2024/11/19 04:35

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レイクランド大学 学生紹介 NO.8

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レイクランド大学 学生紹介 NO.8

人の役に立つ人間になりたい。
 
KOJI FUJISHIRO (藤代浩司)さん



日本人の父とタイと台湾のハーフの母を持つKOJIさんは、タイの日本人学校、インターナショナルスクールを卒業。父と意見が合わず家出。知り合いの紹介でタレントや日本人相手の観光ガイドの職を得るも、将来への不安を感じ、日本に仕事を求めて来日。しかし、派遣社員として働く彼は職場で“外国人”と呼ばれまた、劣悪な職場環境の中、自分を見失いかけていた。しかし、日本にいる祖母のすすめで進学を決意。レイクランド大学・ジャパンキャンパス(LCJ)に入学してからは、持ち前の明るさと元気を取り戻し、今では学生代表として他の学生からの信望も熱い。政治学を学ぶ彼の夢は、NPO・NGOなどのすぐれた仕組みを生かして、また日本社会のいいところを学びながら本国タイの国に役立つ仕事をすることだ。そういう思いがまとまったのもLCJでの“NPO序論”の講義がきっかけだった。日本で辛い思いをしたことを恨むのではなく、劣悪な環境で仕事をせざるを得ない人たちを作り出している社会を何とかしたいと真剣に考える彼の姿はまぶしいものがあった。LCJでは、彼のような国際的なバックグランドを持つ学生も多い。何かを求めている人たちが集まってくる“本当の学び”の環境がここLCJにはあるようだ。

レイクランド大学・ジャパンキャンパスの学生は本当によく勉強をする。KOJIさんも
授業とアルバイト以外は、もっぱらキャンパス内の図書館で課題やレポートの作成に取り組んでいる。どの学生もお互いに励まし合いながら、国際的なバックグランドを持つ学生たちが、そのことを誇りに持って勉学に励むことが出来る環境が、この小さなキャンパスには溢れている。

 

幸せになる『国際結婚』のすすめ 7

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幸せになる『国際結婚』のすすめ


他人ごとではない!!全国で20組に1組。

東京、大阪では、10組に1組が国際結婚の時代

―多文化家庭支援センターからー NO.7

幸せな国際結婚の手引き 



国際家庭の中での大きな障壁のひとつが何と言っても「言葉の壁」でしょう。
言葉の障害を感じない完全バイリンガル同士の結婚も存在しますがそれは本当にわずかです。最低でも一方が相手の国の言葉で十分なコミュニケーションをとれるほどの言語力を持っていない事が多いものです。当然の事ながら言葉が十分に通じなくて誤解などが生じやすくなります。
また、子供ができると子供にどの言葉で教育するかも大きな課題となります。
私たちはとにかく、子供には両方の言葉をしっかり教えるように伝えています。
親子のコミュニケーションは勿論、父方、母方双方の祖父母と交流させてあげる事が子供の成長にとってはとても大切な事だからです。言葉はそのための最低限の条件になります。

それはそれとして、実は言葉が良く通じない方が良い結果を招く事もあります。夫婦喧嘩はイヌも食わないとよく言いますが、イヌも食わないようなどうでも良い理由でしょっちゅう喧嘩するのが夫婦とも言えます。
ところが、喧嘩できるほどの語学力がないと、言い返す事ができません。あのときこういえば良かったとか、頭の中でああも言いたい、こうも言いたいと考えているうちに、だんだんと腹の虫が治まって、別に言わなくても良くなったり、必要以上に相手を傷つけずにすんだりする事もあるのです。

「私の英語力が貧弱だったので、言い返すのが一呼吸遅れる事になって、結果として大きな喧嘩にならずに済んだ事がたくさんあるのよ」と、先日夫婦円満の秘訣を教えてくれた友人がいました。彼女は結婚25年後の今,ご主人の親御さんときちんとした会話ができるようになるためにと、英会話を勉強し始めています。このように、障壁だと思っていた言葉や文化の壁を、視点を変える事によって長所ととらえて困難を克服した例は他にも沢山有ります。

良い事を沢山見つけて、幸せな国際家庭を築いていきましょう。



 

 

