留学生が安心して来日できる様サポートしていきたい
留学生が安心して来日できる様サポートしていきたい
5月9日、日本記者クラブで、震災で不安な状況の続く日本で学ぶ、留学生を支援しようと、震災復興支援日本語学校協議会の記者会見が行わた。会見があることを教えてくれたイミグランツ編集長も石原氏も協議会世話人の一人だ。
震災の影響で、日本語を学ぶ留学生の来日が減少している。4月期の入学辞退や延期が、各学校で3-5割、10月期では、昨年度の7割減と予想されている。多くの留学生が日本語学校から留学生活を始めることを考えると、大学や専門学校でも大幅な留学生の減少が予想される。
もちろん、一番の原因は、原発事故の風評被害による、親族からの引き止めや、更なる事態の悪化を憂慮した留学計画の変更だ。現在17万5000人の留学生の大幅減が予想され、日本の新成長戦略の一つである(留学生30万人受け入れ計画)への影響も避けられない。
震災復興支援日本語学校協議会では、待ったなしの対応が迫られえており、以下の目的で外務省などの行政団体に協力を要請している。
協議会の主な目的は、
留学生から被災者の方々への激励文の募集
被災地へ赴く学生ボランテイアの募集
震災、原発関連の外国語での情報提供
留学しやすいような環境づくりを関係機関へ陳情
などであるが、本年10月期生の在留資格認定証明書の申請締切りの延長などはすでに現実になっている。
『留学生30万人受け入れ計画』は、成長戦略の中でも特に重要視されている項目の一つだ。日本がもっと安心して留学出来る場所で、今まで以上に留学生を暖かく迎える環境を守っていくことが求められている。
この不安定な時期に日本留学を計画している人たちは本当に日本で勉強することを強く望んでいる人達であろう。
彼らの為にも関係団体の皆さんが尽力していただけるよう願っている。