担当教員の驚きの声 大きな成長を遂げる留学生たち
担当教員の驚きの声
インターンシップを暖かくサポートしてくださった、
学生たちが在籍する大学の学部教授にお話を伺いました。
大きな成長を遂げる留学生たち
国士舘大学 政経学部 准教授 横須賀柳子氏
就職活動も「まだ先」という思いの学部2 年生にとって、まずは説明会で「生の」社会人の方から働くことの意をうかがうことができたのは、大変有益な機会だったと思います。その後、私自身も事前研修会、修了報告会の見学、企業様への訪問をお許しいただいて、学生たちの学びの様子を拝見しました。
事前オリエンテーション時、異文化でのビジネス社会を初めて経験するひよこ達は不安と期待でいっぱいのようで、私も我が子を送り出す母親の気持ちでした。ところが、しばらくして研修中にうかがった企業様でみた学生たちの様子は、私の懸念を瞬く間に払しょくしてくれました。そこにいたのは、教室でぼんやりと授業を受ける「大学生」ではなく、ひよこながらも「いっぱしの社会人」と言える自信と貫禄が満ち溢れていました。
そして、研修後の報告会で見たインターン生たち全員の成長ぶりには本当に驚かされました。ほんの数週間ながらも実社会での学びの成果の大きさを思い知ったのです。大学機関での学びは所詮、守られた環境内での断片的なものでしかあり得ません。
どれほど経済学、経営学、ビジネス日本語などの知識を得たとしても、それはあくまでもバーチャル世界の中。それらの机上の知識をビジネス現場で実践してこそ、真の「学び」となるのだと思います。そして、身体にしみ込んだ実践知を得た後の学生たちは、人生のビジョンがより明確化されるため、それまで安穏と過ごした学生生活に積極的に意味を見出そうとするのです。
これまで、大学と企業は閉じた関係性にあったかもしれませんが、今後はより有機的な関連構造を構築していくことで互いを知悉しながら、より充実した予備職業人育成に努めていくべきだと考えています。
JPM留学生インターンシップの魅力
城西大学 現代政策学部教授 霧島和孝氏
城西大学現代政策学部におけるJPM 留学生インターンシップは、金語婷さんという一人の中国からの熱心な留学生によって3年前に始まった。金さんを快く受け入れてくださったのは、㈱クオリスコミュニティさんである。接客、電話応対、同行訪問に至るまで日本のビジネスと不動産業について、会社を挙げての丁寧なご指導に与った。おかげさまで金さんは、わずか4週間で目を見張るほどの成長を見せた。日本語能力が一段と向上したのはもちろんのこと、日本文化や日本のビジネス社会に対する理解が深まり、日本語でのコミュニケーション能力に磨きがかかった。
金語婷さんの活躍は留学生の間で大きな話題となった。学内で説明会をして頂いたこともあり、2012 年度は3 名。2年目となった2013 年度は、このインターンシップの話が経営学部にまで広がり、合わせて9 名もの留学生が参加するまでになった。現代政策学部は学部開設以来、特にインターンシップに力を入れてきた。
事後報告会は留学生を含め100 名程度が出席する大きなイベントとなるが、JPM 留学生インターンシップ参加学生の報告はその中でも卓出している。もちろん日本の学生でも素晴らしい報告はあるが、熱意が強く感じられる点において留学生の報告が優っている。
留学生の熱意に対しそれ以上の熱意で応えてくださったのは、受け入れ先の企業の皆様ではないだろうか。改めて感謝申し上げたい。きめ細かい実習指導はもとより、一緒の食事のほか、留学生のために盛大な歓送迎会やホームパーティまで催してくださった場合もあったと聞く。留学生をインフォーマルな場面を通じても成長させていただいたのではないかと思う。現代政策学部としてもこれまで以上に熱意を持って応援していきたい。
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