JPM留学生インターンシップを終了しての感想
- 2017/09/28 09:23
第63回国際学生会議の発表が2017年8月27日に、オリンピックセンターにて行われた。
この会議は、1954年に創立された日本で一番歴史のある学生の国際交流団体で、12カ国から84名の外国人の参加者を迎え始まった。
今回で63回目を迎えるが、以下の5つのグループに分かれて研究と議論が7日間なされ、
東京代々木のオリンピックセンターにて発表された。
1:現代における貧困の女性化
2:機械と人間のあり方
3:気候変動 〜自然に優しい思考で未来を明るく〜
4:資本主義と貧困・格差
5:トランプ大統領時代の国際関係
全ての発表を興味深く聞いたが、今回は、地球規模で取り組む問題であり、また一人ひとりの根本的な意識変革が必要な『気候変動』のテーブルを選んでインタビューをさせていただいた。
リーダーのベトナムの大学生アンさんや、ニュージーランド、ノルウエー、フィリピン、インドネシア、日本の参加者にお話を聞いた。
どうして、この課題を選んだのか?
私の国ベトナムも物理的に、気候変動の影響を大きく受けているし、多くの参加者に聞いても、同じように考えている学生が多かったから。
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ニュージーランドでも大きな問題になっていて、今、真摯にこの問題に向かい合わないと経済的にも破綻してしまうという危機感がある。もちろん、世界的に見ても、気候変動は一番大きく、真剣に立ち向かう必要がある問題だと思う。
色々な国の学生さんと話をして、どう思ったか?
ニュージーランド人は、他の国に比べると関心がより高いように思った。しかし、この問題は、地球全体の問題で、特定の国だけが深く関わっても解決できる問題ではない。そういう意味でも今回の学生会議のように、色々な国の若者がそれぞれの状況を直接その国の人たちから聞くことが出来ることは、とても貴重だった。
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多くの国の学生は気候変動について、大きな危機意識を持っていることがわかった。バングラデェシュなどは、水位の上昇で、住む場所がなくなる問題も起こっていると聞いた。そんな話と比較すると、一般の日本人の学生の、『気候変動』に関する問題意識は低いといわざるを得ないが、今回学んだことを出来るだけ多くの人たちに伝えていき、『気候変動』に関する問題意識を高めていきたいと思う。
7日間の議論で、気がついたこと、学んだことは何?
『気候変動』に対して、牛肉の消費量を減らす、取り組みなど、すぐにでも出来ることがけっこうあることがわかった。もちろん、全ての人たちが一度にベジタリアンになるとは言わないが、牛肉を食べない日を週に1回決めるなど、私たちでも、取り組んでいけることがありそうだ。あと、地産地消の考え方も大切だと思う。
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私の国フィリピンでも『気候変動』は大きな問題だ。この様に色々な学生と関わることで多くの気づきがあったが、それをまとめて次の人たちに伝える努力が大変重要なことだと感じた。
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日本も肉の消費量は世界でもTOP10に入っている。ファーストフードが広がっている国から率先して、肉の消費量を減らす努力をすればいいのではないかと思った。
海外からの参加者も多かったが、日本人参加者も、様々な国の現状に触れ、問題の重要性、緊急性に改めて気づいた様だった。
参加した学生さん、それそれが、世界の課題を解決しようと真剣に議論した気持ちを持って、
社会に巣立っていき、また同じ気持ちを持った人と繋がっていけば、大きな問題も解決可能かも知れない。
第63回国際学生会議
高齢化社会の問題をアジアの学生と考える
第59回国際学生会議の成果発表会
https://www.yokosojapan.net/article.php/20131007international-student_event_ja
今までどおりのペースで環境破壊が進むと、2050年には、ほとんどの人間はまともな生活すら、出来ないほど、大きな環境の変化が起こると多くの科学者は訴えています。
(地球が壊れる前に レオナルド・デイカプリオ主演 ナショナルジオグラフィック 紹介動画)
Tble 現代における貧困の女性化
国際紅白歌合戦が初めて海外で行われます。その記念すべき最初の国は、今、日本人の最大の留学先、フィリピン、セブ島です。会場は、日本人観光客にもおなじみの、AYALA CENTER。
8月6日14時からイベント会場で行いますので、入場無料ですので、お近くにお住まいの方、この夏旅行で行かれる方は、ぜひ、お立ち寄りください!!
