2024/12/20 00:01

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『日本の食』の海外進出を陰で支える元留学生

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『日本の食』の海外進出を陰で支える元留学生

Daniar Wulansari さん(インドネシア)

Profile:国費留学生として来日、専門学校から管理栄養士を目差して近畿大学に編入。

2017年春に卒業し、現場での店舗管理の6ヶ月の研修を終え、現在は外食チェーン本部で、海外出店関連の部署でマーケテイングの仕事についている。大学時代は、応募倍率10倍の『KINDAI GIRLS』という大学所属のアイドルチームに所属。大学の広報や入学式などで唯一の留学生として活躍した。

 

Q:近畿大学は、いろんな意味で有名になりましたが、『KINDAI GIRLS』の活動は楽しかったですか?

A:勉強ももちろん、大切ですが、私は多くの友達を作って、日本の生活をより楽しみたいと思い、仲のいい先輩のすすめもあり、KINDAI GIRLSに応募しました。ダンスの練習などを通して、いろいろな人と関わることができてとても楽しいいい思い出になりました。入学式では、7000人の前でダンスや歌のパフォーマンスをしました。

 

Q:栄養士を目差して留学する人はまだ珍しいですね?

A:はい、留学生は私を含めても数人でしたね。昔から、食べものに興味があって、食に関わる仕事がしたいと思い、栄養士になりました。卒業生は、病院とか教育機関などで就職する人も多いですが、私はもっと、おいしい食べ物の研究をしたいと思い、外食チェーン本部に就職しました。周りの皆さんに助けられて、6ヶ月間の現場で研修を何とか終え、今は、いろんな国でどんな味が好まれるかを調べて、商品開発の提案資料を作る仕事をしています。私は、主にASEANの国を担当していますが、それぞれの国において、味覚や嗜好はとても特色があります。まさに、自分がやりたかった仕事に今、就いているのでとってもやりがいもあるし楽しいです。

 

Q:就職して一番苦労したことは何ですか?

A:メールでのコミュニケーションですね。日本語は知れば知るほど難しい言葉だと思います。間接的な表現方法はやはり日本語独特なものがあり、慣れるのにとても苦労しました。

大学時代も、今もほとんど、日本人ばかりの環境でしたので、人間関係は別に問題はありません。先輩も同僚も理解があってとてもやさしいです。

Q:今はとても充実した社会人生活をしているようですが、あえて、何か会社に求めるとすれば、何ですか?

A:私には、同期の社員が約100名、そのうち外国人も10名いました。関連の部署の人とはやり取りがありますが、他の部署にいる外国人の社員とも交流できる機会がもっとあれば、いいと思います。日本社会で同じように働く外国人としてお互い参考になることがたくさんあると思うからです。日本人の先輩、同僚もみんなとても親切にいろいろなこと教えてくれますが、やはり同じ立場で働いている外国人の社員の意見はとても参考になります。先輩から多くを学べるし、後輩にも助けになれると思います。

 

Q:先輩留学生として現在就職活動をしている留学生にメッセージをいただけますか?

A:日本語の勉強はとっても大変だと思いますが、学生時代から、できるだけ多くの日本人、外国人と接して、自分の立場、特性などを考えることが大切だと思います。それと、就職したい会社のことをもっと調べることもとても重要です。孫子の言葉にもありますが、『敵を知り己を知れば百戦危うからず』です。

とても気さくで、誰とでもすぐに友達になれそうなダニアルさん。私の実家の近くで住んでいたと聞いて驚いたが、関西弁もうまくて、東京の本部でもみんなにかわいがられて楽しく仕事をしているようだ。日本の外食産業は今どんどん海外での出店をすすめているが、その事業を、栄養士としてダニアルさんのような元留学生が陰で支えている。(文:グローバルコミュニティー 宮崎計実)

 

 

2014年に留学生インターンシップを体験し、今では、事業部の中心メンバーに!!

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2014年に留学生インターンシップを体験し、今では、事業部の中心メンバーに!!

