2025/04/24 22:56
国際人
2018 国際紅白歌合戦 出場者インタビュー 石井・キャラアンジェラさん

今回ご紹介するのは、桜美林大予選会で選ばれた、石井・キャラアンジェラさん。音楽に対する考えや、本選出場に向けた気持ちなどをインタビューさせていただきました。
1. プロフィールを教えてください。
ニックネーム: あんちゃん
出身国: フィリピン
2. 国際紅白歌合戦の出演を決めたきっかけを教えてください。
私は歌うのが好きで、すごく楽しそうだったので参加しようと思いました。楽しく歌えればいいなと思います。また大勢の前で歌うことは初めてで、とても緊張しているのですが、頑張りたいです。
3. 今回の選曲と、その理由について (曲を通して伝えたいことがあれば)教えてください。
今回はタイタニックの主題歌、My heart will go on を歌うのですが、みんなも知っている歌ですし、私の十八番でもありとても歌いやすいからです。
4. 歌や音楽の魅力、自身の思い出 (音楽によって勇気づけられた、人との繋がりを感じた、というような経験があれば、教えてください)
音楽とはとても素晴らしいもので、歌詞にもメロディーにも人によって感じ方も違うし、感情移入してしまったり、元気付けられたりするのが音楽の魅力だと思います。音楽のジャンルも様々ありますが、夜に布団の中でイヤホンをつけて大音量で聴く音楽ほど素晴らしいものはないと思います。
5. 国際交流に対しての考え (今回のイベントで期待していること、楽しみにしていることがあれば、教えてください)
様々な国の人が参加すると聞いたので、その国の文化や特徴などを知って、異文化の人たちと交流できればいいと思っています。歌に関してもすごく楽しみです。
6. 国際紅白歌合戦(イベント・運営)に対して期待すること
特にないですが、楽しい思い出にしたいです!
取材担当: 畑 到奈(はた ゆきな)
津田塾大学学芸学部英文学科1年生。現在写真部に所属しており、物や風景など様々な写真を撮影している。国際紅白には今年から関わる。趣味はクラリネット、お菓子作り、テニスなど。特にお菓子作りは、最近祖母からのリクエストでアマンディーヌ(フランスの洋菓子)を作ったところ高評価であったため、他のスイーツにも挑戦しようと考えている。
2018 国際紅白歌合戦 出演者インタビュー 原田さん

名前:原田由貴子さん
職業:SE
出身:東京都
[紅白歌合戦について]
母国語以外の言語で歌を競う祭典と聞き、普段から慣れ親しんでいるJOYSOUNDから
応募しました。
一番の応募理由は、音楽で国際交流という趣旨に大変共感をしたからです。
私は、「音楽は国境を超えて、人の心をつなぐもの」であると思っています。
子供の頃から、言語が通じない外国の方達と音楽で仲良くなることを
体験する機会がありました。
とても素晴らしい体験でしたので、ぜひ国際紅白歌合戦に参加したいと思いました。
[歌について]
10才から数年、ご近所だった声楽家主宰の、コダーイメソッドを教える児童合唱団で歌を学びました。
ヨーロッパのウィーン少年合唱団のような歌を歌います。
人の声だけで、耳をすまして、美しい和音を作り上げる時間は、大変感動的でした。
その後、オペラ歌手や、ポップス歌手を目指したこともありましたが、全て諸事情により断念することとなり、
気がつけば SE となっていました。
そんな諸事情が片付き、このまま歌わずして人生を終えては絶対棺桶の中で自分を恨むだろうと思い、
再び、三年前から歌い始めます。
歌は、私自身にせまり、私自身を生き切ること、言わば、歌うことは私にとって生きることそのものです。
[今回の選曲理由]
歌のアドバイスをもらっているかたから、『Saving all my love for you』が私の声に合っていると勧めていただき、決めました。
この歌は、悲恋の歌なのですが、女性が全ての思いを込めて、どこまでも深く熱烈に恋人への愛を歌いあげています。
果たして、私の英語でちゃんとメッセージが伝わるでしょうか。
そんな挑戦も込めて、どこまで歌い上げることができるか、ギリギリまで練習を重ねたいと思います。
取材担当:堀内東(AZUMA HORIUCHI)
富士山麓の会社で観光事業に携わり、趣味の手作り甲冑や忍者服で国内外の観光客をおもてなしをしてメディアにも紹介され、現在は自営業のかたわらおもてなし活動をしています。趣味は、スノーボード、スポーツ吹矢(二段)、カラオケ、獅子舞、御神輿等です。
2018 国際紅白歌合戦 出演者インタビュー 中野さん