『フィリピン人は日本語で、日本人は、外国語で歌う、歌の国際交流イベント!!』は、8月6日14時からです!!
facebookのイベントページです
「全関西大学新歓フェスタ」関西の自動車部が一同に集結
車は、単なる移動手段ではなく、自己を表現する媒体であり、また、日本を代表する技術の象徴でもある。しかし、近年の若者の自動車離れは、深刻で都市部の20歳の免許所有率が、50%を下回るという数字もある。一方、留学生の間では、日本の優れた先端技術、特に車の性能などに関心のある者も多く、自動車部への入部も増えているという。その意味でも、自動車部の活動を活発化させる「全関西大学新歓フェスタ」は国際交流の視点でも有意義な取り組みだ。
このイベントの主催代表者で立命館大学3年の松田にお話を聞いた。
Q1:どうして、自動車に興味を持ったのか?
A1:子供の頃から、車好きの父親に自動車のおもちゃを与えられて自然と車に興味を持った。
立命館大学を選んだのも、練習場が学校の近くにあり、自動車部も伝統があったから。
Q2:自動車部の実際の活動の楽しさ、やりがいと問題点は?
A2:自動車部は、体育会系運動部の部活で、学校からも予算をもらっている。
その意味もあり、大会に出たら、勝つことを目指して練習をする。個人や団体でラップタイムを競う形で競技を行うが、案外体力もいるので、日々の地道な練習が欠かせない。部で車も所有していて、みんなで車両の整備もしている。運転競技だけでなく、メカが好きな人も楽しめるのが、自動車部のいいところ。
一番の問題点は、お金が掛かることだ。自動車部が使うようなタイプの車は、最近はあまり製造されていらず、先輩が使っていたものを購入する場合も多いがそれでも、駐車料金などを考えると学生にとっては、囲うな負担になる。最近は、裕福な留学生も増えていて、親に現金で新車を買ってもらったりしている学生もいるとは聞いたことがあるが、私の身の回りの学生はバイトで部費などをまかなっている日本人学生がほとんどだ。あと、部員の勧誘も、自動車が好きな学生も減ってきているので、どこの自動車部も苦労している。そのこともあって、考えたのが、各大学の自動車部が集まる「全関西大学新歓フェスタ」だ。
Q3:「全関西大学新歓フェスタ」について
A3:立命館大学/同志社大学/京都大学 /京都産業大学/大阪経済大学/関西学院大学/和歌山大学/甲南大学/桃山学院大学/神戸大学/大阪大学/大阪工業大学の全12校の体育会自動車部が集まり、大阪の泉大津市で2017年4月15日に、第一回目を開催した。
当日は、関係者を含め600名ほどの参加者があり、イベントに協賛した「ヤナセ」による、最新モデルのメルセデス・ベンツの同乗試乗。また、プロのドライバーのトークショー、同乗試乗による、プロのドライビングテクニックの体験などもあり、多くの新入学生や自動車部の部員もとても楽しめる体験であった。
あと、様々な乗車体験が出来たが、深井総研から提供されていた、水をエンジンに入れて、走行していた車も中々、興味深いものだった。12気筒のエンジンからロータリーまでの車があったが、考えもしないことだったので、多くの学生が興味を示していた。また、ハイブリッド車や燃料電池車など新しい技術にも興味を持っている学生も多かったように思う。
イベントの協賛に関しては、幸運にも自動車部のOBのサポートを頂き、最終的には自動車のパーツメーカーなど、30社の企業や団体の協賛が集まってくださった。
Q4:日本人大学生や日本で勉強する留学生に自動車部の紹介メッセージを
体育会の自動車部なので、車関連の企業には、OBなども多く、部員になると、就職にもとても有利だ。
また、車にも詳しくなるし、様々な大会でも様々な経験を積んで、自動車の魅力を知ってほしいと思う。
「全関西大学新歓フェスタ」や自動車関連業界の人たちと協力して就職説明会なども企画して、どんどん活動を活発にしていきたい。また、近年どんどん大きくなっている全日本エコドライブコンテストにも参加している。そこではタイムでなく、燃費も競う大会だが、そのようなことに興味のある学生も大歓迎だ。あと、今免許を持っていなくても大丈夫。自動車部では、教習所と共同で特別プランなども作ったりしてできるだけ安価での免許の取得を促している。
