スタントメソッドを学んで No.1 スタント先生の生き方そのものが生きた教材だ
《スタント先生の生き方そのものが生きた教材だ》
4月号で紹介したスタント教授の学生への熱い思い。そのスタント教授法に共感を受けた人たちを1年にわたって紹介したい。
小山祐未さん
(早稲田大学国際教養学部2年)
その1回目は人材教育の専門家を目指す、小山祐未さんだ。小山さんがスタントメソッドに興味を持ったのは、大学1年の時。大学教育についてのスタント教授 の授業を受けてからだ。学生の発表とディスカッション中心の授業だったが、学生一人ひとりが自分の思っていることをみんなの前で話すことがとても刺激的 だった。
今の大学では、学問や将来について真剣に議論することが授業中でも外でも非常に少なくなっている。スタント教授は個々の学生の発表を題材にして、学生同士 のディスカッションをリードする形で授業を組み立てていく。モチベーションのクラスではスタント教授の経験から学び取ることが多く、自分自身のモチベー ションが上がって行きいろいろな事を深く考えさせられる。
小山さんは言う。『私たちは、豊かな時代に生まれ苦労を知らない世代です。大きな困難があっても前向きに受け止めて乗り越えていくスタント先生の生き方そのものが一番の教材だと思います』
以前からよく言われることだが、日本の大学は一旦入学するとあまり勉強することを強要されない。小山さんの ような目標のはっきりしている学生や向上心に燃える学生には物足りなくなっているのも事実だ。また一見、あまりやる気がない様に見える学生の多くは、この ままではいけないのではないかと漠然と感じている。彼らの気持ちにこたえることの出来る、情熱を持って学生と向かい合う教員の人たちが増えていくことを 願っている。
「できない大学生」たちが、なぜ、就職で引っ張りだこになったか
面白いように「やる気」が目覚める9つの方法
「負け組み」だと思っていた学生たちが、スタント教授の講義を受けると変わっていく。優良企業の採用担当者や、社長までもが、「おたくの大学生が欲しいの ですが」とやってくる。あきらめない教育者の本気の姿勢が学生たちに本当の自分を取り戻させる。どんな状況でも生徒を信じてベストを尽くす魂に訴えるスタ ント教育法がわかりやすい事例で紹介されている。就職に悩む若者だけではなく、現役の教員の人たちにもぜひ、読んでほしい1冊だ。
著者 カワン・スタント氏:早稲田大学臨床教育科学研究所所長
貧しい家庭環境、インドネシアの内戦、度重なる日本での迫害。しかし、それにもめげず、「工学」「医学」「薬学」「教育学」の4つの博士号を取得。その才 能は日本ではなくアメリカで開花し、88年米デュレクセル大学工学部準教授、90年トーマス・ジェファーソン医科大学医学部準教授を兼務、93年に恩師の 頼みで再来日。桐蔭横浜大学工学部教授に就任し、「学生のやる気を引き出す」教育法を確立。Nikkeiビジネスでの紹介記事が大ブレイクし、教育界のみ ならず、社員教育に悩むビジネス界からも注目される。また、
日本のみならず、母国インドネシア・シンガポール・マレーシア、中国の政府や関係機関からも熱烈なラブコールを受け、それぞれの国で講演。その様子は、現地のマスメディアでも大きく取り上げられている。
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