2024/12/20 02:09

幸せになる『国際結婚』のすすめ 7

国際人

 


幸せになる『国際結婚』のすすめ


他人ごとではない!!全国で20組に1組。

東京、大阪では、10組に1組が国際結婚の時代

―多文化家庭支援センターからー NO.7

幸せな国際結婚の手引き 



国際家庭の中での大きな障壁のひとつが何と言っても「言葉の壁」でしょう。
言葉の障害を感じない完全バイリンガル同士の結婚も存在しますがそれは本当にわずかです。最低でも一方が相手の国の言葉で十分なコミュニケーションをとれるほどの言語力を持っていない事が多いものです。当然の事ながら言葉が十分に通じなくて誤解などが生じやすくなります。
また、子供ができると子供にどの言葉で教育するかも大きな課題となります。
私たちはとにかく、子供には両方の言葉をしっかり教えるように伝えています。
親子のコミュニケーションは勿論、父方、母方双方の祖父母と交流させてあげる事が子供の成長にとってはとても大切な事だからです。言葉はそのための最低限の条件になります。

それはそれとして、実は言葉が良く通じない方が良い結果を招く事もあります。夫婦喧嘩はイヌも食わないとよく言いますが、イヌも食わないようなどうでも良い理由でしょっちゅう喧嘩するのが夫婦とも言えます。
ところが、喧嘩できるほどの語学力がないと、言い返す事ができません。あのときこういえば良かったとか、頭の中でああも言いたい、こうも言いたいと考えているうちに、だんだんと腹の虫が治まって、別に言わなくても良くなったり、必要以上に相手を傷つけずにすんだりする事もあるのです。

「私の英語力が貧弱だったので、言い返すのが一呼吸遅れる事になって、結果として大きな喧嘩にならずに済んだ事がたくさんあるのよ」と、先日夫婦円満の秘訣を教えてくれた友人がいました。彼女は結婚25年後の今,ご主人の親御さんときちんとした会話ができるようになるためにと、英会話を勉強し始めています。このように、障壁だと思っていた言葉や文化の壁を、視点を変える事によって長所ととらえて困難を克服した例は他にも沢山有ります。

良い事を沢山見つけて、幸せな国際家庭を築いていきましょう。



 

 


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1:幸せになる「国際結婚」のすすめ
2:本当に幸せな結婚とは?
3:アメリカでの子育て 出産
4:アメリカでの子育て 育児
5:「こうであるべき自分」からの飛躍
6: 多文化家庭支援センターサマーキャンプの報告


国際結婚 国際人 総集編

家族の思想

儒教的死生観の果実

家族の思想のレビューを見る

加地伸行著《立命館大学教授》

血と生命の連続を核とする儒教的死生観こそ日本人の原感覚である、
という立場から、現代の家族をめぐる諸問題を明快に解きほぐす。
『儒教とは何か』『儒教沈黙の宗教』などの著書があり、独自の儒教研究で名高い著者が、祖先からの血の連続・生命の連続に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の家族の思想の根本であり、日本人の拠り所とすべき精神であると論ずる