通訳ガイドボランティアは就職に役立つ?
学生通訳ボランティアガイドの経験は、就職や自己啓発にどう役に立っているのか、京都外国語大学の3,4年生の3人にお話を聞いた。
右から中川さん、木村さん、駒場さん
中川さん (英語科)・・大学院で教師になるための勉強をしています。ガイドの経験は教える立場に立った時に外国人の人たちとのコミュニケーションの楽しさを伝える上でとても役に立つと思います。またガイドの活動から学んだ日本をよく知る事の重要性も、生徒に自信を持って伝えることが出来ると思います。
木村さん(フランス語学科)・・留学から帰ってまだ数ヶ月なのでしたが、まだ本格的な就職活動はしていません。以前は人前で話すのが苦手でおとなしい性格でしたが、今では留学する程活発な自分になりました。このチャレンジ精神もガイドの活動を通して自分自身に自信がついた事が影響していると思います。ガイドの活動で身についた度胸、責任感、ホスピタリティーで面接官にアピールしようと思います。
駒場さん(中国語学科)・・9月から働くことになった国際空港の運営会社の面接で、ガイドの活動について詳しく話しましたが、人に喜んでもらいたいという気持ちを強く持って活動をしていたことが評価されたと思います。これからはガイドの活動で培ったポスピタリティーの精神でがんばって行きたいです。
金閣寺
龍安寺
インタビューして感じたことは、3人ともとても明るく、人懐っこくて、何事に対しても好奇心が旺盛なことだ。世界の国々の人との一期一会の交流を本当に大切にしてきたんだと思う。彼女たちはどんな仕事についても、人と向かい合い、その人の立場に立って考えることが出来る人たちだと思う。また印象的だったのは、日本人の代表として自分たちが出来ることに積極的に取り組もうという姿勢だ。今後それぞれの道で持ち前の度胸と異文化に対する寛容さ、ホスピタリティーでどんなことにもチャレンジしていってほしい。