2014年にJPM留学生インターンシップを経験し、今では、多くの新しい世界各国の仲間を率いてホテル事業に取り組む張暁琳さんのその後の活躍についてお聞きしました。

以前は、与えられた仕事をするのが精一杯だった彼女も、今では、自分から仕事を作り、多くの外国人スタッフのリーダーとなり、活躍しているが、日本人の働き方についてどう思うかという質問にも、

『責任感が強く、勤勉である印象を受けました。ただし、会社のルールに縛られすぎて、効率がよくない時もあると思います。』

とはっきりと、外国人だけでなく、日本人の仲間の社員の働きやすさを考えて、会社にも積極的に提言をしているという。

世間一般では、『働き方改革』が叫ばれるが、中々内部から日本人だけの組織を変えていくのは大変だ。特に中小企業が多く、活躍している女性も少ない不動産業界では、なおのことであろう。

しかし、思っていることをお互いぶつけないと、組織も発展していかない。

今一番の目標は、与えられた新たにオープンした施設を予定通り成功させ、宿泊事業を拡大しながら、外国人も日本人ももっと働きやすい環境を作りたいという張さん。

日本で家を買って、両親と一緒に住んで親孝行する夢に向かって、組織のリーダーとして

働きやすさも大切だと語ってくれた。

[世界各国の仲間と食事会を楽しむ張暁琳さん(一列目真ん中)]

2015年のインタビュー記事

https://www.yokosojapan.net/article.php/20150422internshipkyoto_editor_ja

体験することが一番の近道 JPM留学生インターンシップ体験談

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体験することが一番の近道 留学生インターンシップ体験談​


呉長健(城西大学4年)​

2017年夏にインターンシップをした呉長健さんに、お話を聞きました。

インターンシップをしようと思ったきっかけは?

先輩がこのJPM留学生インターンシップをしていて、彼女の変わっていく様子を見ていました。その先輩は、インターンシップを経験後、そのまま、その企業でアルバイトとして仕事をしていましたが、短期間でどんどん自信をつけていく彼女を見ることはとても刺激になりました。自分も彼女のように自信を持って日本語を話せるようになりたいと思い、応募しました。

受入れ企業の担当者も参加する全体研修の様子

インターンシップの感想は?良かったことは何ですか ?

不動産の仕事は、多くの個人情報を扱うとても大切な仕事だとインターンをして知りました。またお客さん中心の考え方が日本の企業には徹底しているようで、それもとても勉強になりました。

あと一番良かったことは、一日中日本人と活動を共にして、しかも、毎日敬語を聴きながら活動したことですね。私も自分の日本語に自信を持てるようになってきました。
中国の大学でも日本語は長く勉強していましたが、実際に『生きた日本語』を日本の会社の中でインターンシップをしながら学べることはとても良い体験でした。

社長さんへのインタビューはどうでしたか?

このインターンシップでは、後半に社長さんへのインタビューという課題があります。
お話を聞いて、一から企業を立ち上げ、人を採用し、会社を大きくすることがどれだけ大変かということがよくわかりました。社員の立場は、わかっても、社長さんの立場を理解することは難しいですが、インタビューをすることでその苦労の一端を知ることがで、貴重な体験ができました。

インターンシップの期間についてはどう思いますか?

私は2週間のインターンシップでしたが、ちょうど日本語にも慣れてきて少し自信がついてきた頃でしたので、正直言うとあと2週間ぐらいインターンシップをしたかったです。

インターンシップでは具体的には、どんなことを経験しましたか?

