2025/02/23 02:16

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授業の中で悟った母の想い スタントメソッドを学んで  NO.18

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授業の中で悟った母の想い   スタントメソッドを学んで  NO.18



李麗媛(リリエン)さん 中国

 リエンさんは、スタント教授のクラスのシラバスに惹かれ、モチベーションのクラスを取る。自分と同じく一留学生として、日本で苦学し、4つの博士号を取得、教授になった人の言葉には重みがあった。

その中でも、彼女の心を開いたのは、スタント教授の義理の母親への対応だ。
まともに食事も与えず、愛情もかけない仕打ちはさぞ耐え難い苦しみだったと思う。
しかし、教授は大人になって自活出来るようになると、その義理の母に、食べ物を送ったり優しい言葉をかけたりしている。どうして、そんな気持ちになれるのであろうか?

幼少から母親と確執があった彼女は、それが如何に大変な事かがよく理解出来た。
『憎しみからは何も生まれない』母親を受け入れる気持ちを持とう。
そう決心すると不思議と気分が明るくなり、誰とでも打ち解けて話も出来るようになった。幼少から勉強のために母親と離れた生活が長かった。その影響で、母の考えなども
受け入れづらくなっていた。しかし、スタント教授のように虐待されたわけではない。

以前のインタビューでも気になっていたことだが、スタント教授は、特別な宗教教育や
人格を高めるトレーニングを受けたわけではないのにどうして、絶望のふちにおいても希望を失わず、生活を続ける事ができたのか?その答えをスタント教授はこう語った。
『私の子供時代はあまりに悲惨すぎて、他人に愛情を求めることが出来ませんでした。ただ、自然の中で遊び、生きていることに感謝するしか自分の存在意義を見出せなかったのです。しかし、子供たちに勉強を教えるうちに人に感謝される喜びを感じるようになりました。愛情は『人に先に与える』ことによって『与えられる』のです。厳しい家庭環境のお陰でそのことに気がつくことが出来ました。そしてその『先に与える愛情』には限りがありません。なぜなら、いつか必ずその気持ちが相手に伝わることを何度も経験して知っているからです。教師として教えた学生が成長していく姿を見ることほど幸せなことはありません。
私は、一人ひとりの学生がそれぞれの物語の主人公だと思っています。自分を好きになって自分らしい人生を送ってほしい。そのためには中途半端はだめです。多くの学生が涙を流すほど私の授業は厳しいので有名ですが、私は一人ひとりの学生に自分の夢を絶対にあきらめさせません。彼らの夢は私の夢でもありますから。
一見やる気のない学生ですら、本来はすばらしい潜在能力を秘めています。私たち教育者には、彼らの隠れた本心と真剣に向かい合って、命がけで授業に取り組む姿勢が必要です。そうすれば必ず彼らは、本当の自分を取り戻し、自分自身の夢と向かい合い、自分の物語を作っていくようになります。人に作られたのではないオリジナルの人生を生きるようになります。そしてそれは大きな自信につながり、自分をどんどん好きになり、やがて人にも優しくなります。 』

リエンさんもこの言葉を胸にこれからも、『愛を与える』自分を心がけ、
将来は彼女の夢であった教師の職に就いて欲しいと思う。


自分を信じて進もう!! レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 NO.19

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 レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 NO.19

 

崔金玲(サイキンレイ)さんは、日本語と音楽の教師だった祖父の影響で、幼いころから日本はいったいどんな国なのかとても興味を持ち、経済大国、礼儀大国、温泉大国でもあり世界中の人々の憧れの地である日本にいつかは自分も留学したいと思っていた。

そして2008年の日本旅行をきっかけに留学を決意。仙台の日本語学校で日本語を学び、一度は日本の大学も目指したが、折角10年間勉強した英語も生かしたいとレイクランド大学・ジャパンキャンパス(LCJ)に入学。英語研修課程も終え、今は教養課程で学んでいる。

入学当時は慣れないアメリカの授業に戸惑いもあったそうだが、スタッフ、教授、友達の熱心なサポートにより今も楽しく学んでいる。LCJは少人数なので、勉強のこと、生活のこと、留学のこと、そしてプライベートのことまでも親身になってサポートしてくれるアットホームな雰囲気がとても気にいっている。

