2024/11/19 02:18

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福島にとどまり放送局に就職する韓国人留学生

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福島に残って本当の福島の姿を伝えたい

福島にとどまり放送局に就職する

韓国人留学生朱美善(ジュ・ミソン)さん

 


福島に残るつもりはなかった。1年前の震災2日後、留学先の東日本国際大学があるいわき市を出て故国に避難した。5月末に再来日したのは、「卒業だけはして、早く韓国に引き上げるためでした」。同じゼミの留学生仲間2人は戻ってこなかった。
 だが気持ちは、徐々に変わる。日本人の友達や先生、夏祭りで知り合った商店主。奨学金を出してくれた地元ロータリークラブの会員は自宅へ招き、娘のようにかわいがってくれる。放射線への不安を理由に福島を去れば、この人たちを裏切ることにならないか。震災以降、メデイアが果たす役割の大きさに目を見開いてもいた。
 福島放送の面接で「福島に縁もゆかりもない日本人より、縁もゆかりもある外国人の方が世界に伝えられることもある」と訴えた。「芯の通った熱意を感じた」と採用担当者。新卒採用は一人だけだった。
 ゼミの担当教授いわく、一段高い要求にも必ずくらいついていく粘り強さが身上だ。まずは営業局に配属予定
。外国人の採用も、女性の営業担当も同社では初めてとなる。「会社の利益を左右するんですよね。ドキドキします」
 いわきが舞台の映画「フラガール」にあこがれて大学を選んだ。入学後、幼いころから悩まされてきたアトピーも治ってしまったという。
「私にはここの水と空
気が合っているんです(3月19日 朝日新聞)

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この記事を読んでどうしても彼女に直接お話を聞きたくなりました。


福島放送の新人研修を終えた朱美善さんは、丁寧に質問に答えてくれました。

最終的に福島にとどまり就職活動をしようと思った一番の理由は何ですか?


一番の理由は、お世話になっていた米山ロータリークラブの経営者の人たちを始め、私を家族同様に扱ってくれて、応援してくれた福島の皆さんを残して帰国するのが忍びなかったからですね。私が韓国に一時帰国している間も、毎日のように連絡を下さって日本の状況を教えてくださいました。それと、福島は、完全に安全とはいえないけれど、人が普通に生活が出来る程度に安定していてそれほど、神経質になる必要はないということを他の地域の日本人や韓国にいる韓国人にも伝えたいという気持ちもありました。

韓国のご両親は心配して日本に住むことに反対をしませんでしたか?


親戚は確かに心配していましたが、両親は私が日本に戻りたいと行った時、意外にも全く反対しませんでした。私が日本に帰ることを希望していたので、娘の意志を尊重してくれました。韓国では、まだまだ両親の意思には逆らえない社会的風潮があるので、多くの私の友人などは両親の反対で日本に戻ることはありませんでした。私が少しでも放射能や地震のことを心配していたら、行くなといわれたと思います。しかし、私は、日本にいる知り合いは普段と変わらず元気にしていることなどを両親に話し、安心してもらう様に努めました。
両親を安心させるためにもまめに連絡を取って、韓国の友人や知り合いにも、福島の人たちも普段と変わらず生活をしていることを伝えて、風評被害を少しでもなくせたらうれしいですね。私は営業部ですが、普段と変わらず回りの人たちと接して、社会人として採用してくれた福島放送に役に立てる人になりたいと思います。それが強いては、福島の復興にも役立つことになると信じています。

多くの留学生が帰ってこない中、親の影響力の強い韓国の留学生、朱美善さんは福島に残り、お世話になった人たちの為にもここでがんばろうと誓った。本気で就職活動もがんばり、希望であった福島放送の最終面接に残り、自分の日本の人たちへの思いを伝えた。『福島には多くの友人知人がおり、みんな普段の通り生活をしています。日本人でなく、外国人の私が福島に残って、復興の為に尽くす姿を見せることによって、世界の人たちを安心させることが出来ると思います。』
福島放送では、外国人あるいは留学生が採用されたことは今まで無かった。しかし、彼女の純粋な気持ちが採用担当者の心を打ったのだと思う。数年は営業部に配属され、広告代理店や企業などを回るそうだ。彼女の活躍が少しでも福島の人たちの励ましになれば、韓国の両親も喜んでくれるであろう。美善さんのご両親に伝えたい。あなたの娘さんは本当に素晴らしいと。

