日中韓の学生が一組になる体験を共有する
日中韓の学生が一組になる体験を共有する
(右が優勝したwasabiチームの王青波さん)
OVAL (Our Vision for Asian Leadership) lは今年で10回目を迎える、日本・中国・韓国の大学生がひとつのチームを作り英語でビジネスのプレゼンを競う大会だ。1週間にわたる合宿スタイルで行われるこのイベントの最終プレゼンは、8月19日、東京・代々木オリンピックセンターで行われた。
30組90名が熱のこもったプレゼンをしたが、ファイナルに勝ち残り、優勝に輝いたのが、
チーム「wasabi 」。名前の通りキレのいいプレゼンは多くのプロの審査員を唸らせた。
優勝した王さん(東京大1年日本代表)はいう。
『学生の時代に他の国の学生と一つのことについて、徹底的に議論したり、一緒に問題の解決方法を考えることはとてもいい経験になりました。みんなの共通言語は英語しかないので、一日中英語でのコミュニケーションは大変でしたが、他のメンバーにも助けられ、何とかいいプレゼンができました。』
政治や歴史のような、主観的になりがちな問題ではなく、ビジネスという中立的な課題に意識の高い学生達が一緒に取り組むことの意義は大きいと思う。1週間の合宿スタイルをとっているのもこのコンテストの特徴だ。プレゼンの準備だけでなく、パーテイー、観光のプランがあったりとお互いを理解する為のプログラムも用意されている。OVALのイベントを通して、学生達が、将来のリーダーとなり、お互いの国同士の理解ももっと進んで行くことを願っている。