中野敦史さん 46歳 岐阜県在住です。
うたスキネームは、「パルック」です。
普段は、岐阜の会社で24年前からパーティー、司会、
歌、などの仕事をしています。
2.国際紅白歌合戦について
Joy Soundのうたスキ歴約10年の大ベテラン。
うたスキの友人から、国際紅白歌合戦の開催を教えていただき、イベント内容や歌を
通して国際交流を行うコンセプトに惹かれて、参加を決意いたしました。
普段はうたスキの仲間で交流もしています。
3.歌に対する想い、思い出、音楽の魅力、今回の選曲理由
歌は小さい頃から自己表現の手段だったり、コミュニケーションを取るためにかかせ
ないもの。
「いきがい」と言っても過言ではありません。
友人からの誘いでバンドでは、ボーカルで参加したり、現在はのど自慢に応募中です。
たくさんの友達ができて国際紅白歌合戦では応援にも来てくれます。
わたしの楽しげな姿を見て、歌うのが楽しくなったという方もいます。
今回は、知っている方の多いボン・ジョビの名曲「禁じられた愛 」で、皆さまと一緒に盛り上がりたいと思い、この曲を選びました。
わたしは緑内障、感音難聴の障がいがありますが、同じような悩みを持っている方にも、励みになれば幸いです。
取材担当:堀内東(AZUMA HORIUCHI)
富士山麓の会社で観光事業に携わり、趣味の手作り甲冑や忍者服で国内外の観光客を
おもてなしをしてメディアにも紹介され、現在は自営業のかたわらおもてなし活動を
しています。趣味は、スノーボード、スポーツ吹矢(二段)、カラオケ、獅子舞、御神輿等です。
2018 国際紅白歌合戦 出演者インタビュー ホ-ティトゥ・ヒエンさん

国際紅白歌合戦出演者インタビュー
ベトナムの留学生、ホ-ティトゥ・ヒエンさん
どうして、参加を決めましたか?
ベトナムでも日本でもカラオケが大好きで、よく歌っていましたから、この話を聞いてすぐに申し込みをしました。
ベトナムでは、ドラエモンなどのアニメも人気がありますが、
私は、KIROROの歌が特に好きですね。
この歌を選んだ理由は何ですか?
ベトナム人のクラスメート2人と一緒に歌いますが、慣れない環境なので、いつも友達を大切にお互い、助け合って生活をしています。BEST FRIENDSは、まさに、友達を思って歌う歌ですよね。私には、ぴったりだと思います。
一番好きな日本語は、何ですか?
『ありがとう』っていう言葉ですね。BEST FRIENDの中で出てきますが、この歌を歌うたびに、好きになる言葉です。
『あなたの笑顔に何度助けられただろう、ありがとうありがとうBest Friend』
将来の夢は、『いいお母さんになること』といてくれたヒエンさん。
一人でも多くの外国人が住む家を探すのに困らないように、来年の春からは、念願が叶って、不動産関連の仕事に就きます。
2018 国際紅白歌合戦 ゲスト 出演者 紹介 ジェーニャさん

プロフィール
ソ連生まれ、ロシア育ち、日本暦は13年です。2009年に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で声優デビューしました。声優・歌手・タレント活動のほかに、アニメや映画などのロシア語監修と発音指導も行っています。
ロシア語・日本語(N1合格)・英語(TOEIC 935点)のトライリンガルでもあります。
代表作として、劇場版アニメ「ガールズ&パンツァー」クラーラ役、アニメ「怪盗ジョーカー」レディー・ダウト、テレビ NHK Eテレ「テレビでロシア語」「ロシアゴスキー」レギュラー 等があります。
http://twitter.com/jenya_jp/
http://ameblo.jp/jenya/
来日のきっかけを教えてください。
声優を目指して2005年に来日しました。16歳のとき、「美少女戦士セーラームーン」を見て日本語とアニメに興味を持ちました。これがきっかけで、日本語でアニメソングを歌ってウェブサイトで公開するなどしていました。
国際紅白歌合戦出場へ向けての意気込みを教えてください。
パフォーマンスの面では、Let It Goを歌います。いろいろな国の言葉で歌われ、世界中の人たちが知っている曲です。この曲を通してみんなで1つになれればと思います。
また、毎年出させていただいているので、司会としても会場も盛り上げられればと思います。
夢や目標を教えてください。
やっぱりアニメの仕事に関わっていくことが夢であり、目標です。
声優としてアニメのキャラクターを演じたり、アニメの主題歌を歌ったりしたいです。
今回の出演での注目ポイントを教えてください。
3ヶ国語で歌うところに注目してほしいです。同じ曲でも言葉が変わるとイメージが変わるかもしれません。また、言語の壁を越えて歌を通してみんなが1つになれるように歌います。
最後にお客様へ一言お願いします。
今回はお客さんとしてステージを楽しんだ人も、将来はお客さん自身がステージに立って一緒に国際紅白歌合戦を作っていけたら嬉しいです。
世界のみんなで歌いましょう!
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インタビュアー: 元木修平
外資系企業で人材のヘッドハンティングを行う傍ら、ベビーシッターから特殊部隊員との訓練まで一通りこなす。国際紅白歌合戦には3年前から関わっており、初対面の方から「日本語上手ですね。日本に来て長いんですか?」と言われる回数が年々増えている。
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2018 国際紅白歌合戦 出演者インタビュー KEISHAさん