彼女の通った東日本国際大学でも朱さんは紹介されています。

http://shk-ac.jp/blog/hiu/2012/03/post-135.html


 

 

第2回 観光勉強会&ペアインターンシップ説明会 2部

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第2回 観光勉強会&ペアインターンシップ説明会 

第2部は、多文化共生と日系人、日本の外国人政策について、イミグランツ編集長の石原進様にお話をしていただきました。

石原さんは、長年毎日新聞で記者として、仕事をする中、多くの外国人差別を目の辺りにしてきました。多くの官僚や政治家の人脈を使って、日本は、本当の意味で『開国すべき』と多文化情報誌『イミグランツ』を発行しています。

移民政策は、論じられることがタブーとされている雰囲気がありますが、石原さんは、制度的にはすでに日本は開国の方向に舵を切っており、また多くの在日の外国人がどんどん帰化している状況を説明されました。

また、観光産業は、まだまだ伸びていく産業であり、多文化共生の面でもとても有益な産業であると述べられました。私たちのペアインターンシップの試みにもアドバイザーとして関わっていただいています。

 多文化情報誌『イミグランツ

「多文化共生社会・日本」 の実現をはかるべく発刊された多文化情報誌『イミグランツ』。石原氏は第一線のジャーナリストとして活躍された深い見識と、毎日新聞政治部副部長時代に培った豊富な人脈を活用し、海外有識者ネットワーク日本事務局長を努めながら、『日本社会の内なる国際化』の啓蒙活動を『イミグランツ』を通して地道に続けておられます。
イミグランツ』は、以下の公式サイトよりお求めいただけます。

http://www.imin.co.jp/immigrants/

第2回 観光勉強会&ペアインターンシップ説明会

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第2回 観光勉強会&ペアインターンシップ説明会

4月21日、新宿で、2回目の観光勉強会、及びペアインターンシップ説明会が行われ、約10名の日本人学生、留学生が参加しました。

勉強会の第1部は、前回同様に、東條英利氏(神社文化をテーマに情報発信を行うサイト神社人を運営) 日本人のアイデンティティーと神道の関わりについてお話をしていただきました。

 日本とは?日本人とは?

中々20歳前後の学生や留学生には難しい話かも知れませんが、この質問に明確に答えられないと日本人として尊敬されるのは難しいかもしれません。あるいは、日本を知っている人とは認識されないかも知れません。

 東條英利さんの本『日本人の証明』が、5月24日に学研から発刊されます。

この本を読めば、日本人とは何かを海外の人たちにわかりやすく説明するヒントがたくさん書かれています。http://goo.gl/V1AWd

グローバルコミュニティーでの東條さんのコラムはこちら

https://www.yokosojapan.net/article.php/jinjya0329_iternational_ja

 

 

 

世界初!!ペアインターンシップがスタート!!

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世界初!!ペアインターンシップがスタート!!
 

 

どうしてペアインターンシップなのか?

 
JAPAN47 ペアインターンシップは、留学生と日本人学生が力を合わせて日本の地域をPRしていこうという新しい形のインターンシップ体験です。
 
約2週間のインターンシップは
 1:2日の合同研修
観光や日本の文化の真髄・情報発信の仕方など専門講師を迎え学ぶ
2:半日の受入団体・企業の東京事務所でのかばん持ちインターン
3:2週間の担当地域でのインターン体験/等身大の体験レポートを作成
4:東京でのグループミーテイング/東京で活躍する地元出身の有名人をインタビュー
5:オリジナルツアー企画・インターン最終リポートの作成/発表
6:インターン報告会及び観光庁からの感謝状の授与(予定)
と内容は盛りだくさん。
 
新しい日本のPRのスタイルを、留学生、日本人学生、
地域協力団体で力を合わせ、確立していきましょう!!
 
