大阪から日本が変わる!!
大阪から日本が変わる!!
大阪の知事と市長のW選挙は、日本全国の注目を浴び、市長選では何と投票率が60%を超えた。これは、政治に関心の低かった20代・30代の若者の多くが自分たちの未来に対して危機感を持ち、投票に行ったからに他ならない。大阪紀伊国屋書店でも、橋下大阪新市長と堺屋太一(元経済企画庁長官)の共著、『体制維新』がランキング1位になっていた。
そこで、今回は、60%を超える投票率に大いに貢献した、学生維新の会の代表市橋拓(ひろし)さん(関西学院大学4年)に話を聞いた。
どうして学生維新の会を始めたのか?
『ドット・ジェー・ピー』という議員インターンシップを経験しましたが、その時に、次の世代にどんどん付けを回している今の政治の姿勢に疑問を持ち始めました。しかし、そのことについて若者があまりに関心が無い。そんな状況を何とかしようと、学生と議員の交流会を計画しました。そこで、学生より当時の橋下元大阪府知事とイベントをやりたいという希望が多くありましたので、知り合いの議員さんに頼んだり、直接府庁に提案書を持っていったりしましたが、中々意見が届きませんでした。そんな中、『経済人・大阪維新の会』の発足会にボランテイアとして参加するチャンスがめぐってきました。そこで、橋下さんの講演があり、質疑応答の時間があったのですが、少し沈黙の時間があったので、挙手をして、質問の機会を得ることが出来ました。
そこで、私たちが大阪の学生を集めるので、『大阪はどうあるべきかを語ってほしい』と知事に直接頼んだところ、知事自身より、『学生維新の会をやってください』と直接頼まれました。思わず会場から拍手が沸き起こり、私の大阪維新の会との関わりが、橋下元知事の言葉で事実上始まりました。そして、生野区、福島区の補欠選挙で、仲間を集めてポステイングの手伝いを授業の合間にしたことを認められて、2010年10月13日に、橋下元知事も同席の上、学生維新の会が公式に発足したんです。
市橋さんは、驚くほど真面目にひとつのことに向かい合いあいますが、どうしてそこまで
頑張れるのですか?
高校時代に、在日韓国人の友人が帰化しようか悩んでいた時に、一緒に韓国に行ったことがあるんです。そこで、同世代の若者が流暢な英語で真剣に自分の国のことを話す姿に驚きました。また20代の若者が徴兵制があることもあり、とてもたくましく見えました。自分たちはこのまま、ぬるま湯に浸かっていていいのかという思いが日々強くなったように思います。また、幼い頃より祖父が、国の為に戦って尊い命を失った人たちの話をよくしてくれたことも影響していると思います。私たちが安心して今ここにいるのは、日本を作ってくれた人たちのお蔭ですから、私たち若者も感謝の気持ちを持って、日本の国の為に行動しないといけないと思います。政治は特別なことではなく、みんなの未来に関係のある大切なことです。私たち若者が当事者意識を持って、世の中を良くするためにどんどん政治に関心を持っていけば、必ずその気持ちに答えることが出来る人が日本中で現れてくると思います。
学生維新の会 発足式就任。800名の前で演説する市橋さん
『若者よ!!当事者意識を持とう!!』
5:08から市橋さんの若者へのメッセージがあります
市橋さんは現在就職活動をしているが、将来のリーダーを探している企業ならどこでも採用を検討するであろう。彼のような学生が大阪維新の会を影から支えていた事実を知り、とてもうれしくなった。