今回紹介するのは、初開催の国際紅白歌合戦バリにてベストパフォーマンス賞を受賞した14歳の中学生、Keishaさん。7歳より音楽のレッスンをはじめ、現在通信制のインターナショナルスクールに通うKeishaさんはインドネシアで様々な歌唱コンテストに入賞しており、今回は国際紅白歌合戦Tokyoにバリ代表として参加します。
今回はKeishaさんに音楽に対する考えや東京大会に向けた気持ちなどをお伺いしました。
※バリでの様子はこちらをご覧ください。
https://www.yokosojapan.net/article.php/20180731bali-irws1_international_ja
1. 来日したことはありますか?今の気持ちを教えてください。
今まで日本に行ったことはありません。そのような日本で国際紅白歌合戦に参加できることを大変うれしく思うと同時に、自分自身でも驚いています。ただ、このような大きなチャンスをいただけたことに感謝しています。
2. 国際紅白歌合戦はどのように知りましたか。参加を決めた動機は?
バリ大会についてはママがインスタグラムで広告を見つけて教えてくれました。
参加を決めたのは、何か新しい挑戦をしてみたかったのです。
今までnational TV大会など、さまざまな大会に挑戦してきました。その中で、日本語で歌う国際紅白歌合戦はまさに、私にとって大きな挑戦でした。
3. 音楽や歌うことに対する考えを教えていただけますか。
音楽や歌うことは私が誰かにストーリーを伝える大切な場所です。歌うことによって、感情やメッセージをオーディエンスに届けることができます。
4. 国際紅白歌合戦Tokyoでどのような曲を歌いますか。選曲理由も教えてください。
Chochouの『Tomorrow is another day』を歌います。選曲理由は私が大好きなアニメのテーマ曲であり、初めて歌った日本の歌だからです。歌詞も大好きな曲ですが、私も歌の先生も日本語がわからないため、練習するには非常に苦労しました。
5. Keishaさんの夢はなんですか?
私の夢はプロフェッショナルな歌手になり、多くの人に経験やメッセージを伝えることです。大好きなアーティストのひとりにスティービー・ワンダーがいます。彼は盲目ですが、素晴らしい音楽を通して、多くのことをオーディエンスに伝えます。私もそのような何かを伝えることのできる歌手になりたいです。
6. 国際紅白歌合戦Tokyoで成し遂げたいこと、また、期待していることを教えてください。
東京でも自分の中で最高のパフォーマンスをしたいです。母国であるインドネシアが誇りに思えるようなパフォーマンスをし、自分自身の夢を叶える一歩にしたいです。
国際紅白歌合戦は日本でも素晴らしいイベントだと期待しています。スタッフや他の出演者の方とも初対面ですが、仲良くなれれば嬉しいですね。
7. 最後に、これからKeishaさんの歌を聴く方にメッセージをお願いします。
音楽は私にとって情熱そのものです。ぜひ、お楽しみいただければと思います。
Keishaさんは国際紅白歌合戦に参加するきっかけを与えてくれたお母さんと一緒に来日予定です。音楽が大好きで、大きな夢を持った彼女の歌声に多くの人が胸を打たれることでしょう。
取材担当:Rie
学生時代に明治神宮で100人以上の外国人観光客をガイドした経験を通し、国際交流や日本文化に興味を持つ。大学卒業後は国内企業に就職し、その後上海に国費留学、現在は趣味の茶道と筋トレを楽しみながら、金融企業に勤務する。国際紅白歌合戦には初回より関わる。
2018 紅白歌合戦 出演者インタビュー 廣瀬エミリーさん

