アニメイベントのMCとしても活躍する留学生
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2025/02/23 07:59
歌合戦を支える陰の主役たちに感想を聞きました
今回の歌合戦は本当に多くの方々のお力沿いがあり実現しました。多くの留学生・日本人学生も、新社会人のリーダーの下、準備不足の中ベストを尽くしてくれました。本当に有り難う。皆さんのような人たちを日本の社会は必要としています。代表して何名かの人に感想を御聞きしました。
多彩なゲスト歌手とセミプロの実力者の皆さん
(国際紅白歌合戦にて)
まずは、声優としてデビューし、数々の有名作品に出演されているロシアのジェーニャさん。(左)プロダクションを説得して友情出演をしてくれました。Tomeoさん(右)のJAZZ。この歌を聴くだけで来た価値があったというご婦人もいたぐらい、雰囲気がありましたね。
続いて、中国朝鮮族の人たちの舞踊。色鮮やかなチョゴリと華麗な舞で会場を沸かせました。
そして最後のゲスト歌手は、金京子さん。審査員のスタント教授もピンクのドレスと歌声を絶賛しておられました。
数々のコンテストの入賞歴のある尾島さち子さん(左)の表現力はさすがでした。男性最後は、唯一中国語で歌ってくれたのは武藤さん達(右)。楽屋でも記念写真で大人気でしたね。
そして最後は、抜群の歌唱力の鈴木里実さんが『To Love you more』で第一回国際紅白歌合戦のトリを務めてくださり、歌合戦は終了いたしました。
みんなを何とかして笑顔にしたい!!
(国際紅白歌合戦にて)
(ジャマイカ大使代理から賞を受け取るフェルナンデスさん)
BEST LOOKING賞を受賞したフェルナンデスさん。
彼は、7月に日本人女性と結婚したばかりのインドネシアの看護師さん。カラフルなウイッグで登場し、会場を和ませた。まだ日本に来て約2年で、看護師の国家試験に合格。漢字に悩み途方にくれていた同僚の看護師候補生に元気を与えた。去年の7月にお会いした時よりも、なお日本語が上達していたのはもちろん日本人の奥さんのお蔭だろう。
高島平団地に住む中国人看護留学生の皆さん
(国際紅白歌合戦にて)
Reaction賞(会場を一番沸かせた)を受賞
今年の7月に来日したばかりとは思えない日本語で歌ったのは、日中両国でヒットした台湾の歌手テレサテンの『時の流れに身をまかせ』。一生懸命に歌っている姿に会場から大きな拍手が沸いた。グループ唯一の男性徐軍さんはいう。『日本に来ることは少し不安があったけど、本当の情報が分かってきて段々と安心して生活が出来るようになりました。一生懸命勉強して、早く国家試験に合格して日本で看護師として働きたいです。今日は世界中の人たちと歌を楽しめていい日でした』
高島平団地における取り組みは以下のサイトをご参照ください。
「看護留学生を迎える高島平団地の可能性を考える」
http://easyurl.jp/1pq8
仲間がいたので安心して歌えました
(国際紅白歌合戦にて)
多文化家庭支援センターの世界の仲間に支えられ歌う太宰さん
スタント教授より優秀賞を受ける太宰鶴恵さん
太宰鶴恵さんのメッセージ
『とても緊張しましたが、多文化家庭支援センターの仲間の人たちがバックで後援してくれたので安心して歌うことが出来ました。歌合戦直前には少し声楽家の方のレッスンも受けさせてもらいましたので自信を持って臨むことが出来ました。賞をもらえたことは本当にうれしかったです。応援してくれた両親や仲間のお蔭でもらえた賞だと思いますね。
今回一番印象に残ったことは『WE ARE THE WORLD』を観光庁長官を囲んでみんなで歌えたことですね。色々な国の人たちが一緒になって楽しかったです。高校生としてこのような歌合戦に参加できて大変光栄でした。来年は、小学生や中学生の出場があってもいいと思います
被災地でがんばっている人たちを励ましたい
(国際紅白歌合戦にて)
ナイジェリア大使夫妻より最優秀賞を受けるデンマークさん
フィリピンから来た介護士候補生のデンマークさんには、この曲に特別な思いがあった。
それは、3月11日の震災で被災した、日本語のトレーニングを一緒に受けた同じ仲間たちや大勢の日本人の人たちのために何も出来ないのが悔しかったからだ。テレビやインターネットなどの報道を見ていると、いてもたってもいられなかった。その気持ちを歌にして、回りの人たちに聞いてもらおうと気持ちを切り替えた。歌はとても好きで時々勤務している病院でも歌わせてもらうこともあるという。デンマークさんはいう。
永生病院の皆さんと(歓迎セレモニーにて)
『国家試験に向けて勉強中の自分に、このような機会を作っていただいた八王子の永生病院の皆さんに感謝しています。恩返しするためにもしっかりと勉強して試験に臨みたいと思う。そして合格したら歌でも人を癒せる介護師を目指したい。