2024/12/19 23:46
国際人
実体験を伝えることの大切さ 元NHKキャスター 山本賀保子さんインタビュー
実体験を伝えることの大切さ
大阪大学外国語学部モンゴル語専攻の卒業生で、元NHKキャスター、現在はサイボウズ株式会社社長室所属の山本賀保子(やまもと・かほこ)さんにお話を聞きしました。
プロフィール:福岡県生まれ、大阪府育ち。2015年大阪大学外国語学部を卒業後、NHK高松放送局に入局。情報番組のキャスターを務めた後、2017年よりNHK大阪拠点放送局にてスポーツキャスターとしてニュース・情報番組で活動した。2021年4月よりサイボウズ株式会社に入社し、第2のキャリアを歩む。
学生時代はどんな風に過ごしましたか?
やりたいことをやって楽しく学生時代を過ごしていたと思います。大阪大学外国語学部でモンゴル語を専攻しましたが、モンゴル語はもちろん、フランス語も自分で勉強してニースに留学したり、フラメンコのサークル活動をしたりと、とにかく少しでも関心を持ったことには飛び込んでいっていました。
楽しい学生生活を送られたんですね。だけどマルチリンガルで勉強するって大変じゃなかったですか?特にモンゴル語なんて難しいと思うんですが?
そうですね。確かに複数言語を同時に学ぶと頭の中が混乱することもありますが、逆に外国語同士を比較しながら勉強する楽しみもありましたね。
モンゴル語はキリル文字と 縦書きのモンゴル文字があり、最初は大変ですが、文法的には日本語と同じアルタイ語族で語順や単語が似ているところもあり、親しみやすい点もありました。
例えば、モンゴル語では先生のことをбагш(バクシ・bagsh)と呼びますが、それは、漢字の博士からきているそうです。あと、モンゴルは、相撲でも有名ですが、民族衣装も素敵で、私も民族衣装を着させてもらったことがありますよ。
一方、フランス語は、大学で勉強する環境が整っていたモンゴル語と違い、自分で勉強しないといけなかったので大変でしたが、 ニースに留学して実地でいろんなことが勉強できたので、それは、良かったと思います。
どんな留学生活でしたか?
イタリアに近い、温暖なニースでホームステイをしましたが、世界中の人たちと交流ができて楽しかったです。 他のヨーロッパの国や、アメリカから来た学生が多かったですが、 私が留学した2012年頃は、 『アラブの春』の影響で中東やアフリカからの学生もたくさんいました。 私にとっては、彼らと話すことは新たな発見や気づきも多かったですね。
多くの方と素晴らしい出会いに恵まれましたが、チェチェン共和国の難民の方との出会いは特に印象に残っています。すごく親切で素敵な女性だったんですが、 紛争中、大変な思いをされた話を聞いて、 私自身、本で勉強することとは違って考えさせられる学びがたくさんありました。 実際の体験者から聞かないと理解できないことはたくさんありますね。留学の目的には、もちろん語学の習得というのもありますが、いろんな人とのふれあいから得られる経験もとても貴重で大切なことだと思います。
なるほど。そんな想いもあって、アナウンサーを目指されたのでしょうか ?
そうですねえ、外国語だけではなくて、日本語にも興味もありましたし、物事の本質にもっと触れて、それを正しく伝えるような仕事がしたいと思い報道の世界を目指しました。
最初はNHK高松局で情報系の番組に就いたのですが、 そこでも、単にモノを紹介するのではなくてその背後にある人の思いも正確に伝えることが、報道と同様に重要なんだと実感しました。
大阪局でのスポーツの取材でもたくさん素敵なアスリートの皆さんに取材をさせていただいたのですが、
去年の東京パラリンピック柔道日本代表の松本義和さんに取材をさせてもらったことがとりわけ強く心に残っています。松本さんは2000年のシドニー大会、2004年のアテネ大会に出場された経験のある方なのですが、なんと還暦直前で再び日本代表の座を勝ち取った方なんです。コロナ禍で十分な練習環境もなく、 ある時は、近所の公園で練習するなど、地道な努力を重ねて、東京大会に臨まれました。
実際に、松本さんたちが本番で活躍される様子をリアルタイムで見れたのはいい思い出ですね。
(スポーツキャスターとして競技場に足を運び取材も担当。時にはスポーツ中継のリポーターも担当した。)
その後、アナウンサーをやめて一般企業に行かれたのは、どういう理由ですか?
