2025/04/25 07:38

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志高く 孫正義正伝 井上 篤夫 (著)

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志高く 孫正義正伝
井上 篤夫 (著)


孫正義の原点とビジョンを見事に活写した人間ドラマ!


徒手空拳から立ち上がり、日本を代表する事業家となった男・孫正義。孫の原点となる少年時代に始まり、アメリカでの青春時代、そしてソフトバンクの創業時代から情報革命に挑む現在に至るまで、波乱に満ちたその半生を、孫がもっとも信頼を置く作家・井上篤夫が二十数年にわたる徹底取材で描いた決定的評伝。読むと勇気と活力が湧いてくる、孫本人がはじめて公認した「正伝」。
この本を読めば、孫正義の人間性とビジョンがわかる!
日本テレコム買収、固定電話参入に続いて、ダイエー球団運営に名乗りを上げて、さらに脚光を 浴びるソフトバンクグループの総帥・孫正義氏。本書は、氏に十数年間密着取材してきたジャーナリスト・井上篤夫氏渾身の評伝ノンフィクションです。 とりわけ、佐賀県に生まれ、福岡県で過ごした少年時代の孫氏について、井上氏は他の「孫正義本」とは一線を画した徹底取材を 行っており、「なぜ孫氏が福岡ダイエーなのか?」という疑問に対するひとつの解答を提示しています。 また、「『デジタル情報革命』をめざす」という孫氏の志とビジョンを本書で理解すれば、「コンテンツ」のひとつである球団運営という考えが、決して唐突ではないことがわかるでしょう。
日本を変えつつあるこの稀代の人物を知る上で、必読の書です。 ぜひご一読ください。

先日、作者の井上篤夫氏のセミナーを受ける機会に恵まれた。井上氏は、国内外の著名人に取材し、多くの人気作を発表しているが、今回は、孫正義氏が30歳の頃のインタビューの音声を聞きながら、孫氏の魅力を語った。その場にまるで孫氏がいるかの様に感じさせる見事な解説であった。その話の中で一番印象に残った言葉は、『愚直』という言葉だ。思い込んだら、徹底的に何があっても地道に信念を貫くこと。天才的な事業家と言えど、その道は苦難の連続だったのだ。思いの強さが大切だと改めて感じさせられたセミナーだった。(グローバルコミュニティー 編集長 宮崎計実)

 

レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 no.20

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レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 no.20


将来は4ヶ国語話せるようになって大きな夢をかなえたい


1993年生まれの、キン・スン・ヒョン(Kim Seung Hyun)さんは、日本で働いた経験のある韓国人の両親からの強い薦めで、16才の時に、日本にあるカナダのインターナショナルスクールに入学。英語もほとんど出来なかったので、最初は慣れるまでかなり苦労したが、友達が出来てからは勉強にも自信が出てきて、何とか卒業することが出来た。
そして、英語にも日本語にも自信がついた彼が選んだ学校がレイクランド大学・ジャパンキャンパス(LCJ)だ。本当の国際人を目指すスンヒョンさんのような学生さんが納得いく環境がLCJにはあるという。
「韓国人の私には、英語が出来るだけでは不十分です。それに観光関連の仕事に興味のある私には、「日本のホスピタリティー」はとても魅力的ですね。「お客様は神様」の精神を徹底しているのはおそらく日本だけだと思います。将来は、航空会社あるいは、ホテルなどで働いてみたいと思っていますが、漢字にも自信がつけば、中国語も勉強したいですね。私は外国語でコミュニケーションすることがとても好きなので、4ヶ国語話せるようになって世界中の人たちと交流するような仕事に就きたいです。LCJで、2年のカリキュラム修了後は、アメリカ本土の大学だけでなく、上智大学や多摩大学(グローバルスタディ)に編入することも出来ますし、またホテルマネイジメントなどのレベルの高いスイスで勉強することも選択肢として考えています。教育のバックグランドや進学先も様々な友達とお互いの夢を語るものとても楽しいですね。LCJは、少人数制なので、一緒に学ぶ世界中の友達とも仲良くなるのも簡単ですよ。あと、教授やスタッフの人たちがとてもフレンドリーです。授業が終わってからも、教授を独り占めして話し込んでいることもあります。大きな学校では考えられないことだと思います。日本人の友達も英語を早くマスターして、将来は世界に出て行きたいと思っている人が多いのでとても活気があります。それと授業で特に気に入っているのが、様々な社会問題についてディスカッションする時間があることです。自分のあまり知らなかったことでも、ディスカッションのテーマになれば、勉強しますからね。そして、みんなの前で自分の意見を述べることはとても刺激があります。僕のような留学生でも日本人学生でも、自分で調べて、発表するという体験はとても貴重だと思います。」

