ふくしま国際メディア村
ふくしま国際メディア村
いわき市から世界への情報発信を目指す
自分が出来ることから始めよう!!
「自分にできることは何か? 机上より行動!」
という志を同じくする同士が集まり、このたび地震、津波、原発、風評の4重苦に喘ぐ"いわき"を情報発信地とし、『ふくしま国際メディア村(テント=ゲル造り)』を、市営長町公園内(福島県いわき市内郷御厩4-64)に開村いたしました(平成23年6月10日)。
今回の拠点となる"いわき市"は東京23区の2倍の面積があり、中心地は福島第一原発から約50Km離れています。しかしながら北端が 第一原発から30Km圏に入るため、市全体が「危険エリア」と思われてしまいました。"いわきは危険"という風評はあっという間に広がり、物流だけでな く、農作物、水産物など、ありとあらゆるところに深刻な被害をもたらしております。
被災についての正確な情報がほとんど発信されていません。これが上記のような風評を招き、大きな被害を導いたのです。しかし、これは原 発周辺の町だけの問題ではなく、いまや世界の目から見たら、日本全土が危険エリアとみなされている場合も多く、そのための風評被害が続出しています。
当『ふくしま国際メディア村』は海外ジャーナリストに迅速、かつ正確な生の情報を世界に配信してもらうため、情報提供と活動支援を目的 とし設立されたものです。また、イベントやフォーラム、セミナーなどを企画開催し、被災地自ら世界に向けて情報を発信していきたいと考えております。皆さ まのご理解とご支援をいただき、福島、東北、そして日本全体の復興のために皆さまとともにがんばって参りたいと思います。
平成23年6月吉日
ふくしま国際メディア村
村長 荻野政男
ふくしま国際メディア村 の目的
1.国内外ジャーナリストの招聘
世界のジャーナリストを『ふくしま国際メディア村』に招聘し取材活動の支援を行う。支援内容としては通訳・取材サポート役ボランティアの手配、被災地情報、復興に取り組む地元民、商店や観光事業者の活動情報の提供など。
2.イベント、フォーラム、セミナーの開催
『(仮)いわき、どうするプロジェクト』
若者たちに"震災時とその後""復興に向けてがんばっている人達"のようすをレポートや映像として纏めてもらい発表。
『(仮)3.11大震災あのとき、外国人への対応はどうだった』
災害情報は外国人の耳に届いたのか、など多言語情報発信も含め、在住外国人を交えて討論。
まち再生フォーラム
都市プランナーなどまちづくりの専門家やワーキンググループに参加してもらい福島県、いわき市のまち再生プランを研究、発表。
『(仮)農業、水産どうなるプロジェクト』
有識者やワーキンググループに参加してもらい、事業者と再生プランを研究、発表。
『モンゴル力士と交流イベント』
遊牧民のテント(ゲル)を囲んでモンゴル力士との交流会を開催。
地元商店街・観光事業活性プロジェクト
復興、再生アイディア募集。
インターナショナルパーティー開催
J&Fプラザが主催している外国人と日本人の交流会のいわき版を開催。
『(仮)ふくしま映像の祭典』
国内外のプロ、アマ問わず映像で表現をする人たちに集まってもらい、復興するふくしまを撮り、撮影会を開催。
『(仮)留学生はどうなる?』
今後の留学生の動向や留学生30万人計画、日本の国際化を停滞させないためにはどうすべきかを議論。
東日本大震災被災動物支援活動
被災動物支援活動を行っている『GORON』との協同で支援活動開始。
3.震災支援ボランティアなどへの協力と支援
震災復旧、復興のために活動する団体、個人に対しての支援活動。
4.研究機関への支援
震災や放射能汚染の緩和に取り組む研究機関や企業へのサポート(調査研究の手伝い等)。