2024/11/19 08:26

国際人

yokosojapan 国際結婚

国際人
第8回 平島さんご夫妻の場合
平島好人さん X 平島マイフンさん
近年、国際結婚はますます増加しています。厚生労働省の人口動態統計によると、2003年の国際結婚は36,030件で婚姻数全体の約4.8%にもなります。つまり、20組のうち1組は国際結婚です。もはや他人事ではありません。もしかしたら、あなたも国際結婚するかも!?夢と希望にあふれた国際結婚の実際を鄭熙錠(ジョン ヒジョン)さん がインタビューしました!国際結婚の理想と現実とは!?
とってもやさしい日本人男性とおだやかなベトナム人女性のカップル
まじめで、一生懸命なところが気に入りました。

とってもやさしい日本人男性とおだやかなベトナム人女性のカップル

:ジョンさん:お二人が知り合ったきっかけは何ですか?

夫:日本ベトナム友好協会の活動を通じて知り合いました。彼女のまじめで、何事にも一生懸命なところが気に入り結婚しました。

Q:お互いの文化を知ることにおいて驚いたことやおもしろく感じることがあれば、お話ください。
夫:国際結婚のカップルが多い割にはまだまだ外国人に対しては気持ちのハードルが高いですね。ベトナムの人たちはとっても家族を大切にしますね。何か機会があれば家族がみんなそろって食事をしたりすることも多いですね。日本人は自分で何でも解決しようとするようにしつけられることもあり、アジアの他の国に較べると個人的な考えがあるようです。私が感じるベトナム人女性の特徴は、心の強いところですね。雰囲気はおだやかな感じですが、自分たちの文化を尊重した考え方がしっかりとしています。

Q:日本の文化や習慣についてはどう思いますか?また家庭での料理はベトナム料理が多いですか?
妻:日本人は少し忙しすぎるような感じがします。もう少し、ゆっくりすごすことも大切だと思います。家での料理はベトナム料理が多いですね。主人は好き嫌いがほとんどないのでとっても楽です。ベトナム料理は野菜やフルーツをたくさん使い、油はあまり使いませんのでとってもヘルシーですよ。





Q:国際結婚に対する考え方が結婚前と後で変わりましたか?
夫:私も長年アジアの国に住んでいたこともあり、海外の文化にはかなり寛容的な考えを持っていたと思っていたのですが、実際結婚してみて毎日生活をともにすることは次元の違う問題ですね。『郷に入れば郷に従え』といいますが、それを強いることがいいとは言い切れません。お互い文化や風習の違いを認めて尊重し合うことが大切だと思います。





Q:国際結婚を考えているカップルに対するアドバイスをいただけますか?
夫:それぞれの文化の違いで思い違いや摩擦が必ずあると思いますが、それを楽しめるような感覚が大切だと思います。自分とって都合のいいことも悪いこともすべて受け入れてあげる心の広さが大切だと思います。

Q:議員というお仕事を通して外国人のためにどんなことをされたいですか?
夫:外国人の滞在者はこれからもどんどん増えていくと思いますが、日本の社会に外国人の人たちが何の不自由もなく暮らしていけるような社会に一歩でも近づくように行政で出来ることはやりたいと思います。 そのためにも若い人たちの間での国際交流は本当に大事だと思います。私も中野の国際交流協会の活動を通じて文化の違いの楽しみを皆さんに感じてもらえるように務めたいと思っています。

留学生のインタビュー体験記

鄭熙錠(ジョン ヒジョン)さん 韓国


インタビューは初めてで緊張しましたが、やさしいご夫婦の話を聞いてとても和やかな雰囲気でした。一番印象に残ったことはまた、日本語がまだにが手な奥さんの為に“もう話したいことはない?”とか“ゆっくりでいいよ”とか気遣う平島さんの気配りが素敵だなと思いました。いろいろな文化を乗り越えてお互い理解しようとしている美しい夫婦の姿に感動しました。お幸せに!!

愛のかたち

国際人
第6回 エミリアーノご夫妻の場合
果鈴エミリアーノさん X ルジェーロ・エミリアーノさん
近年、国際結婚はますます増加しています。厚生労働省の人口動態統計によると、2003年の国際結婚は36,030件で婚姻数全体の約4.8%にもなります。つまり、20組のうち1組は国際結婚です。もはや他人事ではありません。もしかしたら、あなたも国際結婚するかも!?夢と希望にあふれた国際結婚の実際を陳伊珊さんがインタビューしました!国際結婚の理想と現実とは!?
出会いは、イタリアの語学交流サイト。
日本と奥様がとっても大好きなイタリア人男性と包容力のある日本人女性のカップル

【夫】ルジェーロさんと【妻】果鈴さん

陳:お二人知り合いのきっかけは何ですか?

妻:私がイタリア留学中、最初はイタリア語が全然わからなくて、学校ですごい困まりました。なんとかイタリア語を勉強しなければならないと思って、インターネットのサイトを通じて日本語を勉強しているイタリア人の彼と知り合いました。ちなみに、そのサイトは語学を勉強していて、お互いの国の文化と言葉に興味をもっている者同士のサイトです。

陳:お二人にとって国際結婚の良いところは何ですか?また、一番難しいところは何ですか?

妻:あんまり深く考えたことがなかったですけど、やはり二人は二つの違う文化の中で生活していて、二人の文化背景が分かり合えることです。いつもうまくいくわけではなくて、すごい些細なことで喧嘩することもあるんだけど、やはりそうしていくうちにどんどん分かり合えるんですね。一番難しいのはやはり常識が違うところです。自分がいいと思ってやったことは相手に対して凄く嫌なことかもしれません。例えば、私は彼が何かしてもらったらすぐ『ありがとう』を言うことは常識だと思うけど、彼にとってそれは他人行儀です。そんな気を使う態度に逆に彼が不安になります。

陳:イタリア人の男性はとてもロマンチックってきいたことがありますが、エミリアーノさんはどうですか?

妻:すごいですよ(笑)やはり日本人の男と一番違うのは、自分が感動したことはなんでもよくいってくれます。どこが好きかどこが嫌かすごくわかりやすくて、人前でも気にせずに好きとか言ってくれます。また、日常生活の中でよくプレゼントとかくれます。やはり喜ばせるのはすごく上手ですね。

陳:お互いの一番魅力的だと思うところは何ですか?

夫:お互いの考え方に共通点が多いことに気づいて、その度に選んでよかったなぁって思います。お互いの考え方が一番魅力的なところだと思います。

陳:最後に、国際結婚に憧れる読者にアドバイスはありますか?

夫:お互いに好きだって気持ちがあれば、自然にそういう流れになりますよ。

妻:お互いにちょっとのところでイライラしないで、お互いに許しあえば、自然に関係を続けていけます。あんまり狭く考えないで、せっかく違う国籍の人といっしょにいて、視野も二倍になるし、あんまり細かいところを気にしないほうがいいです。

陳:ありがとうございます。これからもお幸せに。

留学生のインタビュー体験記

陳伊珊さん(台湾)
お二人のインタビューを通じて『運命』の不思議さを感じました。遠距離の困難を乗り越えて、ルジェーロさんと果鈴さんはとても幸せな夫婦です。言語や文化の違いがあっても、お互いに理解するように一生懸命努力すれば、皆もお二人のように幸せになれると思います。