将来は日本で働きたいというスンヒョンさん。今は英語より漢字と格闘中だ。現代の韓国では漢字よりハングル文字を使おうという運動が徹底しており、中には漢字で自分の名前のかけない韓国人もいるという。彼も漢字には苦労したが、今では漢字検定を受けたりしながら、将来は中国語も習ってより大きな世界で活躍したいと語ってくれた。

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授業の中で悟った母の想い スタントメソッドを学んで  NO.18

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授業の中で悟った母の想い   スタントメソッドを学んで  NO.18



李麗媛(リリエン)さん 中国

 リエンさんは、スタント教授のクラスのシラバスに惹かれ、モチベーションのクラスを取る。自分と同じく一留学生として、日本で苦学し、4つの博士号を取得、教授になった人の言葉には重みがあった。

その中でも、彼女の心を開いたのは、スタント教授の義理の母親への対応だ。
まともに食事も与えず、愛情もかけない仕打ちはさぞ耐え難い苦しみだったと思う。
しかし、教授は大人になって自活出来るようになると、その義理の母に、食べ物を送ったり優しい言葉をかけたりしている。どうして、そんな気持ちになれるのであろうか?

幼少から母親と確執があった彼女は、それが如何に大変な事かがよく理解出来た。
『憎しみからは何も生まれない』母親を受け入れる気持ちを持とう。
そう決心すると不思議と気分が明るくなり、誰とでも打ち解けて話も出来るようになった。幼少から勉強のために母親と離れた生活が長かった。その影響で、母の考えなども
受け入れづらくなっていた。しかし、スタント教授のように虐待されたわけではない。

以前のインタビューでも気になっていたことだが、スタント教授は、特別な宗教教育や
人格を高めるトレーニングを受けたわけではないのにどうして、絶望のふちにおいても希望を失わず、生活を続ける事ができたのか?その答えをスタント教授はこう語った。
『私の子供時代はあまりに悲惨すぎて、他人に愛情を求めることが出来ませんでした。ただ、自然の中で遊び、生きていることに感謝するしか自分の存在意義を見出せなかったのです。しかし、子供たちに勉強を教えるうちに人に感謝される喜びを感じるようになりました。愛情は『人に先に与える』ことによって『与えられる』のです。厳しい家庭環境のお陰でそのことに気がつくことが出来ました。そしてその『先に与える愛情』には限りがありません。なぜなら、いつか必ずその気持ちが相手に伝わることを何度も経験して知っているからです。教師として教えた学生が成長していく姿を見ることほど幸せなことはありません。
私は、一人ひとりの学生がそれぞれの物語の主人公だと思っています。自分を好きになって自分らしい人生を送ってほしい。そのためには中途半端はだめです。多くの学生が涙を流すほど私の授業は厳しいので有名ですが、私は一人ひとりの学生に自分の夢を絶対にあきらめさせません。彼らの夢は私の夢でもありますから。
一見やる気のない学生ですら、本来はすばらしい潜在能力を秘めています。私たち教育者には、彼らの隠れた本心と真剣に向かい合って、命がけで授業に取り組む姿勢が必要です。そうすれば必ず彼らは、本当の自分を取り戻し、自分自身の夢と向かい合い、自分の物語を作っていくようになります。人に作られたのではないオリジナルの人生を生きるようになります。そしてそれは大きな自信につながり、自分をどんどん好きになり、やがて人にも優しくなります。 』

リエンさんもこの言葉を胸にこれからも、『愛を与える』自分を心がけ、
将来は彼女の夢であった教師の職に就いて欲しいと思う。


自分を信じて進もう!! レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 NO.19

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 レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 NO.19

 

崔金玲(サイキンレイ)さんは、日本語と音楽の教師だった祖父の影響で、幼いころから日本はいったいどんな国なのかとても興味を持ち、経済大国、礼儀大国、温泉大国でもあり世界中の人々の憧れの地である日本にいつかは自分も留学したいと思っていた。