また、内の大学にも2名の留学生の部員もいるが、他の大学でも近年少しずつ、留学生や女学生も増えている。自動車部は業界のトレンドも取り入れてこれからも進化していくだろう。ひとりでも多くの学生に、自動車部に関心を持ってもらえるとありがたい。
AUTO MESSE WEB
http://www.automesseweb.jp/2017/04/23/21344
ハヤリバンヤルで活躍するモンゴル留学生会
2017年5月4日、東京都練馬区光が丘で、モンゴル最大の祭り、17年目のハヤリバンヤルが行われた。このイベントを中心になって実行しているのは、在日のモンゴル留学生会だ。ハヤリバンヤルとは、モンゴル語で春祭りという意味だ。
留学生が中心になって運営しているが、ライオンズクラブや地元練馬区の交流団体やNPO、商店会、ボランテイアの日本人学生などが、サポートし、モンゴル人と日本人が協力しながら運営をしている理想的なイベントだ。
モンゴル相撲やファッションショー、民族楽器の演奏、モンゴル語教室、料理など、一日でモンゴルを体感できる恒例のイベントだが、なぜかいつも懐かしさを感じる。
モンゴル語って、実は縦書きだってご存知でしたか?また、日本語に文法もとても似てるそうです。だから、モンゴルの人たちって日本語が上手な人が多いんですね。
留学生会の副会長、AMARZULさんは、日本でしっかりと技術を身につけ、母国に帰って貢献したいという。学業、アルバイト、留学生会の活動を通してのライオンズクラブとの交流など、とても充実した毎日を送っていると話してくれた。
ハヤリバンヤルにいけなかった人たちに、AMARZULさんのお勧めのイベントが、年末にあります。
新年を大家族で迎えるモンゴルの伝統を受け継ぎ、毎年、200名近くの留学生が全国から集まり、新年会パーティーやモンゴル出身の力士も参加し、スポーツ大会も行われます。日本人の学生さんや若者も大歓迎。ぜひ、モンゴルの留学生と一緒に楽しみましょう!!
モンゴル留学生会 HP http://yamoh.org/
留学生インターンシップにも理解を示してくれたAMARZULさん
以下、2016年のテレビで中継された様子です。
2016年11月15日、東京、信濃町の明治記念館にて、日管協フォーラム2016が行われた。
国際交流部会のパネルディスカッションでは、外国人スタッフや海外で不動産ビジネスをする経営者を交えて、各国の賃貸事業が紹介された。
まず、㈱イチイ荻野代表より、『世界の賃貸借とマーケット、ユーザー特性の違いとは』と題して、基調講演があり、その後、パネルディスカッションに移った。
コーディネィターは、外国人向けの賃貸保証のサービス及び外国人入居者向けのサービスを展開する㈱グルーバルトラストネットワークスの後藤代表がつとめた。
後藤氏より、在日外国人を理解するためにも、海外での賃貸住宅事情を知り、その人たちの考え方も理解しようという話があり、その後、各国の事情に詳しい担当者が、それぞれの国について話をした。
フィリピン担当(㈱セブ社会人留学CEO 若村雄介氏)によると、フィリピンでは、外国人の高級一戸建てやマンションなどは、個人のエージェントは仲介を行ってはいるが、管理会社のようなサービスはあまりなく、多くの場合は、オーナーとの契約書に基づいて問題は対処されるとのこと。長年アメリカの統治下にあったので、契約書を遵守する文化はあるとのこと。また、一般のフィリピン人が住むようなところは、張り紙などを見て、部屋を探すそうだ。
タイ・ベトナム担当(㈱エヌアセット代表 宮川恒雄氏)によると、ベトナムでは、図面がなく、また業法なども整備されておらず、借主から手数料を取る習慣もないので、契約をするのも大変だという。こちらも仲介会社は存在するが管理会社というものは存在しない。
また、タイ・ベトナムでは、入居審査のようなものもなく、条件なども明記がないので、何人で住んでも別段問題視されていない。また、水周りの故障なども良く起こるが、その場合はオーナーと直接やり取りをすることが、一般的らしい。
ネパール担当は、㈱ピープルジャパンにつとめる、ネパール人のワイバ・スニタ氏。
