられています。日本の税収とほぼ同額が医療費に消えていく。これは正常な状況とはいえません。また多くの原因不明の病に冒されている人が激増しています。世界の将来を担う皆さんには、この『歯は臓器だった』という真実に触れてもらい、一人でも多くの人が、『人体の中枢器官である歯』を大切にする文化を一緒に作っていってほしいと思います。そのためにもまずは、『正しい歯磨き』を身につけて、世界中の原因不明の病で悩む人たちをいっしょに救っていきましょう。
私たちひとり一人が、『正しい歯磨き』をして、『歯を臓器』として大切にすれば、多くの病を予防することも出来る。『宝石よりも貴重な歯』を大切にして、健康で豊かな生活が送れるようあなたの大切な人にこの真実を伝えていこう。
インタビューをした学生の感想:村津博士とお話をさせていただいてとても光栄でした。医療に関する業績はもちろんのこと、先生の命の考え方にとても感銘を受けました。『誰も宿命を変えることは出来ないが、絶え間ない努力で己の道を切り開くことが出来る。』という言葉は特にすばらしいと思います。使命を見出し世の為人の為に努力を重ねれば、お金やその他の必要なことは心配しなくてもついてくるという先生の考えを見習って、私も自分自身の使命・天命を探せるように務めていきたいと思います。
( ニック・ワン さん・筑波大学大学院に通うマレーシアの留学生(左)と右は、歯科助手の資格を独学で取得した、英会話講師のイギリス人・ジョナサン さん)
村津式わくわく歯磨き
1:歯磨き粉は使わないで唾液で歯を磨こう。
歯磨剤には界面活性剤などの歯にも身体にもよくない物質が入っているが、唾液には、消化を助ける酵素、抗菌作用のある物質、老化防止のホルモンなど健康を促進する要素が含まれている。
2:テレビを見ながら、音楽を聴きながら、座ってリラックスして歯を磨こう。
歯と歯の間を磨く。歯と歯の間は敏感な快感覚帯があり、とても気持ちがいい。
10分ほど丁寧に磨くことが大切。
歯は臓器だった
21世紀 、人類の最大の気づき
歯は命とつながっていた
TEETH ARE OUR ORGANS
著者 村津和正 医学博士
上の図のように、歯は人体の中枢であり、歯の異常によって、時計の文字盤に示されたさまざまな人体の臓器、各部位に時計の針が指す時刻が変わるように、歯の異常性に応じて、病的な症状が現れることを意味しています。まさに、これまでの医学パラダイムがひっくり返るのです。これが人体の真実です。歯の真実です。「全ての原因は自分の中にある」のです。
村津博士講演会のお知らせ
『歯は神様からの贈り物~人類の明るい未来へ~』
日時:11月14日(日)14-16時
場所:T's渋谷フラッグ 東京都渋谷区宇田川町33番6号
Shibuya Flag 7F Room7A
JR渋谷駅ハチ公口徒歩5分
参加費:前売4000円 当日5000円 各税込
主催:株式会社ビオ・マガジン『アネモネ』編集部
後援:KOSMOS国際口腔健康科学センター・NPO日本歯臓協会
お問い合わせ:株式会社ビオ・マガジン『講演会』係り TEL:03-5436-9200
KOSMOS国際口腔健康科学センター TEL:092-476-0987