そして2008年の日本旅行をきっかけに留学を決意。仙台の日本語学校で日本語を学び、一度は日本の大学も目指したが、折角10年間勉強した英語も生かしたいとレイクランド大学・ジャパンキャンパス(LCJ)に入学。英語研修課程も終え、今は教養課程で学んでいる。

入学当時は慣れないアメリカの授業に戸惑いもあったそうだが、スタッフ、教授、友達の熱心なサポートにより今も楽しく学んでいる。LCJは少人数なので、勉強のこと、生活のこと、留学のこと、そしてプライベートのことまでも親身になってサポートしてくれるアットホームな雰囲気がとても気にいっている。

LCJには世界中26カ国から留学生が集まっていて、いろんなバックグランドを持った学生たちと共に学びあえることが魅力。小さな大学だがその進路はアメリカ・カナダをはじめとする世界に広がっている。将来はダイヤモンドを扱うオリジナルブランドを立ち上げ、会社を経営するという夢を実現するため、アメリカで経営学を勉強したいと準備を進めている。

『日本の大学のようにアジアの大学は一度入学すれば、卒業するのはそんなに難しくありません。クラスで教授に何度も質問されたりすることもないので、何となく授業が終ってしまいますが、LCJの授業では常に考えることが要求されます。だから、アメリカの大学は卒業証書の重みが違うと思いますね。また、入学時に専攻を決める必要はないので、1,2年で色々な授業を受けて自分の興味を確かめながら専攻を決めていくことが出来ます。色々なことに興味のある私にはこのシステムは合っています。本気で何かにチャレンジしたい人ならLCJは本当にお奨めの学校です。』と熱く語ってくれた。

 

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スタントメソッド NO.17 日本の大学生に必要なのはプライドだ

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スタントメソッド NO.17

日本の大学生に必要なのはプライドだ

 



2012年11月の「モチベーションシンと意識変化」ポジウムで、発表した興梠立哉(コウロギタツヤ)君。アメリカ生まれの立哉君にとっては日本は両親の国だ。交換留学生の彼は、コミュニケーションに興味があり、Motivation & Educationのクラスをとった。そこで、スタント教授の感動教育を知る。最初の授業は、とても挑戦的なものだったが、教授は、学生をわざと厳しい環境において、個々のプライドを刺激し、エリート感を感じさせるような授業をする。するとみんな授業で認められようという気持ちになり発表にも力が入る。早稲田大学はとても歴史のある大学で、優秀な学生、教授が揃っている。しかし、自尊心をくすぐるような配慮が授業にはあまり感じられない。
アメリカの大学に入学した時、『大学の勉強は決して楽ではない、この中の半分の仲間は卒業までに消えていくだろう』と教授は、学生を奮い立たせ、同時に勝ち残ってやるというプライドを学生達に植え付けた。だからみんな一生懸命に勉強する。誰も落第はしたくないからだ。

日本人の学生ももっと、積極的に大学の授業を活用して自分を高めようとすることが大切だと思う。そして、教授は学生の自尊心をくすぐり、プライドを感じられるような授業をして、学生が本来持っているやる気を呼び起こしてほしい。アメリカの大学生に比べて、クラスでの日本の学生は少し消極的だが、日本人の学生は付き合って見ると、みんなとても頭が良く、思いやりがある人が多い。また、クラブ活動なんかもとても熱心にやっている。勉強熱心な学生が少ないといわれるが、やる気を引き出してくれる工夫が授業にもっとあれば、どんどん力を発揮する学生が増えると思う。
11月のシンポジウムはとてもいい経験になった。スタント教授は、学生に挑戦させるだけではなく、自分自身も挑戦し続け、学生みんなにリーダーシップの見本を見せてくれている。また、学生達にもシンポジウムなどで、発表の機会をどんどん与えて、学生のプライドをくすぐって、学生が本来持つチャレンジする気持ちを思い起こさせている。これからも、たとえ単位はもらえなくても授業には休まず参加するつもりだ。
20歳とは思えないほど、表現力が豊かな立哉君。色々なことに挑戦してその体験談を近い将来本にしたいという。『やりたいことリスト』には、『アジア各国を旅して若者に取材をする』『日本の皇室のメンバーとお茶を飲む』『新聞の一面に載る』などさまざまな夢が書いてあった。また彼は自分の夢だけではなく、人の夢も実現することの出来る自分になりたいと語っていた。アメリカと日本の両方の文化で育った強みを生かして、日米のコミュニケーションを円滑にするような大きな仕事を将来はしてほしい。