スタントメソッド その5 家族から受けた愛情の有り難さを知った

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スタントメソッド その5 


Miss JIANG QIAN (中国)
interviewed by Miss Reiko Takagi

家族から受けた愛情の有り難さを知った 


 
高木さん(左)と 江さん(右)

江セイ(jiang qian)さんは、高校卒業後、日本企業に務めた父の影響もあり、日本への留学を決意。英語が好きだったので、通っていた高校からの紹介で、英語で授業が受けられる早稲田大学を選んだ。1年の時にスタント教授と出会い、その熱意に心を打たれた。今回は、同じ国際教養学部で学ぶ高木礼子さんが江さんのお話を聞きました。

江さんは、中国の高校を卒業後、すぐに早稲田に入学。英語の授業も大変だったと思うが、日本語も、『あいうえお』から勉強したという。見かけからは想像できないバイタリティーで努力し、今ではすっかり日本語も上達してインタビューもすべて日本語で事足りるほどであった。英語は小学校5年より本格的に勉強したそうだが、今の中国では、子供たちの多くは小学校に入る前から英語を勉強しているという。すでに3ヶ国語をマスターしている彼女の夢は、心理カウンセラーになること。そう思ったのも少なからずスタント教授の影響もあるのであろう。

彼女が、スタント教授の授業を始めて受けたのは1年の時。そこで、スタント先生の熱心に学生たちに語りかける姿に心が動いた。中国語も話し、元は同じ留学生の立場でもあったスタント先生に親しみを感じるようになった。スタント教授の多くの辛い経験や成功体験を聞き、自分は家族に恵まれてとても幸せで、平凡だと感じたという。しかし、私からみると、彼女が日本で勉強していること自体とても大きなチャレンジだ。ましてや、彼女は学生という身分ですでに結婚して、一児の母でもある。子供は、中国のおかあさんのところで預かってもらって自分は日本に残って勉強を続けている。家族みんなが彼女の勉強を応援している姿に強い家族の絆を感じた。
彼女が、スタントメソッドに触れて強く感じたことは、『勇気を持って前向きに生きること』、『誰からも学ぼうとする謙虚な気持ち』だそうだ。そして、母になって、両親への感謝の気持ちを心から感じることができるようになったと嬉しそうに語った。すでに私たちより何歩も先を歩いている彼女は大きく人間的に成長したのだと思う。


私の江さんに対する第一印象は、皆の発表を真剣に聞いて適格な質問をする、いわゆる「優等生」だ。しかし一緒に話をするうちに江さんの家族に対する思いなど、授業では見えない部分を知ることができて楽しかった。家族に感謝の気持ちを伝えることは一見当たり前のようだが、実際は非常に難しい。今回の取材を通して思ったことは、スタントメソッドは家族や大切な人から受けた愛情で成り立っていることだ。スタント先生は、生徒の心に火をつけることが出来る。だがそれは、生徒の心が大切な人々から愛情を受けて育っているからだと感じた。私も江さんを通じて、家族の大切さを改めて気づかされた。

 

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感動教育(新刊)
カワン・スタント教授の新しい著書が講談社より出版されました。
ヤル気のない学生がみるみる『爆発』する奇跡のスタント・メソッド
『キミたちはこの先、どうやって生きていくのか?』
大きな転換期を迎えている日本の大学教育
本物のリーダーに必要なものは?
スタント教授の授業が体感できるすばらしい生きた教材です。


著者 カワン・スタント氏:早稲田大学臨床教育科学研究所所長


貧しい家庭環境、インドネシアの内戦、度重なる日本での迫害。しかし、それにもめげず、「工学」「医学」「薬学」「教育学」の4つの博士号を取得。その才 能は日本ではなくアメリカで開花し、88年米デュレクセル大学工学部準教授、90年トーマス・ジェファーソン医科大学医学部準教授を兼務、93年に恩師の 頼みで再来日。桐蔭横浜大学工学部教授に就任し、「学生のやる気を引き出す」教育法を確立。Nikkeiビジネスでの紹介記事が大ブレイクし、教育界のみ ならず、社員教育に悩むビジネス界からも注目される。また、日本のみならず、母国インドネシア・シンガポール・マレーシア、中国の政府や関係機関からも熱 烈なラブコールを受け、それぞれの国で講演。その様子は、現地のマスメディアでも大きく取り上げられている。
 

