平和を愛し、人種差別撤廃を世界で初めて国際舞台で訴えた日本

Japan as "the Light of Hope in Asia" By Henry S. Stokes
英国人ジャーナリスト ヘンリー・ストークスが語る「世界史の中の日本」
私は、18歳で、ワーキングホリデーで行ったオーストラリアで、戦争から避難してきた同じ歳のレバノン難民の青年と友達になりました。彼の政治や宗教の知識の深さ、国を守るために大学で勉強したいという夢を聞いて、同じ年でこんな人が世界にはいるのかとショックを受けました。
20歳のイギリス留学時代は、徴兵のため帰国したイランの友人の家族から、彼が亡くなったと連絡を受け、遺品を家族に送った事もありました。
どちらの友人も、白人の植民地時代から世界の人たちを開放した日本人は素晴らしいと話してくれました。
同じ様な話を留学中に、インドネシアやインド、アフリカの人たちからも聞きました。
しかし、オーストラリアでもイギリスでも戦勝記念日では、日本人としていたたまれない気持ちになったことは事実です。
日本の学校では、日本人の素晴らしい功績を教えられることなく、韓国や中国の人たちにとっても悪いことをしたという思いだけが残っていました。本当のことを知りたいと思い、自分でも関心を持って調べるようになりました。祖父世代の軍人の方々のお話なども調べてみました。
その後、私は、韓国にも一年住んでいたこともありますが、お年寄りは、韓国が発展したのは、日本のお陰だと話す人も大勢いました。後で、調べると、現地の若者の教育のために、なんと、ソウル大学は、大阪大学よりも先に創立されていることもわかりました。その点から考えても日本は、如何に現地の人たちを大切にしたかがわかると思います。
中国も同じです。日本人が鉄道を引いて、産業を起こし、満州(東北地方)を大きく発展させ、現地の人たちの生活を豊かにしました。知識層はよく知っています。
あと、初めて、人種差別撤廃の議論を世界に向かって、提言したのも日本人だと知りました。
同盟関係を結んていたドイツのナチス政権が、如何に、ユダヤ人を排斥しようが、日本人は、ユダヤ人を差別することに反対し、世界の至るところで、彼らの人権を守りました。
私達の祖先は、素晴らしいことを世界に向けて行なって来ました。
そのことを、誇りをもって次の世代の人たちに伝えていきたいと思います。