幸せになる国際結婚 NO5
幸せになる国際結婚— 「こうであるべき自分」からの飛躍
私の友人で国際結婚をし,4〜5年アメリカに住んだ後に日本に帰って来た人がいます。彼女に初めてあった頃,彼女は少し鬱気味だと訴えていました。アメリカでの生活と,日本での生活にギャップがありすぎて調整できずにいるということでした。
しばらく,私とつきあううちに彼女は,「貴方をみていて,自分を取り戻す事ができたわ。ありがとう。」とすっかり明るい顔で言いました。私が,人がどう思うかを気にする事なく,着たい服を着、分からない事ははっきりと質問をし,周りに気兼ねなく日々の生活をしている様子を見て,(本人はそれなりに気をつかっているつもりなのですが)かつて自分もあのように自由だったと言う事を思い出したと言うのです。その日彼女は青い大きな花柄のついたスカートに、同じ青い色のきれいなネックレスをして素敵に晴れやかに現れました。「以前の私だったらこんな派手な服を着ていたら,何と思われるかしらと気をもんで目立たないようにして,結局自分らしさを出せないでいたのよ。」と,自分が着たい服を着る喜びを隠しきれない様子でした。
日本には、古来の美しい文化があり,世界に誇れる日本の良さも沢山あります。けれども一旦人間関係に話が及ぶと、「暗黙の了解」やら,「あるべき姿」「お決まりの言い回し」「本音と建前」などなど。。。どうも分かりにくく,面倒くさいおつきあいの手続きが必要となります。それで結果として「型にはまった世の中」ができてしまっているように思います。
今は世界の情報が瞬時に手に入る時代になりましたから,日本の外では、こんな「型にはまった生きかた」をしなくても良いのだと言う目が開かれてくる人たちも沢山出て来ています。
ある、インターネットのサイトで,「外国人とばかり恋愛する女子の本音」という記事が載っていました。理由を探っていくと,つきあう相手である外国人が正直あるいは率直なので,つきあいがわかりやすいという意見が大半ということでした。別れるときもハッキリしていて面倒じゃないことが一番の理由でした。
「こうでなければならない自分」を演じる必要のない国際結婚に、人気が集まってきているのもうなずけます。ただ,別れる時もハッキリしていて,面倒でないからと言って,簡単に別れてしまうのはもったいと思います。せっかく自分の文化とは違う目で自分を見てくれる人と一緒になったのだから,新しい自分を発見し,さらに自分に磨きをかけて,世界に通じる国際人としての心の自由な日本人が、沢山増えていってほしいと思います。
特定非営利活動法人 多文化家庭支援センター
王禅寺事務所:川崎市麻生区王禅寺西8−12−30
お問い合わせ whitehouse@y3.dion.ne.jp (事務局長 エインズワース 千明)
ホームページ http://mcfsc.page.tl/
1:幸せになる「国際結婚」のすすめ
2:本当に幸せな結婚とは?
3:アメリカでの子育て 出産
4:アメリカでの子育て 育児
国際結婚 国際人 総集編
家族の思想
儒教的死生観の果実
家族の思想のレビューを見る
加地伸行著《立命館大学教授》
血と生命の連続を核とする儒教的死生観こそ日本人の原感覚である、
という立場から、現代の家族をめぐる諸問題を明快に解きほぐす。
『儒教とは何か』『儒教沈黙の宗教』などの著書があり、独自の儒教研究で名高い著者が、祖先からの血の連続・生命の連続に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の家族の思想の根本であり、日本人の拠り所とすべき精神であると論ずる。
私の友人で国際結婚をし,4〜5年アメリカに住んだ後に日本に帰って来た人がいます。彼女に初めてあった頃,彼女は少し鬱気味だと訴えていました。アメリカでの生活と,日本での生活にギャップがありすぎて調整できずにいるということでした。
しばらく,私とつきあううちに彼女は,「貴方をみていて,自分を取り戻す事ができたわ。ありがとう。」とすっかり明るい顔で言いました。私が,人がどう思うかを気にする事なく,着たい服を着、分からない事ははっきりと質問をし,周りに気兼ねなく日々の生活をしている様子を見て,(本人はそれなりに気をつかっているつもりなのですが)かつて自分もあのように自由だったと言う事を思い出したと言うのです。その日彼女は青い大きな花柄のついたスカートに、同じ青い色のきれいなネックレスをして素敵に晴れやかに現れました。「以前の私だったらこんな派手な服を着ていたら,何と思われるかしらと気をもんで目立たないようにして,結局自分らしさを出せないでいたのよ。」と,自分が着たい服を着る喜びを隠しきれない様子でした。
日本には、古来の美しい文化があり,世界に誇れる日本の良さも沢山あります。けれども一旦人間関係に話が及ぶと、「暗黙の了解」やら,「あるべき姿」「お決まりの言い回し」「本音と建前」などなど。。。どうも分かりにくく,面倒くさいおつきあいの手続きが必要となります。それで結果として「型にはまった世の中」ができてしまっているように思います。
今は世界の情報が瞬時に手に入る時代になりましたから,日本の外では、こんな「型にはまった生きかた」をしなくても良いのだと言う目が開かれてくる人たちも沢山出て来ています。
ある、インターネットのサイトで,「外国人とばかり恋愛する女子の本音」という記事が載っていました。理由を探っていくと,つきあう相手である外国人が正直あるいは率直なので,つきあいがわかりやすいという意見が大半ということでした。別れるときもハッキリしていて面倒じゃないことが一番の理由でした。
「こうでなければならない自分」を演じる必要のない国際結婚に、人気が集まってきているのもうなずけます。ただ,別れる時もハッキリしていて,面倒でないからと言って,簡単に別れてしまうのはもったいと思います。せっかく自分の文化とは違う目で自分を見てくれる人と一緒になったのだから,新しい自分を発見し,さらに自分に磨きをかけて,世界に通じる国際人としての心の自由な日本人が、沢山増えていってほしいと思います。
特定非営利活動法人 多文化家庭支援センター
王禅寺事務所:川崎市麻生区王禅寺西8−12−30
お問い合わせ whitehouse@y3.dion.ne.jp (事務局長 エインズワース 千明)
ホームページ http://mcfsc.page.tl/
1:幸せになる「国際結婚」のすすめ
2:本当に幸せな結婚とは?
3:アメリカでの子育て 出産
4:アメリカでの子育て 育児
国際結婚 国際人 総集編
家族の思想
儒教的死生観の果実
家族の思想のレビューを見る
加地伸行著《立命館大学教授》
血と生命の連続を核とする儒教的死生観こそ日本人の原感覚である、
という立場から、現代の家族をめぐる諸問題を明快に解きほぐす。
『儒教とは何か』『儒教沈黙の宗教』などの著書があり、独自の儒教研究で名高い著者が、祖先からの血の連続・生命の連続に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の家族の思想の根本であり、日本人の拠り所とすべき精神であると論ずる。