をご覧ください
 
 
 
 

スタント・メソッドを学んで No.12  信じてひたすら実行すれば、道は開ける

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スタント・メソッドを学んで 信じてひたすら実行すれば、道は開ける

就職のお祝いにて(左:蘇霞さん:中央:スタント教授) スタントメソッドを学ぶモーチベーションについての取材もちょうど3年になる。
モーチベーションをコントロールするか』をテーマにスタントメソッドを学ぶ多くの学生にインタビューを試みて来たが、最近留学生の採用に関して驚くべき効果が出て来たので報告したい。

 

これといった経験が無ければ 40 歳を過ぎて日本で就職をするのはとても困難だ。ましてや、それが外国人女性ならなおさ らである。スタントメソッドに魅せられ TA( Teachers Assistant としてクラスのサポートをしていた、中国人留学生の蘇霞さんも日本で何とか職を探したいと 100 通近くの履歴書を送り続けた。

 

 

 

 

(TA として活躍する蘇霞さんと学生達)

 

 

しかし現実は厳しく面接に進む事すら難しかった。蘇霞さんにも焦りはあったが、人の立場に立って考え『 GIVE  GIVE  GIVE 』の姿勢で、人に接することが出来れば運命は変えられると信じ、答えの出ない就職活動を続けた。その努力が実り、ある大手運送会社に面接に呼ばれた。これがダメなら諦めるしかない、蘇さんは覚悟を決め、日々スタントメソッドで実践してきた相手のために何が出来るかを意識し面接に臨んだ。

 

すると、奇跡が起こった。外国人でありながら、『思慮深い日本人的な考え方』や『人に役に立とうと活動してきた姿勢』などが認められ普通の社員として応募したにも関わらず、上級管理職待遇で迎えられる事になった。その会社で唯一の女性 , 唯一の外国人の上級管理職の誕生である。この結果には本人も友人、家族も大変驚いた。数年前まで彼女は長年うつ病を患い、薬を飲み続け何とか平静を保ってきた。彼女もそんな自分が嫌いだった。たまたま参加していた勉強会でスタント教授の取り組みを知り、自己中心の考え方が自分を暗い人間にし、知らないうちに人を遠ざけている事がわかった。

 

『これが自分の性格を変えられる最後のチャンスかもしれない。』 積極的に自分が周りの人に貢献出来る事を考え一つ一つ実行して行った。そして、スタント教授のスタントメソッドについて書かれた書物を『バイブル』のように何度も読み返した。すると、性格が明るくなり日常生活が楽しくなった。 25 年飲み続けた薬もやめた。 彼女の様にうつ病などの精神疾患で悩む人は多いが、これ程見事に快復するする例は珍しいであろう。元々、色々な分野の才能があった蘇さんは、中国語で詩を書いたり、中国の研究会やビジネス英語の会を主催したりと、人が変わったように積極的に、『人の為になること』をするようになった。周りの人たちも彼女の熱意にどんどん引き込まれていった。

蘇さんいわく、『スタントメソッドを熱心に勉強しているうちに、無意識に自分のモーチベーションをコントロールする方法が身に着き、話している相手が何を求めているかも良くわかるようになった』という。

 

数年前まで、うつ病で苦しんでいた人がこんなに変わるなんて。。

尊敬する人の『言葉』を信じ、一途に実行に移せば、いくつになっても性格をかえることが出来る。蘇さんの就職は、奇跡ではなく起こるべくして起こったことかもしれない。

 

他人ではなく昨日の自分と競ってみよう

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他人ではなく昨日の自分と競ってみよう

 

レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介  No.14

 

 

Sechintuyaa Borjigin スチントヤさん (内モンゴル)

 

本国では全く英語を勉強した経験が無かったが、日本で大学院への進学を考えたときに英語が必要と感じてレイクランド大学・ジャパンキャンパス( LCJ)への進学を決めた。

 

しかし、現実は簡単なものではなかった。負けん気が強い性格で、ハンディがあるとはいえ、全然上達の気配が見えず、クラスのみんなについていけない自分が腹立たしく思った。

 

その時に受けたカウンセリングで、言われた言葉が、『他人と競うのではなく、昨日の自分と競ってみよう』ということだった。

その言葉で気持ちがとても楽になったという。『あせることは無い。今は上達が見えなくても地道に努力していけばいいんだ。』

学校サイドも彼女の努力が早く報われる様に特別にチュター(個人的に勉強をサポートする上級生)をつけてくれて彼女の勉強を応援してくれた。日本人のクラスメイトは、最低でも 6 年間すでに英語を勉強している。彼女は、 SCHOOL という単語すら知らなかった状況からのスタート。しかし、持って生まれた語学の才能が開花し、2 年も経たないうちに最上級の英語圏の大学への準備のためのクラスに進んだ。

 