《「できない大学生」たちが、なぜ、就職で引っ張りだこになったか 面白いように「やる気」が目覚める9つの方法》の評価をアマゾンで見てみ

年に2度お正月

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年に2度お正月

昨年の本紙のキャッチフレーズで「二つ以上の祖国を持とう」というのが印象に残っています。

私の場合、祖先は朝鮮半島に住み、自分は中国で生まれ育ち、今は長らく日本に暮れしているので、韓国も北朝鮮も中国も日本も同じように祖国として愛しています。

四つもの祖国を持つと、何かと得した気分になることが多く、この時期でいえば、年に2度お正月を迎えられることが挙げられます

日本ではお正月が過ぎて5日目ともなれば、みな仕事モードに入りますが、私なぞ、まだまだお正月気分が続いているのです。

それもそのはず。中国や韓国、北朝鮮では旧暦でお正月を過ごしますので、本当の年明けはそこからスタート。今まさにその旧正月に向かってウォーミングアップ真っ最中なのです。

今年の旧正月は2月3日。特に私が生まれ育った中国では一家団欒の祝日となっており、「民族大移動」が展開されるわけです。

1ヶ月前から飛行機や列車の切符を予約しておかないと、実家に帰れなくなるので、今から動き始めないと間に合いません。切符を買ったり、お土産を考えたりすれば、気持ちはウキウキ。旧正月を挟んで1ヶ月ぐらいは、どこもかしこも仕事が停滞気味。

陽暦のお正月を過ごさないわけでもなく、2、3日間ぐらいお正月休みも設けておりますが、それはどちらかといえば、旧正月の前夜祭のようなものでしょうか。本当の年が明けたことにはならないのです。

東京に暮らす私は、12月になると、忙しい中でもクリスマスや忘年会で、もうルンルン気分が始まり、1月は日本のお正月休みや新年会で引き続きルンルン、2月は旧正月で親元に帰るので最高にルンルン…といったところで、1年のうちの3ヶ月、なんと4分の1はルンルンしているうちに過ぎてしまいがちです。

嬉しいやらどうやら複雑な心境ですが、決して悪い気分ではなく、逆に得した気分になります。これも幾つもの祖国を持つ醍醐味と言えましょう。

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張景子さんプロフィール・・北京外国語大学 日本語・日本文学学科卒業・

元中国国際放送局(北京放送)アナウンサー 
東京大学 大学院修士学位取得・博士課程修了
JCKフレンズ(日中韓関連事業)代表  立教大学 兼任講師
日中・日韓・日中韓3国の政府間交渉・民間交渉の遂次・同時通訳
NHKの中国語翻訳・ナレーション業務
東アジア評論家として「TVタックル」「太田総理」等の番組に出演

張景子さんのエッセイ集

1. 語学の達人

2. 美の延辺料理はいかが? 【縁香館】

3. 韓国語を学ぶ学生に聞きました

8. 国籍は単なるチーム分けのカテゴリー

10. 観光立国に必要なのはやはり言葉

 

日本語・韓国語・中国語を流暢に話す中国朝鮮族

同時通訳者の張景子さんよると、東アジア地域のグローバル化の影響で、日中韓の3カ国間の通訳が必要な会議が増えているが、張さんのようにその3ヶ 国語を会議通訳レベルでこなせる人材はまだまだ不足しているそうだ。ところが、通訳レベルまでいかないまでも、日本語・韓国語・中国語を流暢に話せる人た ちが、日本に5万人ほど暮らしている。彼らは、中国から来た朝鮮族と呼ばれ、多くは中学から日本語を第一外国語として学び、家庭では韓国語を話し、会社や 学校に行けばもちろん中国語で話す。時々、日本に来て数年なのに驚くほど日本語が上手な中国人に遭遇することがあるが、大抵は朝鮮族の人たちだ。この人た ちが活動しやすい環境をつくり、彼らのネットワークを生かせば、日本社会も一気に国際化が進むかもしれない。(編集者 宮崎計実)