LCJには世界中26カ国から留学生が集まっていて、いろんなバックグランドを持った学生たちと共に学びあえることが魅力。小さな大学だがその進路はアメリカ・カナダをはじめとする世界に広がっている。将来はダイヤモンドを扱うオリジナルブランドを立ち上げ、会社を経営するという夢を実現するため、アメリカで経営学を勉強したいと準備を進めている。

『日本の大学のようにアジアの大学は一度入学すれば、卒業するのはそんなに難しくありません。クラスで教授に何度も質問されたりすることもないので、何となく授業が終ってしまいますが、LCJの授業では常に考えることが要求されます。だから、アメリカの大学は卒業証書の重みが違うと思いますね。また、入学時に専攻を決める必要はないので、1,2年で色々な授業を受けて自分の興味を確かめながら専攻を決めていくことが出来ます。色々なことに興味のある私にはこのシステムは合っています。本気で何かにチャレンジしたい人ならLCJは本当にお奨めの学校です。』と熱く語ってくれた。

 

レイクランド大学ジャパンキャンパスについてもっと知りたい

スタントメソッド NO.17 日本の大学生に必要なのはプライドだ

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スタントメソッド NO.17

日本の大学生に必要なのはプライドだ

 



2012年11月の「モチベーションシンと意識変化」ポジウムで、発表した興梠立哉(コウロギタツヤ)君。アメリカ生まれの立哉君にとっては日本は両親の国だ。交換留学生の彼は、コミュニケーションに興味があり、Motivation & Educationのクラスをとった。そこで、スタント教授の感動教育を知る。最初の授業は、とても挑戦的なものだったが、教授は、学生をわざと厳しい環境において、個々のプライドを刺激し、エリート感を感じさせるような授業をする。するとみんな授業で認められようという気持ちになり発表にも力が入る。早稲田大学はとても歴史のある大学で、優秀な学生、教授が揃っている。しかし、自尊心をくすぐるような配慮が授業にはあまり感じられない。
アメリカの大学に入学した時、『大学の勉強は決して楽ではない、この中の半分の仲間は卒業までに消えていくだろう』と教授は、学生を奮い立たせ、同時に勝ち残ってやるというプライドを学生達に植え付けた。だからみんな一生懸命に勉強する。誰も落第はしたくないからだ。

日本人の学生ももっと、積極的に大学の授業を活用して自分を高めようとすることが大切だと思う。そして、教授は学生の自尊心をくすぐり、プライドを感じられるような授業をして、学生が本来持っているやる気を呼び起こしてほしい。アメリカの大学生に比べて、クラスでの日本の学生は少し消極的だが、日本人の学生は付き合って見ると、みんなとても頭が良く、思いやりがある人が多い。また、クラブ活動なんかもとても熱心にやっている。勉強熱心な学生が少ないといわれるが、やる気を引き出してくれる工夫が授業にもっとあれば、どんどん力を発揮する学生が増えると思う。
11月のシンポジウムはとてもいい経験になった。スタント教授は、学生に挑戦させるだけではなく、自分自身も挑戦し続け、学生みんなにリーダーシップの見本を見せてくれている。また、学生達にもシンポジウムなどで、発表の機会をどんどん与えて、学生のプライドをくすぐって、学生が本来持つチャレンジする気持ちを思い起こさせている。これからも、たとえ単位はもらえなくても授業には休まず参加するつもりだ。
20歳とは思えないほど、表現力が豊かな立哉君。色々なことに挑戦してその体験談を近い将来本にしたいという。『やりたいことリスト』には、『アジア各国を旅して若者に取材をする』『日本の皇室のメンバーとお茶を飲む』『新聞の一面に載る』などさまざまな夢が書いてあった。また彼は自分の夢だけではなく、人の夢も実現することの出来る自分になりたいと語っていた。アメリカと日本の両方の文化で育った強みを生かして、日米のコミュニケーションを円滑にするような大きな仕事を将来はしてほしい。
 

ロシア人の間でも人気の『不思議の国』日本

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ロシアでも日本に留学する人は増えている
日本で英語で学び、アメリカの学位が取れる理想的な環境がある


レイクランド大学ジャパン・キャンパス 学生紹介  No.16



Iriana Kudryavtseva(イリナ・クドリャブゼフさん)ロシア

父の勧めでなった警察官を2年でやめ、日本留学を決意したイリナさん。日本語学校で基礎から日本語を学びながら日本の生活を楽しんだ。サムライ文化の精神性とアニメやマンガの親しみやすさ、ロボットなどのハイテクが共存する日本は、ロシア人の間でも人気がある。『不思議の国』日本を目指す観光客や留学生も年々増えている。