スニタ氏によると、ネパールは、オーナーと入居者が直接やり取りをするのが、通常だそうだ。しかし、多くの場合は、オーナーが所有する物件に住んでいるので、相談は比較的しやすい。停電や断水などは、まだまだ日常茶飯事で、住居に関しても細かいところまで、決め事はない状況だ。
中国について、語ったのは、㈱ピープルジャパン、李玲玉氏。
中国も、上海や北京などの大都市でも、管理会社はなく、オーナーとやり取りは、直接かあるいは物件を紹介した仲介会社になるそうだ。また李氏によると、中国の賃貸物件は、基本的な家具がついているケースも多く、日本に来て、何もない部屋を案内され驚いたと話していた。
また、関連の法整備も遅れており、今は貸主の立場は、日本と比べるとかなり強いそうだ。
最後に、韓国については、韓国出身の金グンエン氏(㈱グローバルトラストネットワークス)が、現状を伝えた。
韓国は、契約時に多額の契約金(ジョンセ)をオーナーに預けることで、家賃を払うことはなかったが、近年は金利も大幅に下がってきたので、家賃(ウォルセ)と併用しているとのこと。
また、仲介会社はあるが、日本のような管理会社はほとんどなく、不動産管理業について日本から知識を得ているそうで、レオパレス、ダイワハウスなども日本から進出している状況。
各国の賃貸住宅に関する諸条件は、様々で、ゴミの問題、騒音に対する意識、社会の寛容性など、日本とは大きな違いがあるのは現実だ。
そして、それに対応するには、まだ日本の生活に慣れていない人たちには、多言語で相談出来る窓口を作ったり、母国語に翻訳された資料などを用意して、日本の状況を根気強く、教えて行くことが、管理会社として重要であろう。
また逆に、日本人側としても、海外の人たちの常識についても、理解をして、可能なところは歩み寄ることも時には大切だという結論に至った。
住まいの問題を通じて、海外の文化を知るという観点からも、とても有意義な機会であった。
このフォーラムは、来年2017年も、11月14日に、同明治記念館で行われる予定。
第6回JPM夢の賃貸住宅学生コンテスト発表会
2017年11月15日、東京、信濃町の明治記念館で、公益財団法人・日本賃貸住宅管理協会主催の『第6回夢の賃貸住宅学生コンテスト』発表会が行われた。
今年のテーマは、『賃貸住宅をもっと自由に』
年々レベルの上がるこのコンテストだが、今年もプロの審査員もうなる力作が揃った。
また、今回より初めて、アイデア部門も新たに創設され、こちらも思わず、微笑んでしまうユニークな作品が集まった。
アイデア部門は、
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村上春樹の小説からヒントを得た、住まいの新しい概念。
イタリア人の友人の、ふとつぶやいたことから、考えた、緑と共に暮らす住宅。
地方で取れた野菜の販売所とそれを使ったレストランなどが入った、都会の暮らす人たちも安らぐコミュニティー住宅。
住まいの形態にこだわらない、猫の行動から発想した街づくり提案などが受賞した。
また、デザイン部門は、
集合住宅の縦軸を1家族の住居とし、横軸は、子供世代、父親、母親などが同世代で、繋がるコミュニティーとする斬新的な提案。
玄関で居住空間と屋外を隔てない、自然と一体になった居住空間の紹介。
街に転がっている廃材などを集めて、それに色をつけることにより、街の中をカラフルにする楽しい提案などが入賞。
この表彰のためにイタリアから駆けつけた、服部克紘さんは、日本建築の、美しさ、強さ、便利さを最大限に生かした街づくりの提案をしてくれた。
またまた、ツイッターの投稿を見て応募したという服部さんは、日本には、イタリア人もうらやむ、芸術的な建築も多いので、日本人としての感性を生かした建築や住居の提案を将来もしていきたいと語ってくれた。
今回は、ドイツや中国からも、応募があったこのコンテスト。
6回目を迎え、ますますレベルも上がってきており、審査にも熱が入ったと総評があった。
今後も、多くの学生さんたちが、住まいについて、自分の意見を、『アイデア』で、『デザイン』で、自由に提案できる貴重な体験として、このコンテストが発展することを期待している。