『朝鮮族のグローバルな移動と国際ネットワーク』
「アジア人」としてのアイデンティティを求めて
アジア経済文化研究所 発行

アマゾンでレビューを読む

中国に住む朝鮮族が激動する国際社会の中へ飛び出し、グローバルな舞台で活躍する時代になって来ました。言語的才能に加え、世界に広がる同胞ネット ワーク を武器とする彼らの存在を抜きにして国際経済が語れなくなる日も、すぐそこまで来ています。朝鮮族を軸とする新しい時代局面の到来につき、既に各国で数多 くの専門家がさまざまな研究をしており、本書はそれらの論文を初めて一冊にまとめた出色の書であり、国際経済、国際政治、アジア文化の研究者にとり、まさ に待望の書です。

李鋼哲(北陸大学教授) 和田春樹(東京大学名誉教授) 船橋洋一(朝日新聞コラミスト) 姜尚中(東京大学教授) 笠井信幸(アジア経済文化研究所理事)他執筆者多数 

 


 

高島平団地から嬉しいお知らせ

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高島平団地から嬉しいお知らせ

看護留学生と地域の高齢者、地域再生の有志の交流の場が駅前に誕生!!

村中代表と地域再生の有志の方々
左から3番目が設計の雙田さん(首都大学東京)

高島平がまた動き出した。2010年12月17日、高島平再生プロジェクト会議の村中義雄代表(地元高島平新聞社創業者)はじめ地域再生の有志の人たちの想いが集結して、『カフェ・高島平駅前』がオープンした。当日は、ピンクのジャケットで地元では有名になって来た?団地に住む中国からの看護留学生20名も元気に参加。地域再生の取り組みに注目するUR関係者やマスコミ関係者、留学生の国家試験の受験サポートをする国際看護師育英会、協力企業の代表者など大勢集まり、カフェに入りきれないほどの盛況であった。カフェ内の備品はURより中古品を譲ってもらい、設計は高島平団地に暮らす建築を学ぶ雙田寛平さん(首都大学東京大学院生)、荒井美帆さん(日大建築工学科学生)、大東文化大の学生や留学生のOGがボランテイアで参加。高齢化に悩む地元を元気づけようという企業や個人の気持ちが形になった。年明けから団地住民との「フリートークの会」や料理教室などが行われ、地域に暮らす人達が、『お互い支え合う暮らし』を取り戻すべく活動を本格化する。カフェの交流の主役は、留学生と高齢者であるが、その交流をサポートする地域の日本人の若者が増えてきたのは素晴らしいことだと思う。

2004年より、大東大の山本教授(当時)が地域や教授有志ともに進めてきたこのプロジェクトも、今では若い人たちがどんどん育ってきて次の段階に進もうとしている。日本人と留学生(多文化)・高齢者と若者(多世代)のふれあいが時間をかけて着実に実を結んでいる姿を見てとても清々しい気持ちになった。

留学生達の通う国書日本語学校の小林校長
前列左から2番目)と看護留学生
 

高島平再生プロジェクトついての論文を 
書いている日本大学の荒井さん(左端)と看護留学生


『2月には看護師の国家試験があります。日本の高齢者のためになりたいと、合格を目指して猛勉強を続ける看護留学生の人たちをぜひ応援してあげてください。』(グローバルコミュニティー留学生支援担当 宮崎計実)


コミュニティーカフェ運営者からのお願い

 


コミュニティーカフェの運営はすべて民間の個人の出資やボランティアで賄われています。持続的な運営の為にはスポンサー企業・団体様のご支援が不可欠になります。総戸数10,170戸の高島平団地を舞台にした市場調査・高齢者の方々への直接的なヒアリング、他では得難いパブリシティーなどの独自のメリットをご提供することが出来ると思います。お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先:コミュニティーカフェ・高島平駅前
住所:175-0082 板橋区高島平2-33-4-109 
電話:03-3934-1821
あるいは、高島平新聞社 
03-3936-1314 shinbun@takashimadaira.co.jp まで
高島平再生プロジェクト公式HP 
http://ec-company39.com/takap/index.htmll

3KEYS 児童養護施設への学習ボランティア

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3KEYS 児童養護施設への学習ボランティア

 

3keysは、児童養護施設への学習ボランティアの派遣を通して、児童養護施設の子どもたちと大学生というあまり接する事のない二者の交流の場を作ることを活動内容とする団体です。児童養護施設の子どもたちが平等の教育機会を得ることによって、自ら人生の選択肢を狭める事なく、たくさんの可能性を感じられるようになることを目指していきます。