『日本は、安全で便利でとても暮らしやすい。日本人は親切で誠実な人が多く、とても気にいっています』というイリナさんは、国際交流のイベントに参加したりして、ロシアの料理を作ったり、民族衣装を着ることを楽しんでいるという。学校の中で行われる『INTERNATIONAL FESTA』もレイクランド大学・ジャパンキャンパス(LCJ)ならではのサークル活動だ。イリナさんも実行委員を務めているが、色々な国の仲間とイベントを作っていくことがとても楽しいという。

日本にいながらで英語で授業が受けられる環境は、留学生にとってもとても都合がいい。また、日本の企業にしても、日本語、英語、母国語が出来る人材は大変有望だ。LCJにでも留学生がどんどん増えているのも当然といえるだろう。

将来は、アメリカ本土で、インテリア・デザイナーの勉強をするのが夢というイリナさん。将来は、ロシアと日本、アメリカの文化を自分自身のものにして日本に帰ってきて、大きく羽ばたいてほしいと思う。



 

スタント・メソッドを学んで No.14  意味のある人生を送るために必要なこと

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スタント・メソッドを学んで No.14


意味のある人生を送るために必要なこと

 



阿部一貴さん
早稲田大学国際教養学部2年

大学に入ってから、何のために勉強をするのか、人生の目的は何なのかを考えて、色々な授業を受けてみた。しかし、勉強に熱心に取り組まない雰囲気に自分の熱意も冷めていった。そして、段々と学校にも行かなくなり、1年の夏休みには、いわいる『引きこもり』状態になっていた。そこに、突然、三重の両親が訪問。散らかっている部屋を見て両親は驚き、私はそのまま三重の実家に帰ることになった。
何とか、自分を取り戻し、休み明けに学校に戻った。しかし、阿部さんは、大きな決心をしていた。”後期に自分の考えを変えてくれるような授業や人に出会わなければ、学校を辞めよう”、その気持ちを持って、後期のシラバスを見ながら、『モーチベーション』の言葉が気になって、スタント教授の授業を取った。

授業は2名の参加であったが、その2名に対して全力で話すスタント教授の姿勢に圧倒された。普段感じることのない、燃え上がるようなものを心の底から感じることが出来た。教授は自分自身の辛い経験も語りながら、私たちにも本音で語ることの重要性を溢れるばかりの熱意で語った。”本気で人と接する姿勢。教育への熱い思い。”この教授の授業を受けるうち、"生きる意味は?本当の幸せとは?"ということについて体系的に学びたいという気持ちが強くなった。心理学、哲学、東洋思想や科学など、真理を解明するべく、大切だと思ったものはどんどん吸収するようになった。スタント教授のサポートもあり、この9月からロンドン大学のアジア・アフリカ学院に、留学することも決まった。人間は、正しい方向に導いてくれる人と出会い、目標が定まれば、自分自身の個性がどんどん出せるようになってくるものだ。

阿部さんは言う。『私は決して、人とのコミュニケーションが得意なほうではありません。しかし、”本気の人”と出会い、自分の本心を語ることがいかに大切で、如何に普段のコミュニケーションがうわべだけのものかを理解することが出来ました。以前の私と同じように学校に来る目的が分からなくなり、ただ毎日を漠然と過ごしている人も多いと思います。しかし、一度真剣に、”何のために学ぶのか?人生の本当の目的とは何なのか?”について考えて見てください。そして大いに悩んで、たとえ、答えがすぐに見つからなくても、努力し続ければ、必ずそのきっかけに遭遇することが出来ると思います。私には、それが、スタント教授の授業でした。スタント教授は一方的に自分の経験を語るわけではなく、私たちの本音をうまく引き出してくれます。そして、一人ひとりが自分の力で個性を磨くことが出来る様に手助けをしてくれます。これこそが本当のモーチベーションの源泉だと思いますね。』

学校に来ない、いわいる『引きこもり』気味の友人をスタント教授をどんどん紹介している阿部さん。自分も元はそうだったが、今は目標を持って希望に満ちた人生を送っている。将来は、学問だけではなく実践できる教育者になりたいと抱負を語ってくれた。