2020年で30歳になり、 契約満了のタイミングでもあったので、働きやすい環境で、これまでの経験を生かした仕事をしたいと思いました。「いろんな社会課題の解決に向けて取り組んでいる会社はないかな」と探している中でサイボウズに出会いました。
事業の内容はもちろんですが、今後の人生を考える中で、働きやすい環境が整っていることも、私にとっては魅力的でした。
採用面接を受け、ご縁があり、子どもの虐待防止に向けた取り組みや災害支援の活動もも行っている社長室で広報のお仕事をさせていただけることになりました。本社は東京ですが、私は大阪オフィスに所属していて、主にリモート環境で仕事をしています。
なるほど、広報なら今までの経験を行かせますね。
あと、11月に大阪大学で開催される国際紅白歌合戦ですが、このイベントについては
どう思われますか?
私自身も留学経験があるので、歌は語学を勉強する上でもとても役に立つと思いますし、歌がきっかけになって、他の文化に触れ、興味をもったりすることもあると思います。留学生にとっては、日本語を身近に感じる有効な手段だとも思いますし、見ている人達にも伝わるものがあるんじゃないかなと思います。私が学生なら見に行きますね。(歌は自信がないので観客として応援したいです。笑)
最後になりますが留学生及び 日本人の学生さんにメッセージ をお願いします。
日本で学ぶ留学生の方々は一生懸命日本語を勉強されていると思いますが、折角いい環境にいるので、どんどん日本人と触れ合って生きた日本語を勉強して、またその背景にある文化なども触れてみてほしいと思います。
日本人の学生さんは、興味のあることにはどんどん挑戦してほしいですね。学生時代にしかできないことってたくさんありますから。
今年の大阪大学で行われる第11回国際紅白歌合戦の司会をつとめて頂く山本賀保子さん。
モンゴル語専攻で、ニースに留学し、フラメンコも踊るが、日本語の表現もとても大事にしている素敵な日本女性でした。(グローバルコミュニティー 主宰 宮崎計実)
新渡戸稲造の学生時代からのドキュメンタリー
新渡戸稲造 生誕150年記念 第1弾「世界を結ぶ『志』~新渡戸稲造の生涯~」
ゼレンスキー氏とオレナの夫妻 平和を歌う
日本が良くなれば、世界が良くなる 隠された日本の真実
笑顔でハッピーボイス 大阪万博バージョン登場!参加者募集中!!
目指すは、大阪万博のメインステージ!! 参加者募集中!!
笑顔でハッピーボイスの大阪万博バージョン登場!
ベトナムのダナン工科大学・ダナン外国語大学×日本の産官学オンライン交流会にて初披露されました。
200名以上の人たちが参加する大きなイベントでしたが、オープニングで、この『笑顔でHAPPY VOICE』の
プロモーション動画が流れたので、皆さん、リラックスできたようでした。
出演は、国際紅白シンガーズ(坪内美樹さん、ヤオさん、タオさん)とNINJYA役はなんと、研修生をサポートする協同組合共栄の宮永社長さん。総合演出は音楽家、ラジオパーソナリティーのバンディ石田さんです。
日本語を勉強中の人でも歌いやすい曲ですので、今年の国際紅白歌合戦でもみんなで歌いたいですね!!
HAPPY VOICEのおまじない。♪
あ・・ありがとう
い・・いいね
う・・うれしい
え・・エキスポ(EXPO)
お・・おおさか(大阪)
心がつながる HAPPY VOICE!!
笑顔でハッピーボイス♪EXPO2025
編曲 田中裕平(古民家100年スタヂオ)コーラス TARA
レコーディング スタジオ246OSAKA エンジニア 菅野裕太
撮影協力 日本殺陣道協会 会長 八木哲夫
国際紅白歌合戦(大阪開催)では、ボランテイアや国際紅白シンガーズのメンバーを募集しています。
こちらから登録してくださいね。
(歌いたい、踊りたい人)
(ボランテイア、みんなで一緒に歌いたい人)
外務省・大阪観光局後援・国際紅白歌合戦 公式HP https://www.irws.org/
やる気があれば誰でも出来る 通訳ボランティアガイド
やる気があれば誰でも出来る通訳ボランティアガイド
学生時代に外国人の人たちを案内して学んだこと
私は、漠然と外国語には興味はあるけど、外人に話しかける勇気がない、あるいは話すきっかけがないと思っている人に、ボランティアガイドの楽しさを伝えていき、また人に喜んでもらえる、ガイドする楽しさを体験してほしいと思っています。
(編集者 宮崎計実)
学生や若者が通訳ボランティアガイドをするメリット
1:外国語を話すことに自信がつく⇒語学は度胸だ。
2:外国人の視点で日本の文化に触れることが出来る。
⇒日本の良さを再発見できる。
3:案内している人と相手の国の文化とも比較しながら、
深くて意味のあるコミュニケーションをすることが出来る。
⇒異文化に寛容な気持ちを育る。
4:自分がした行為がとても感謝される。感謝される喜びを感じ取れるようになる。
⇒人間の本当の喜びを感じられる。
5:言葉のコミュニケーションが十分でない分、より相手が
何を求めているのかを理解しよう努力することが出来る。
⇒相手への思いやりの気持ち。
高度なコミュニケーション能力が身につく。
↓↓↓
通訳ボランティアガイドは『生きた語学力』・『思いやりの心』・『コミュニケーション能力』と社会人として必要な基礎的能力が総合的に養われるとても有意義な体験である。
↓↓↓
学生通訳ボランティアガイド勉強会
通訳ボランティアガイドに興味のある方は①お名前②年齢③住んでいる都道府県④学生の場合は学校名⑥英語あるいはその他使える外国語のレベル等を記入の上
までご連絡ください。詳しい資料と説明会のご案内をさせていただきます。 (日本人学生・留学生・学生OBOGの方々大歓迎です!!)