 


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親による虐待、その親の背景にある貧困、
そして教育環境に恵まれない子供たちはまた貧困へ
そのカギとなるのは、教育。
あなたは児童養護施設という場所を知っていますか?
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日本には30000人を超える子どもたちが児童養護施設に暮らしています。
東京だけでも6000人。その背景にあるのは、親の虐待や経済的理由。そして、虐待の裏にあるのは、親の不安定な就労、シングルペアレンツの過酷な状況など社会における格差問題です。その子どもたちもまた、教育環境に恵まれず、貧困層に陥るという悪循環が、私たちが暮らす日本に残っています。(3kyes 紹介文より)

 


3KYESのホームページで学習ボランテイア募集中です。

 http://3keys.jp/
 

世界の子供と手をつなぐ学生の会 CCS

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 世界の子供と手をつなぐ学生の会 CCS

(Club of Children and Students

working together for multicultural society)


8万人の外国籍児童が、現在日本の学校に通っているが、
その多くは的確な学習指導を受けられないのである。

 


CCSは、外国籍の子どもたちや中国帰国者、日系南米人、国際結婚間の子どもなど、日本社会ではマイノリティである「外国の文化的背景をもつ子どもたち」 をサポートしているNGO団体です。私たちは、子どもたちが自分のルーツに誇りをもち、世界中のどこにいても自分らしく胸を張って生きていってほしいと 願っています。そして、彼(彼女)自らが自己実現するだけでなく、全国に存在する同様の子どもたちのロールモデルとしての役割を果たしてくれることを願っています。加えて、日本の学校に吹き込む「新しい風」として日本の子どもの意識を変えていく主体となり、「多様性」や「個性」が尊重される多文化共生社会 の実現に大きく貢献すると期待しています。学生主体のNGO団体として、学生もボランティア活動を通して多くを学び、地球市民としての意識を高め、 子どもとのパートナーシップを築いていきたいと思っています。子どもたちとサポートに携わるCCSが、日本の子どもたちに良い刺激をもたらし、学校 のみならず背後にある日本社会全体に対して働きかけ、世界の教育の底上げとより良き世界にむけた変革の一旦を担いたいと思っています。(yokosojapan.net 担当者インタビューより)
 
世界の子供と手をつなぐ学生の会

ホームページで学生ボランテイアを募集しています 

http://www.ccs-ngo.org/
 

スタントメソッド no.4  あきらめない気持ちが奇跡をおこす

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あきらめない気持ちが奇跡をおこす
  
今回は、アジアエンパワーフォーラム(11月7日・アジア会館)でスタント教授と共に
壇上に立って経験を話してくれた、高木さんと岡原さんを紹介しよう。



岡原さん(写真右)と高木さん(写真左)は仲のいいクラスメートだが、二人の教育環境はかなり違う。
岡原さんは、宮崎の地元の高校を優秀な成績で卒業し、得意の英語を生かし海外に飛び出して活躍したいと早稲田大学国際教養学部を選んだ。しかし、周りは英語がネイテイブの帰国子女や英語の授業になれている留学生たちが多く、得意なはずの英語にも自信をなくし人生の目標を失いつつあった。その失意の彼女を救ったのは、スタント教授の英語での電子回路の講義だった。そこで、学ぶことの本来の楽しさに出会う。スタント教授の学生に対する情熱や自身の苦労の末に教職についた話などに心が打たれた。失っていたやる気を取り戻すことが出来た。今はイギリスでの留学生活を終えて、モーチベーションのクラスを取っている彼女は言う。 『先生の情熱は冷めていた私の心を動かしました。先生自身がうつ病になるくらい大変苦労されたからこそ、心の痛みを抱えている人をほっておけないんだと思います。一人の学生も見捨てない、限りない情熱と大学の教育を変えるぐらいの強い意志をもった人だと思います。』

