2024/11/05 17:08

学生の無限の可能性を引き出す  ROCK CHALLENGE

特集

 

 

学生の無限の可能性を引き出す


世界130万人以上の若者が参加した伝説のイベント
『ROCK CHALLENGE』

 




『ROCK CHALLNEGE』・・1988年、オーストラリアで始まった若者の『健全なやる気』を引き出すイベントで、UNESCOやWHOなどでも認知され、今では、『パフォーマンスの甲子園』として全国でテレビ放映されている。また、オーストラリア以外でも、ニュージーランド、イギリス、ドイツ、日本、南アフリカ、UAEなど120箇所で公演されている。世界でもまれに見る高校生が主体になって全てを作り上げていくイベントとして、多くの国際教育機関で世界最高の『健全教育プログラム』と高く評価されている。

グローバルコミュニティーにて3月よりインターンとして活動しているドイツ人留学生のアンドレスさんがプロデューサーのディスタシオさんにお話を聞いた。

 



Q1:(アンドレスさん)ROCK CHALLENGEがこれほど長期に渡り、学生達の心を捉えた原因は何だと思いますか?


A1:(ディ・スタシオさん)ROCK CHALLENGEは、学生達が全てにおいて、自分達で考え、壁にぶつかりながら、みんなで協力してひとつのものを作り上げる楽しさを体験できる機会を与えています。
もちろん、音楽、ダンス、演出などの専門家が手助けをすることはありますが、あくまでもアドバイザーで、主役は学生達自身です。私たち教育者は、学生達の可能性を少し、低く見ているところがありますね。
教育とは、彼らの無限の可能性を引き出すことだと思います。私たちはパフォーマンス集団ですが、あくまでもアドバイザーの役割以上ではありません。彼らの可能性を信じて、最高のパフォーマンスの舞台を提供することに集中します。プロが演じるのと同じステージに立つことが出来る喜びを,彼らにも味わってほしいと思います。

 



Q2:このイベントを日本で行おうと思われた理由は何ですか?またこれからの活動の抱負を聞かせてください。


A2:オーストラリアなど欧米系の国での学生の一番の問題は、過度の飲酒、喫煙、覚せい剤、不特定のパートナーとの異性行為などです。学生達がエネルギーのはけ口を安易な快楽に求めていることです。これは大きな社会問題になっており、例えば、南アフリカなどは、高校生の15%がHIVのキャリアであるといわれています。一方、日本の学生の問題は、少し違います。彼らの一番の問題は、『空気が読めない』つまり社会的にどのように振るまっていいのかわからないということです。学生達の能力を測る物差しが画一化されて、彼らから自由な考えや発想を奪っているように思います。
あと、日本のあまりにも商業化されている大衆向けのショービジネスに対する『アンチテーゼ』という考えもあります。未成年の子供達がCDセールスの為に性的に利用されているような今の状況は、ある意味『放射能』より危険だと思います。

日本での活動は2006年より5回のステージを行って来ました。まだまだ日本ではインターナショナルスクールの学生さんが中心ですが、年々一般の学生さんの参加も増えて来ています。日本でのパフォーマンスの特徴として今後はもっと日本の伝統的な音楽を取り入れて行きたいと思います。その事により、海外に日本の伝統芸能を紹介することも出来ますね。《修正 改行無し》日本の伝統的なパフォーマンスはプロデューサーの私から見ても品格があり注目を浴びると思います。今の日本人の学生のパフォーマンスはHIPHOPなどのアメリカの影響が大きい様ですが、彼らの魂にも触れることが出来る精神性が日本の伝統文化にはあると思います。
私の夢は、日本のいたるところで Rock challengeが 行われ日本の高校生がオーストラリアの学生の様に自分を自由に表現する楽しさに気づいてくれることです。

日本人女性と結婚しているディスタシオさんは心から日本の学生たちのことを心配し、健全なフォーマンスの力で彼らを救いたいと思っている.10月に行なう第二回の国際紅白歌合戦でも喜んで協力してもらえることになった。『ROCK CHALLENGE』がより一層日本でも認知され、参加する学校が増えて行くことを願っている

インタビューをした、Andreas Steiner(ANDIさん)独協大学交換留学生の感想


Rock Challenge について全く知識が無かったので少しインタビューn前に、下調べをしたが、ディスタシオさんにお話を聞いて本当に驚いた。彼のような人がもっとNPOなどの非営利組織で活躍してほしいと思った。彼は、今若者が抱える問題を良く理解しており、本気でその問題を解決しようと果敢に挑んでいる。プロジェクトを通して、若者に大きな舞台でチャンスを与え、自分自身の力で誘惑を跳ね返すことが出来ることを示そうとしている。また性的に乱れた現代のポップ音楽に対する警笛すら鳴らしている。ROCK CHALLENGEを全世界に広げて行こうとされている姿にとても感銘を受けた。今後もこの『想い』が今以上に多くの支援を受け、またディスタシオさんの益々のご活躍を願っている。

 

2012年のROCK CHALLENGE JAPANの様子はこちらからご覧いただけますhttps://www.yokosojapan.net/article.php/rockchallenge2012_event_ja

ROCK CHALLENGE JAPAN 公式サイト  http://www.rockchallenge.jp/