この度、4代目のGC通訳ボランテイアのリーダーになりました。明治大学2年の外池英彬(写真左から2番目)です。皆さんは通訳ボランティアと聞いて、どのようなことを思い浮 かべますか?英語ができなければならないという考えが先だっていませんか?しかし、“できる人”になりたいという方がいるのも事実ですよね。想像してみて ください、自分が流暢に話している姿を。私たちと一緒に通訳していませんか?文字どおり世界が変わるでしょう。
3代目のGC通訳ボランテイアの元リーダーの、慶応3年の谷口毅(写真右端)です。皆さんの中には、「海外に行きたいけど、お金がない!」という方が多いのではないでしょうか?ズバリ、この活動の魅力は東京にいながら気軽に世界へ旅行した気分になれることです。
通訳をしながら、本では身に付けられない他国の文化を「生の声」を通じ学べる一方で、日頃は無意識のまま享受している日本文化について相手に表現することが求められる経験はまさしく海外に行った時と同じような感覚です。
また活動後も続く海外の方や通訳メンバー同士との交流もこの活動を続けていく中での楽しみの一つです。
「ボランティア」でありながら自分が本当に楽しめるこの活動にぜひ一度参加してみて下さい!
通訳ボランティアガイドの活動の流れとポイント
GC学生通訳ボランティアガイドの公式サイトをリニューアルしました。
https://gc-volunteer-guide.jimdosite.com/
大阪でも、大阪城,豊国神社の英語での案内を中心とした学生組織の立ち上げ準備中です。関心のある方は、
1:お名前 2:学校名 3:年齢 4:英会話学習経験等 をお書きの上、
globalcommunity21@gmail.com までご連絡ください。定期勉強会のご案内をさせていただきます。
FGC フリーガイドクラブ
40年以上の歴史を誇る京都の学生通訳ボランティアガイド団体京都の40年以上の歴史を誇る学生通訳ボランティアガイドの2つの団体を
訪問してきました。
まずは、京都外国語大学の有名語学サークル(FGCフリーガイドクラブ)の
リーダーの牧野さんと渕端さんにお話を聞きました。
どんな雰囲気サークルですか?またどのように活動していますか?
ガイド自体は個人で活動することが多いですが、普段の練習や勉強会はみんなで和気藹々
やっています。しかし、1年生はガイドの資料などもすべて、先輩にテキストを借りてそれを書き写すことから始まりますので、活動自体は結構ハードです。ガイドとして実際に活動する前には、テストがあってそこで合格点を取らないとガイドグックの書き写しを再度しなければいけません。ガイドブックの書き写しが終わると次は、本文の英訳です。これも先輩から伝わる、単語帳を使いながらこなしていきます。つまりガイドグックとその英訳文まですべて一人ひとりが作ります。外国人の先生たちも私たちのクラブの活動に関心のある方が多く、よくガイドのリハーサル練習などは手伝ってくれます。
そして、サークル内のテストに合格するといよいよガイドに出ます、最初は先輩のサポート役としてスタートしますが、1,2回その役割をこなせばいよいよ自分がメインのガイドとして活動します。リハーサルをした寺院や神社に行ってガイドしてもいいか許可をもらってからツーリストをエスコートしていきます。
とにかく楽しんでもらおうと一所懸命やっていると相手にも伝わりますので、ガイドが終わるころにはとても仲良くなっています。
ほんの2,3時間の間に仲良くなれてしまうのが、この通訳ボランティアガイドの活動の醍醐味ですね。京都のことや日本の文化にも詳しくなるし英語には自信がついてくる、語学を専攻している私たちにとってこれほど充実しているサークル活動はありません。
6年前より始まったガイドコンテストとは?