17年間をアメリカで過ごした帰国子女の高木さんは、授業中はまじめに話を聞いているがどんな感動的な話をきいても、他人事に聞こえてしまい、どうしてもモーチベーションが上がらなかった。そして最後の授業が終わった後、スタント教授に呼ばれしぶしぶ話を聞いた。そこで、2時間以上色々なことを話したが、一生懸命にノートを取りながら、学生の話を聞き、理解しようというスタント教授の熱い気持ちに少しずつ心を開いていった。人見知りの彼女には、『高木さんはリーダーシップがあるよ』という言葉がとてもうれしかった。スタント教授の『あきらめない』気持ちがここでも奇跡を起こした。今ではクラスの交流会を企画するなど、早速リーダーシップを発揮している。

次月号よりスタント・メソッドの体現者の岡原さんと高木さんに、スタント教授の影響を受けた先輩や同級生に直接お話を聞いてもらう形で、このコーナーを進めて行きたいと思います。お楽しみに。

 

 

日本で起業している外国人の人たち

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日本で起業している外国人の人たち


起業家にやさしい社会システムが必要


インドの貿易商(シャム・ピアラオークさん)


インドコーヒーを日本に広めようと活動。日本に住む外国人のほとんどは日本の生活や文化が好きだが、半面、日本社会が閉鎖的と感じている人も多い。ましてや外国人が起業するとなるとまだまだ大変だ。まずは、永住権を持っていないと信頼してもらうことが難しく、シャムさんも最初の顧客との信用を築くまでに何年も地道に人間関係を作っていった。しかし、日本社会では、外国人だけではなく日本人でも起業して生活を安定させるのは簡単ではない。起業する人たちをもう少し応援する風土が必要だと思う。カナダ、シンガポール、香港などは、外国人でも自分のビジネスを起こしやすい社会システムがある。日本もどんどん人口が減っていきこのままでは税収も少なくなる一方だと思うので、日本でのビジネスに意欲のある外国人にもっとチャンスを与えればいいと思う。私達も日本で生活をして納税し、日本社会にも役に立っているのだから。




中国に『利他の心の稲盛哲学』を伝える

㈱世代継承活学社の蔡龍日氏


20年以上前に留学生として来日。日本企業での勤務を経て、中国人留学生の就職支援・生活支援のために起業する。また、京セラ創業者の稲盛氏の経営哲学に感銘を受け、勉強会などに参加するうちに、翻訳や通訳の仕事で関わりを深めていった。そして、現在でも稲盛氏の中国語通訳として活躍し、中国の経営者の間でブームになっている稲盛氏の経営哲学を広める活動に尽力している。蔡氏によると、最近の中国国内の反日デモなどの報道は一部の人たちのことであり、大多数の中国人はその活動を静観しているという。そして、多くの中国人が日本に興味を持ち、友好関係を持ちたいと考えているので、ぜひともその人たちと交流をしてほしいということだった。


9年間毎週開催する韓国語勉強会を運営 

    

 9年たっても行列が出来るほどの人気の韓国語勉強会


児島 賢治氏

韓流ブームのずっと以前、9年前から日本人と韓国人の交流会を毎週土曜日に新宿大久保で開催している日韓交流会の火付け役。1対1のフリートークスタイルで、韓国語と日本語を教えあう独自の方式で、日本人と話したい新宿界隈の日本語学校に通う韓国人学生の間で評判になる。会費は場所代の100円のみという究極のコストパフォーマンスで、今では韓国語を勉強している人たちの間で大きな話題に。しかし、児島さんもこのイベントを継続していくにはいつまでもボランテイアで手伝ってくれる人に頼っていてはと事業化のパートナーを募集している。興味のある方は、kenchan126@hotmail.com 児島さんまで

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新大久保韓国語勉強会


開催場所:大久保地域センター(JR新大久保駅より徒歩10分)
時間:毎週土曜日18:30~
午後の5時45分より整理券の配布。午後6時30分に開場。一旦整理券を受け取られましたら、午後の7時までに入場してください。
(大久保地域センターが全館特別なイベントなどで使えない日がありますので、念のためHP(新大久保韓国語勉強会で検索して下さい)でチェックしてください。)



100円で参加できる中国語勉強会 IN 新大久保


フリートーク 下北沢で初心者用のクラスもあり(完全予約制)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3637194 (MIXI)
http://yuumiya.blog40.fc2.com/blog-category-19.html (HP)
 

アジアエンパワーメントフォーラムに参加した留学生の感想

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アジアエンパワーメントフォーラムに参加した留学生の感想



NICKさん 筑波大学(マレーシア)