日本で学ぶ留学生の就職状況も英語が出来る出来ないで大きく変わってくる。母国語・英語・日本語の 3 ヶ国語が自由に話せると活躍できるフィールドが一気に広がる。日本を留学先に選ぶ学生は、英語が不得意の人が多い。しかし、彼女のように自分と向き合い努力を続ければ、日本にいながらにして英語を物にすることも出来る。

 

LCJ ならそんなあなたを全力で支えてくれる体制が整っている。スチントヤさんも、クラスメイトやチュター、学校のスタッフに人たちみんなの励ましに支えられたという。『スチントヤさんの存在は、日本人学生や他の学生にもいい刺激になった。 LCJ としてもやる気のある学生さんには、現状の英語レベルに関係なく全力でサポートをしていきたい』と LCJ の中山事務局長も語っていた。

日本の大和魂にあこがれて 

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レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介  No.13
 
日本の大和魂にあこがれて 
 
 
 
Wee Joen Chuan  (ウィ・ジュアン)さん マレーシア出身
 
 ウィさんは、日本文化とアニメーションの影響で日本人の ' 大和魂 ’ 特に自己犠牲の精神にあこがれて来日。日本語学校で学んだ後、『人間の心』について本場アメリカで学ぶため、レイクランド大学・ジャパンキャンパス( LCJ)で進学準備の英語コースに通っている。毎日アルバイトと勉学の両立は大変だが、 LCJ でも珍しく飛び級するほど頑張り、周りの人たちを驚かせた。そんなまれに見る努力家の彼から出てきたのが、『大和魂』という言葉だった。 3.11 の災害の後日本人の反応や日本社会の秩序正しさに本当に驚いたという。そんな日本人を尊敬している彼が大和魂を感じる日本人は、アルバイト先の仕事にストイックに打ち込む料理長だという。 LCJ は小さなキャンパスだが、本当に色々な学生が学んでいる。ウィさんのような日本が大好きな留学生と話して日本の素晴らしさを再発見できるのもこの学校の魅力のひとつかも知れない。
 
* 身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂  ( 現代語訳 )  私の命がたとえこの武蔵野の野で終えることになっても、自分の思想はここに留めておこう。(吉田松陰の言葉より)
 
 
 
 
 
 
 

スタント・メソッドを学んで No.11 就職はあくまでもひとつの通過点

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スタント・メソッドを学んで No.11

就職はあくまでもひとつの通過点


 
清水 小紅美(サクミ)さん 


スタント教授の授業は社会で役に立っている?

『motivationを上げる事をどのように教えるのか』単なる好奇心から取ったスタント教授の授業でしたが、徐々に個性を大切にする授業スタイルが、おとなしい目立たない学生だった私を変えていきました。学生にどんどん質問をして考えさせる授業の進め方はとても新鮮でしたね。スタント教授は、大変だった自分自身の日本での学生時代を、明るく話してみんなを励ましてくれました。発言をしやすい雰囲気を教授が作ってくれるので、私もクラスのみんなも積極的に発言をするようになっていきました。やがて授業が楽しくなり、私も自分の書いた論文の発表の機会をもらうまでになりました。とても大変でしたが、今思うと貴重な経験でしたね。
私が職場でも積極的に新しいことに挑戦したりする姿勢は、その時の経験が生きていると思います。

就職活動中の学生さんへ

中々決まらず、くじけそうになったこともありましたね。しかし、面談の練習をしたり、友達と話したりしながら、モチベーションを保って何とか今の会社に就職することが出来ました。今は、海外関連の事業部で英語のプロモーション用資料を作っています。英語を書くことが好きだったので思うような仕事に就くことが出来たと思います。今、就職活動中の皆さんも出口が見えずに悩んでいる人も多いと思いますが、何社落ちても、またひとつ別の経験が出来たと思って前向きにいきましょう。私は、授業以外に、WIF(WASEDA INTERNATIONAL FESTIVAL)という国際交流系サークルで広報の活動もしていましたが、いろんな国の学生と話しているうちに広い世界を見ることが出来たと思います。WIFは、留学生と日本人学生が一緒になって、お互いの文化を体験しながら交流を深めるというサークルで、就職についてもいろいろな考え方に触れることが出来ました。就職活動というとひとつの考え方にこだわりを持ってしまいがちですが、『働くことの意味』についてももう一度、自分自身でよく考えてみるといいと思います。
あと、就職はあくまでもひとつの通過点であり、それ自体が最終の目標ではありません。私も、仕事以外でどんどん新しい事にも挑戦していきたいですね。
現状維持のままでは一生安泰というわけではありません。多くの優秀なアジアの人たちとある意味競争しなければならない時代になっています。

