2024/11/19 01:46

2009年2月号 必読の書紹介

編集者より
アジア英雄伝
アジア英雄伝 

あたらしいアジアの時代を切り開くために立ち上がったアジアの英雄と
彼らを支えたこころある日本人の物語





かつて「興亜」の二文字に振起し、植民地の解放を目指し苦闘を続けたアジアの英雄。彼らと彼らを支えた心ある日本人との関わりを明らかにし、知られざる“汎アジア・ネットワーク”を浮き彫りにした待望の先覚者列伝

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
坪内 隆彦
昭和40(1965)年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入 社。平成元年退社後、フリーランスで取材・執筆活動に入る。同3年に「国連における大国協調の光と影」で佐藤栄作賞(国際連合大学協賛財団懸賞論文優秀 賞)を受賞。『月刊日本』編集委員、社団法人日本マレーシア協会理事、拓殖大学創立百年史編纂室嘱託。現在、『月刊日本』に「日本文明の先駆者」を、『月 刊マレーシア』に「明日のアジア望見」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

苦闘の甲斐あって所期の目的─独立を果たすことができたものもあったが、志なかばにして非命に倒れたものも少なくない。「先駆者は常に倒る」という言葉が真に追って感じられる。このような愛国、憂国の志士たちの群像を記したのがほかならぬ本書である。(伊達宗義)

  著者は戦前に刊行された文献を含め、膨大な資料に当たり、祖父をはじめとする日本の興亜陣営とアジアの志士たちとの緊密な連携の実態に迫りました。それは、まさに「汎アジア・ネットワーク」の構築とも呼びうるものであったことが、本書で明らかにされています。(頭山興助)

 坪内氏のアジア主義へ のアプローチは非常に興味深く、魅力的である。アジア主義の歴史はアジア主義者の歴史でもある。個々の人物の魅力を最大限に引き出し、歴史的な文脈の中に よみがえらせることは容易なことではないが、本書は見事にそれに成功している。(クリストファー・スピルマン)

国家の大義  世界が賞賛したこの国のかたち

国家の大義  世界が賞賛したこの国のかたち

(講談社+α新書)   著者:前野 徹

世界を救う日本!!
伝統と誇りを取り戻せば、日本は再び輝く!!




日本論『戦後 歴史の真実』『新 歴史の真実』など数多くのベストセラーをつくった著者が残した救国のメッセージ。 「国家の大義」を取り戻せば、日本は再び輝きを放つ!

若き日、私は幸いにも伝統の魂を継承する戦後の指導的立場にあった経済界の諸先輩、文化人の方々と接する機会を得ました。(略)諸先輩方が当時、熱く語っていたのは、GHQ(連合国軍総司令部)の占領政治によって失われていく、日本人の伝統の精神、真実の歴史でした。(略)日本人は世界最高峰の精神文明に到達した民族です。その心はみなさんのなかにも生きています。我が魂の声に謙虚に耳を傾ければ、みなさんにも先人の悲痛な叫びが聞こえるはずです。先人たちの遺してくれた崇高な精神文明をこのまま埋没させては、後世の日本人にも申し開きできません。今からでも決して遅くはありません。我が心の内なる先人の魂を呼び起こし、「失われし六十年」を超えて、日本人の精神復興に立ち上がろうではありませんか。

著者:前野 徹(マエノ トオル)

1926年、東京都に生まれる。1950年、日本大学法学部卒業。読売新聞社などを経て、1960年、 東急グループの総帥・五島昇氏にスカウトされ、東京急行電鉄の秘書課長に。その後、五島氏の懐刀として政界、財界、マスコミとの折衝役として活躍。この 間、中曽根康弘氏、石原慎太郎氏、安倍晋三氏などと密接な関係を築き、「最後の国士」と呼ばれる。1970年、東急エージェンシー常務。1981年から 1992年まで東急エージェンシー社長。この間、業界13位だった同社を電通、博報堂に次ぐ3位まで躍進させる。アジア経済人懇話会会長、(社)日本経営 士会会長、(社)ニュービジネス協議会顧問などの公職を歴任。2007年2月8日 永眠 享年81歳。