時間が長かったので疲れましたが、スタント教授の話や、通訳ボランテイアガイドの学生の発表などとても印象的でした。私達のTEAM8の団体も自分達の活動を紹介できていい思い出になりました。これからは新しい代表として、TEAM8をこれまで以上に盛り上げていきたいと思います。



スチントヤさん レイクランド大学 (中国モンゴル自治区)

本当に色々な分野で活躍されている人たちの話が一度に聞けてよかったです。中々あのような機会はないのではないかと思います。私も多文化共生のセッションで少しだけ発言の機会をもらいましたが、インターンを経験できたことをみなさんの前であのような形で発表できたことは大変うれしかったです。外国人がおかれている環境を日本人の参加者の人たちにも知ってもらったのは有意義だったと思います。



トエ・サンジャさん 東京富士大学(ミャンマー)

インドネシアの看護士や介護師候補生をサポートしているガルーダサポーターの人たちの活動にとても興味を持ちました。制度の問題など色々と解決しなければいけない問題はありますが、あのような使命感を持った人たちがいると知って安心しました。私も留学生インターンシップについて少し話す機会をもらいました。とても緊張しましたがいい思い出になりました。



文傑さん 中国朝鮮族の東京大学研究生 


私は中国朝鮮族の文傑と申します。中国国籍ですが、民族のルーツは朝鮮半島の南にあります。来日してそろそろ4年になりますが、中国、韓国、日本、どの国でもマイノリティーとして生きてきましたので、比較的ニュートラルな考え方や見方などを持っていると思います。
中国では周りの人に23年間お世話になり、日本では4年弱日本の方々にお世話になりました。朝鮮族という朝鮮半島のアイデンティティーは自分の本当の姿を教えてくれました。
東アジア3カ国にはとても感謝していますが、それぞれ良いところもあれば、改めなければならないところもあります。また、程度の違いはあるかも知れませんが、根本的な価値観はすごく似ていると思います。しかし、現状では、その3ヶ国の人たちがお互いの違いを意識しすぎるように思います。皆ポジティブな考え方や見方などを忘れてしまったのではないでしょうか。
私は来日してから、生活のためにずっとアルバイトに追われ、行きたくてもこのような交流会に参加する機会がありませんでした。しかし、今回のアジア・エンパワーメント・フォーラムに参加することができ正直感動しました。素晴らしい主催スタッフの熱意とメッセージや各学生団体の方々の立派なプレゼンテーションに感動しました。やはり平和と共生を愛している人が多いなあと感じました。
フォーラムのキーワードである「エンパワーメント」の意味合い通り、政治ができないことを民間人が知恵を出し合って長年努力し、一歩一歩しっかり進めるべきだと思います。
今も山元学校の山元学長の「多くの国にたくさんの友人を作ろう!作れば、友達の国が好きになるし、友達のことが心配になる」というお話をはっきり覚えています。
「敵を作らず、敵にならず、友になり、友を増やす」のが大切ではないかと思います。
同じような考え方が「孫子の兵法」にもありますが、個人レベルだけでなく、国同士でもこのような考えが必要ではないかと感じます。

 



学生の国際交流団体を取材した
グローバルコミュニティー学生リポーター 阪本美菜子さん(津田塾大学)

中国の急激な経済成長や、最近話題をよんでいるTPPの存在など、世間一般的にアジアとしての共同体のあり方が近年になって改めて考えられるようになってきていると感じる。そんな中参加した今回のフォーラムであったが、特に印象に残ったのが、日本の可能性をもっとアジアの人たちに広めていきたい、またアジアの人たちと協力しながらさらなる可能性を見出したいという人々の取り組みである。もちろん大使の方や民間企業の方など、社会人の方たちのお話も大変有意義なものだったが、自分と同じ学生という立場にありながらも主体的に活動を行っている人々と出会えたことは、私にとって大きな収穫であったように思う。このフォーラムにおいて、様々な立場、活動を行っている人々が集まり、互いにつながりを持てたことはそれぞれの団体にとっても今後の活動にさらなる可能性を広げたのではないだろうか。私も今回のフォーラムで知りえたことをさらに学び、これからの活動にいかしていきたい。