日本の大和魂にあこがれて

2025/04/25 12:12
スタント・メソッドを学んで No.11
就職はあくまでもひとつの通過点
清水 小紅美(サクミ)さん
スタント教授の授業は社会で役に立っている?
『motivationを上げる事をどのように教えるのか』単なる好奇心から取ったスタント教授の授業でしたが、徐々に個性を大切にする授業スタイルが、おとなしい目立たない学生だった私を変えていきました。学生にどんどん質問をして考えさせる授業の進め方はとても新鮮でしたね。スタント教授は、大変だった自分自身の日本での学生時代を、明るく話してみんなを励ましてくれました。発言をしやすい雰囲気を教授が作ってくれるので、私もクラスのみんなも積極的に発言をするようになっていきました。やがて授業が楽しくなり、私も自分の書いた論文の発表の機会をもらうまでになりました。とても大変でしたが、今思うと貴重な経験でしたね。
私が職場でも積極的に新しいことに挑戦したりする姿勢は、その時の経験が生きていると思います。
就職活動中の学生さんへ
中々決まらず、くじけそうになったこともありましたね。しかし、面談の練習をしたり、友達と話したりしながら、モチベーションを保って何とか今の会社に就職することが出来ました。今は、海外関連の事業部で英語のプロモーション用資料を作っています。英語を書くことが好きだったので思うような仕事に就くことが出来たと思います。今、就職活動中の皆さんも出口が見えずに悩んでいる人も多いと思いますが、何社落ちても、またひとつ別の経験が出来たと思って前向きにいきましょう。私は、授業以外に、WIF(WASEDA INTERNATIONAL FESTIVAL)という国際交流系サークルで広報の活動もしていましたが、いろんな国の学生と話しているうちに広い世界を見ることが出来たと思います。WIFは、留学生と日本人学生が一緒になって、お互いの文化を体験しながら交流を深めるというサークルで、就職についてもいろいろな考え方に触れることが出来ました。就職活動というとひとつの考え方にこだわりを持ってしまいがちですが、『働くことの意味』についてももう一度、自分自身でよく考えてみるといいと思います。
あと、就職はあくまでもひとつの通過点であり、それ自体が最終の目標ではありません。私も、仕事以外でどんどん新しい事にも挑戦していきたいですね。
現状維持のままでは一生安泰というわけではありません。多くの優秀なアジアの人たちとある意味競争しなければならない時代になっています。
私も周りのみんなに助けてもらいながら、何とか就活を乗り越えることが出来ました。皆さんも、自分が本当に好きなことを早く見つけて、それを実現するために一歩前に踏み出してください。
歌合戦を支える陰の主役たちに感想を聞きました
今回の歌合戦は本当に多くの方々のお力沿いがあり実現しました。多くの留学生・日本人学生も、新社会人のリーダーの下、準備不足の中ベストを尽くしてくれました。本当に有り難う。皆さんのような人たちを日本の社会は必要としています。代表して何名かの人に感想を御聞きしました。
多彩なゲスト歌手とセミプロの実力者の皆さん
(国際紅白歌合戦にて)
まずは、声優としてデビューし、数々の有名作品に出演されているロシアのジェーニャさん。(左)プロダクションを説得して友情出演をしてくれました。Tomeoさん(右)のJAZZ。この歌を聴くだけで来た価値があったというご婦人もいたぐらい、雰囲気がありましたね。
続いて、中国朝鮮族の人たちの舞踊。色鮮やかなチョゴリと華麗な舞で会場を沸かせました。
そして最後のゲスト歌手は、金京子さん。審査員のスタント教授もピンクのドレスと歌声を絶賛しておられました。
数々のコンテストの入賞歴のある尾島さち子さん(左)の表現力はさすがでした。男性最後は、唯一中国語で歌ってくれたのは武藤さん達(右)。楽屋でも記念写真で大人気でしたね。
そして最後は、抜群の歌唱力の鈴木里実さんが『To Love you more』で第一回国際紅白歌合戦のトリを務めてくださり、歌合戦は終了いたしました。
みんなを何とかして笑顔にしたい!!
(国際紅白歌合戦にて)
(ジャマイカ大使代理から賞を受け取るフェルナンデスさん)
BEST LOOKING賞を受賞したフェルナンデスさん。
彼は、7月に日本人女性と結婚したばかりのインドネシアの看護師さん。カラフルなウイッグで登場し、会場を和ませた。まだ日本に来て約2年で、看護師の国家試験に合格。漢字に悩み途方にくれていた同僚の看護師候補生に元気を与えた。去年の7月にお会いした時よりも、なお日本語が上達していたのはもちろん日本人の奥さんのお蔭だろう。
高島平団地に住む中国人看護留学生の皆さん
(国際紅白歌合戦にて)
Reaction賞(会場を一番沸かせた)を受賞
今年の7月に来日したばかりとは思えない日本語で歌ったのは、日中両国でヒットした台湾の歌手テレサテンの『時の流れに身をまかせ』。一生懸命に歌っている姿に会場から大きな拍手が沸いた。グループ唯一の男性徐軍さんはいう。『日本に来ることは少し不安があったけど、本当の情報が分かってきて段々と安心して生活が出来るようになりました。一生懸命勉強して、早く国家試験に合格して日本で看護師として働きたいです。今日は世界中の人たちと歌を楽しめていい日でした』
高島平団地における取り組みは以下のサイトをご参照ください。
「看護留学生を迎える高島平団地の可能性を考える」
http://easyurl.jp/1pq8