私も周りのみんなに助けてもらいながら、何とか就活を乗り越えることが出来ました。皆さんも、自分が本当に好きなことを早く見つけて、それを実現するために一歩前に踏み出してください。




 

アニメイベントのMCとしても活躍する留学生

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レイクランド大学・ジャパンキャンパス 学生紹介 no.12
 

アニメイベントのMCとしても活躍する留学生
 
  
 
Ferlyn Tanさん(シンガポール出身)
 
子供の頃から日本のアニメが大好きで、17歳の時に来日し、日本語学校で学ぶFerlyn Tanさん。その後、帰国しアニメ関連のイベントのMCの仕事をするようになった。日本の有名なアニソン歌手などと交流するうちに、また日本で勉強したくなり今年の9月より、レイクランド大学・ジャパンキャンパス(LCJ)に通っている。LCJの少人数でアットホームな雰囲気がとても気に入っているという。またクラスメイトは日本人も多く、生きた日本語も同時に勉強できるのが彼女にとっては魅力的だ。今は勉強中心の生活だが、たまに日本でもアニメイベントのMCをすることもあるという。大好きな日本のアニメやマンガに囲まれての生活は最高だそうだ。今は両親と離れて暮らしているが、日本の治安の良さはシンガポールのようでとても安心して暮らせるという。女性の留学生にとって、治安の良さは留学先を選ぶ上でも重要なポイントであろう。
 
日本での滞在期間は、通算2年にもならないとは思えないほど、自然な日本語で話す彼女に、その会話上達のコツを聞いてみた。彼女がいうには、ドラマや音楽をラジオなどでいつも継続的に聴くことが大切だということだ。そこから自然な日本語が身についていくという。言葉を選びながら話す様子は、さすがプロのMCだ。彼女のようなユニークな経歴を持つ学生も通うLCJは、学生と先生の距離、学生同士の距離がとても近く、語学の上達、コミュニケーション力のアップに繋がる環境を提供している貴重な大学だ。
 
 
 
 

スタント・メソッドを学んで No.10 『GIVE、GIVE、GIVE』の精神で生徒たちに寄り添いたい

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スタント・メソッドを学んで No.10
 
『GIVE、GIVE、GIVE』の精神で生徒たちに寄り添いたい
 
 
 
荻原(おぎはら)麻里子さん
 
子供の時から教師になりたいという夢を持っていた。教職課程を取りながらも、現状の受験中心の教育のあり方に疑問を抱いていた。そんな中、スタント教授のモチベーション教育に出会い、本当に教育に大切なものはなんだろうと真剣に考えるようになった。スタント教授の授業は90分がとても短く感じるくらい、心を揺さぶるものがあった。教師と学生という感じではなく、人生の先輩として、一人ひとりに寄り添うように接するスタント教授の姿勢は私が理想としていた教育者の姿だった。日本人の若者は教育に関して受身だとよく言われるが、教育者がアドバイザーのような形で学生に接して、本人のいいところを引き出すことが大切だと思う。教職課程で、教育のテクニックを学ぶことは重要だが一番大切なことは、生徒一人一人との信頼関係だ。
私自身が人間関係で悩んでいる時に、スタント教授に、『GIVE、GIVE、GIVE』の精神が大切だと教えられた。言葉でいうのは簡単だが自分が実践するとなると大変なことだ。しかし、私はこの言葉を大切にしていきたいと思う。
 
私が教師になったら、『GIVE、GIVE、GIVE』の精神で、生徒たちを包み込んであげられるようになりたい。生徒の悩みを受け止めてあげたいと思う。そう思えるのも、身近でスタント教授の学生に接する姿から学べたからだろう。
 
先日、インドネシアのスマトラ出身の学生に出会った。彼は、地震で全てを失ったが、あしなが学生募金の支援で日本に学びに来れたという。彼の真剣に学ぶ姿勢に、『学べることの有り難さ』を教えられた。日本で暮らす私たちは教育の機会があるのが、当たり前だと思っている。受身であってはいけないと思うようになった。
 
今の気持ちを大切に、スタント教授のように生徒たちに寄り添って、『GIVE、GIVE、GIVE』の精神で頑張っていきたいと思う。