ガイドコンテストは、外国人の方にひとつの日本文化について英語で15分間説明するコンテストです。プレゼンテーションやスピーチと違い、ガイドなので教えるだけではいけません。相手を楽しませる事が重要になってきます。また、聞き手が興味を持って、いかに質問や反応してもらえるようにするかも大切です。対話形式で進んでいくので、相手の性格や関心具合に気づき、柔軟に対応していきます。
毎年12月に行われているので英語や歴史に自信のある方一度チャレンジしてみよう!
フリーガイドクラブ
http://www.kufs.ac.jp/student/freeguide/
不動産業界で活躍する元留学生・㈱シテイ・ハウジング 入社3年目の中国人社員、 張栄慧さんにインタビュー
城南地域で30年 12,000件以上の豊富な管理専任実績。 ㈱シテイ・ハウジング 入社3年目の中国人社員、 張栄慧さんにインタビューしました。
大阪の学校を卒業して、東京で働きたいと仕事を探していた張さん。
とてもやりがいのある仕事に出会ったとやりがいを感じているようで安心しました。
10月に宅建の試験にチャレンジします。
先輩の呉さんはすでに宅建に合格しているようで、今年はその上の不動産管理系の試験を目指して頑張っているようで、
いい先輩がいると後輩も育っていきますね。
https://cityhousing.co.jp/ ( ㈱シテイ・ハウジング)
https://ssl.citymonthly.jp/ (マンスリー事業部)
留学生インターンシップ経験者がまたまた、大活躍!!
留学生インターンシップ経験者がまたまた、大活躍!!
中国語圏、英語圏のビジネスパーソンをサポート
民泊特区でもある太田区の地元ではおなじみの不動産会社、シテイー・ハウジング。そのマンスリー事業部で、働いている呉長健(ゴチョウウケン)さん(写真左)と4月から正社員になった、張 栄慧(チョウエイケイ)さん(写真右)を訪問。
呉さんは、日本賃貸住宅管理協会(JPM)主催の留学生インターンシップの経験者。昨年、城西大学を卒業し、シテイー・ハウジングに入社。
先輩の中国人社員がやめることになり、短期間で業務の大部分を引き継いだ。そのお陰もあって、日本語特に敬語でのやり取りもとても自然になった。
昨年、就職活動に苦労している頃を知っているが、この一年間で驚くほど、自信をつけて、立派に業務を任される社会人1年生になっていた。呉さんは母国語の中国語だけでなく、英語も流暢に話すので、中国語圏以外の外国人にも英語で対応している。これからは宅建の資格に挑戦して、不動産のスペシャリストを目指す。
呉さんたちの活躍で、この1年間で、シテイーハウジングにも、外国語での問い合わせも大幅に増えたという。中国語と英語を駆使してこの調子で頑張ってほしいと思う。
その呉さんのサポート役で、新たに入社したのが、京都情報大学院大学で、ITビジネスを学んでいた、張さん。京都情報大学院大学は、日本で初めてできたコンピューターの専門学校、京都コンピューター専門学校が作った大学院で、多くの留学生もITビジネスを学ぶ。卒業生は、そのITの知識を生かして、IT業界のみならず、旅行業、不動産業、大手メーカー、商社などで活躍している。
張さんは、どうせ就職するなら東京でと、学校卒業後は、東京に引っ越し、地道に就職活動を続けた。少し、のんびりしてるけど、とても人懐っこく、社交性もあるので、それも評価され、また、業務上、ITの知識も必要と採用された。
呉先輩から社会人の基礎をしっかりと学んで、多くの外国人の人たちの住まいのサポートをしてほしい。
最近は留学生の就職率も確かに上がっているが、日本人学生同様に、数年で退職するものも多い。実は、私も、元留学生の転職の相談をよく受ける。彼らの話を聞いていると多くは、職場に心を許して相談する相手がなく、自分の気持ちが理解されていないと、不平がたまることがあるようだ。
グローバルコミュニティーが係わって、不動産業界で働く外国籍の社員も、どんどん増えてきた。しかし、そのほとんどは、社内では圧倒的に少数派で、同じ目線で相談できる人がいないのが現状。
グローバルコミュニティーでも、その人たちが、お互いサポートしていけるようなコミュニティーを作る準備をして、一年でも長く、彼らが日本で活躍してくれるような環境を作っていきたいと思う。
㈱シティ・ハウジングの社会活動
㈱シティ・ハウジングは、大田区を本拠地とするプロバスケットチーム『アースフレンズ東京z』のオフィシアルスポンサーを通して、バスケットで世界を目指す若者を応援しています。
選手との交流や、バスケット教室やスポンサー優待で観戦のチャンスもあります。
アースフレンズ東京z 公式サイト
http://eftokyo-z.jp/
国際紅白歌合戦への協賛
外国人コミュニティーとの交流を大切に!!
『外国人は日本語で、日本人は外国語で歌う』歌の国際交流イベント『国際紅白歌合戦』を協賛しています。