2回目の出演、フィリピン生まれの広瀬エミリーさんにお話を聞きました
Q1:今回歌う、『STORY』ですけどどんなところが良くて歌うことを決めましたか?
BAYMAXっていう映画の中の主題歌だったんですがいつも私のことを応援してくれている家族や友人や周りの大切な人たちのへの思いを表現できていると思ってこの曲を選びました。
Q2:好きな日本語は何ですか?
『お疲れ様』っていう言葉ですかね。英語にもタガログ語にもないと思うんですが、『お疲れ様』って言うとそれだけで、他の人にありがとうっていう気持ちを含んでいたり、いろんな意味で、他の人への気遣いを一言で表現できるすごくいい言葉だと思います。
Q3:将来の夢は何ですか?
月並みですけど幸せな結婚をして温かい家庭を作ることです。
今は家族から離れて東京で一人暮らしをしていますが,1年に1回か2回ぐらいしかフィリピンに帰ることができません。その代わりに,日本に多くの友達がいますので、その人たちにたくさん励ましてもらいながら今私は暮らしています.
私は日本人の父とフィリピン人の母の間で生まれましたが、同じ境遇の人たちも大勢日本に住んでいます。今は、ホテルのレセプションで働いていますが、世界各国の観光客の人たちのサポートをしています。今の仕事もとても楽しく、やりがいもありますが、将来は、私たちの特性を活かして、フィリピンと日本との交流を深めるような仕事もやってみたいです。
2018 国際紅白歌合戦 出演者インタビュー 人類皆兄弟

人類皆兄弟」は、去年はピコ太郎そっくりの仮装や、ペンとパイナップルの小道具を使い、ユーモア溢れる演出で会場を和ませてくれました。今年はどんなステージになるのでしょうか。代表の高橋さんにお話を伺いました。
1)「人類皆兄弟」とはどんなチームですか?
「人類皆兄弟」は、出場4回目となる多国籍チームです。10月6日から練習を始めようと思っていて、絶賛メンバー募集中なんですよ。現時点で、日本人、台湾人、中国人合わせて20人弱のメンバーが集まっています。目標は50人集めたいと思っています。
2)チーム名の由来は何でしょうか?
「人類皆兄弟」は2016年に参加するときに、どの名前がいいか候補を出してみんなで投票して決めた名前です。フランス人とかいろいろな国籍の人がいたので、みんなで歌って仲良くなろうという意味を込めました。
3)4年前の結成から今までについて教えてください。
もともと私(代表:高橋さん)が「cafecha」という語学の勉強会をしていて、そこで中国語を勉強していた日本人メンバーで発足したチームです。2015年には筷子兄弟の小苹果(シャオピングオ)、2016年にはオリラジのパーフェクトヒューマンとAKBのヘビーローテーション、2017年には星野源の恋ダンスとピコ太郎のPPAPで出場しました。
4)今回うたう曲と選曲理由は何でしょうか?
今年のテーマは「Ice Break(アイスブレイク)」です。国同士、あるいは日本と海外とで「打ち解ける」ようなパフォーマンスをしたいです。
歌う曲は3つです。
1、アゲアゲEvery騎士(DJ OZMA)
2、月亮代表我的心(テレサテン)
3、リンダリンダ(THE BLUE HEARTS)
外国から日本に来て働いている人がカラオケに行ったときに、同僚から「そんなの知ってるんだ!」と言ってもらえる曲を選びました。
1曲目と3曲目は、日本人なら40、50代の人も知っていて、みんなで騒いで盛り上がれる曲です。2曲目にはゆっくりな曲。テレサテンは台湾の人ですが、日本人もきいたことがあるだろうし、アジア圏全体でとても有名です。
5)国際紅白歌合戦というイベントに求めることはありますか?
団体内で楽しければ成功なのですが、前回前々回と、あんまりほかの出演者とその後につながる関係築けていないんです。去年、朝鮮族の子やサウジアラビアやペルーの子が出ていましたが、その場では盛り上がるけれども、その後も交流できればいいなと思っています。
6)高橋さん個人の夢や目標を教えてもらえますでしょうか?
いまやっている語学の勉強会は中国語と韓国語、ベトナム語、英語、日本語、10個くらいできるんです。これをもっと広げていきたい。東京、上海など世界中でこの勉強会がやっているのが理想だなと。
7)観客へのメッセージをお願いします!
客席がワー、と盛り上がったらいいなと思います。
ぜひ一緒に歌いましょう!とくにリンダリンダです!
8)余談(メンバー募集中)
冒頭で紹介したとおり、現在メンバーを募集しています。国籍、言語は問わず、どなたでもWELCOMEです。10/6以降の土日、池袋のカラオケなどで練習します。参加ご希望の方、申し込みフォームはこちら
https://goo.gl/forms/517vBHGM3xQxZtAB2
この記事を書いた人:
梅ちゃん
世界史や海外文学が好きで大学では中東史・アラビア語を専攻。編集者を経て、現在広告業に従事。2017年から国際紅白に関わる。趣味で劇団青山稜の音楽を担当しており、11月の阿佐ヶ谷公演に向けて選曲したり、効果音作ったり、作曲したりしている。
国際紅白歌合戦は10/20(土)に東京都の国際オリンピックセンターにて開催されます。
日時:2018年10月20日(土) 15:15-18:30
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
カルチャー棟大ホール
2018 国際紅白歌合戦 出演者インタビュー NAMIさん(サウジアラビア)

今年初出場、NAMI(なみ)さんにお話を伺いました。
1)お名前と出身を教えてください。
サウジアラビア出身のNAMI(なみ)です。サウジアラビアの海側のダンマン出身です。
高校を卒業して、7年前に来日しました。日本では語学学校、大学へ通い、現在は声優の学校に通っています。
2)日本に来たきっかけは何だったんですか?
小学校5年のときに「ナルト」(アニメ)を観たのですが、その時は日本のアニメとは知らなかったんです。「これは日本のアニメだよー」と言われて、調べてアラビア語字幕の日本語の音声で観ると、「日本語綺麗!」と思って、他のアニメもいろいろと観るようになったんです。
周りにも日本のアニメが好きと言ってなくて、親も趣味だと思って見ていたと思うのですが、高校3年のときに、親から「これからどうしたい?」と訊かれて、「日本に行きたい」と言ったんです。
ーご両親は驚いて反対されませんでしたか?
私は4人兄弟で上に兄が2人いるんですけれど、兄2人はアメリカに留学して住んでいるんですね。なので、母親は私がアメリカに留学するものと思っていたようです。アメリカだと英語で会話ができますし。
一方、父親は日本に旅行したことがあり、「日本知ってるよ、安全でしょう」って賛成してくれたんです。
ーサウジアラビアだと女の子が留学というのは反対されるというイメージがありますが、その辺はいかがですか?
確かに、私の周りは「女の子が1人で」という部分で親が心配することがあります。男の兄弟や親族がいれば反対されないのですが。私の友人の中にも、お兄さんの留学が終わったタイミングで一緒に帰国しなければならなかった女の子がいます。まだ帰りたくない、と非常に残念がっていました。
3)日本に来て、戸惑ったこと、大変なことはありますか?
基本的には、サウジアラビアと日本が全く違うことはわかっていたので、「そういうものなんだ」と受け入れられます。ただ、最初に日本に来たときには、私は日本語が話せないし、日本人も英語が話せないので、「どうしよう、コミュニケーションとれないし。」と思いましたね。寒さは平気です。逆に暑いのが苦手なので、早く夏から秋になってほしいです。
4)国際紅白歌合戦に参加しようと思ったきっかけは何ですか?
2年前にサウジアラビアの友達が参加して観に行ったんです。私も歌うのが好きなので、そういうチャンスがあったら参加したいなぁと思って、「ぜひ、次回出場したいから教えて」と言っていたんです。去年は残念ながら学校が忙しくて参加できなかったのですが、今年は参加することができて嬉しいです。
5)国際紅白歌合戦に求めていること、夢について
歌うことが好きで、歌声をきいてほしいです。
将来は日本で役者とか声優とか歌手とかになりたいので、そういう意味でもチャンスと捉えています。私はチャンスがあったら全部掴みたい。無理と自分から言いたくないんです。
6)今回歌う曲を教えてください。
「月光(鬼束ちひろ)」です。
今はあんまり歌わないけれど、昔からこの曲が好きだったんです。声が珍しいし、歌い方に特徴があって、カラオケで真似して歌っていました。この歌だったらみんな知ってるんじゃないかな、と思って選びました。
7)観客の方にどんな風に聴いてもらいたいですか。
会場で「あぁ知ってるこの曲~」って思ってもらって、観客のみんなにも歌ってほしいです。後は、「楽しいんでほしい」だけです!
人と話すことが好き、というNAMIさん。明るく快活な方でした。NAMIさんの「月光」をぜひ会場でお聴きください!
この記事を書いた人:
梅ちゃん
世界史や海外文学が好きで大学では中東史・アラビア語を専攻。編集者を経て、現在広告業に従事。2017年から国際紅白に関わる。趣味で劇団青山稜の音楽を担当しており、11月の阿佐ヶ谷公演に向けて選曲したり、効果音作ったり、作曲したりしている。
国際紅白歌合戦
日時:2018年10月20日(土) 15:15-18:30
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
カルチャー棟大ホール