不動産会社ですので、不動産物件のチェックに先輩と一緒に行ったり、図面を見ながら、書類をファイリングしたり、たまには接客のお手伝いをすることもありました。
やはりお客さんを対応することはとても緊張しましたが、会社に少しでも役立っているようでとってもいい気持ちになりました。

インターンシップを検討している人達へのメッセージをお願いします。

私は4年生の時にこのインターンシップを経験しました。就職活動を一生懸命やっていたんですが、なかなかうまくいかず、なんとかきっかけを作ろうとこのインターンシップをしました。

今思うと、2年生や3年生でこのインターンシップを経験できていれば、もっと自信を持って日本での生活、就職活動を送れたと思います。『学校で勉強した日本語』と『働きながら使う日本語』は違うところも多いですが、大事なことは『生きた日本語』にたくさん触れることだと思います。

特に学生同士の会話では、『敬語』を使うこともあまりないので、日本企業の一員として活動できるこのインターンシップは大変貴重なものだと思います。

いろんな意味で大きな自信につながりますから、是非インターンシップに挑戦してみてください。

 

このインターンシップの経験を活かして呉さんは、不動産会社に内定が決まり、この4月から正社員として働くことになった。就職の面談でも、彼女がこの『JPM留学生インターンシップ』を経験していたことは大きな決め手になった。
就職できる自分を作る一番の近道は、日本企業で生きた就業経験をすることだ。是非このインターンシップの機会を活かして、日本企業で働いて行ける力を身につけよう!!

JPM(JAPAN PROPERTY MAGAMEMENT)日本賃貸住宅管理協会主催の留学生インターンシップの応募の詳細

 

インターンシップを終えて活躍する留学生達

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インターンシップを終えて活躍する留学生達

台湾出身の劉イェシンさん(左)、中国出身の趙シンさん(右)は、この4月から大阪に本社がある宅都ホールディングで正社員として働き始める。

 

2015年の夏に4週間の日本賃貸住宅管理協会(JPM)主催の留学生インターンシップに参加した2人は、受け入れ先の企業で、インターンシップ修了後もアルバイトをしながら、不動産関連の業務を覚え、この4月の入社を迎える。

 

日本人の人口減少を迎える不動産業界では、最近増えつつある外国人観光客やビジネスマン、投資家のためのサービスに参入を検討する企業が急増している。国際化が遅れている不動産業界では、人材の国際化も急務だ。

 

JPM主催の留学生インターンシップが、就活で悩んでいた、趙さんには大きな転機になったという。とても誠実な性格の趙さんは、その性格が逆に災いして、積極性に欠けていた。非常に流暢な日本語を話し、日本の社会への理解も深い彼も、積極性が求められる不動産業界でのインターンシップは、自分の殻を破る大きな挑戦だった。しかし、年上の劉さんのサポートもあり、自分から新しい環境に溶け込もうと努力をし、どんどん自分のやれる業務が増えてきた。そして、インターンシップの終盤では、外国人や留学生にもっと部屋を提供するための提案をするまでになった。

 

就職祝もかねて、久しぶりに大阪で会ったが、元々、能力の高い趙さんは、積極性も加わって、貫禄さえ、感じられる程に成長していた。来年も後輩が沢山入社する予定だそうだが、

これから、来年入っている後輩のためにも、数少ない不動産の専門家として頑張って欲しいと思う。

今年、7年目を迎える、日本で唯一、業界団体で取り組む「留学生インターンシップ」では、不動産関連の仕事に就く学生さんも増えてきている。人口が減っていく日本社会のなかでも、外国人観光客やビジネスマンはこれからも増えて行くことが予想される。

新たなマーケットに取り組む不動産業界。これからも留学生や外国人スタッフが活躍出来る仕事のひとつであることには、間違いはない。(グローバルコミュニティー 編集長 宮崎計実)

留学生インターンシップの応募に関してはこちら

https://www.yokosojapan.net/article.php/editor_r1001_ja

ネパールの留学生もインターン修了後、正社員として活躍中!!

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昨年、JPM留学生インターンシップを終えた、ネパールの留学生ワイバ・スニタさんも、この4月より、㈱イチイの外国人サポートセンターで正社員として働いている。

ネパールでは、日本留学がブームになってきており、彼女も親戚を頼って、日本にやってきた。
ネパールでは、小学校から英語で授業を受けている学生も多く、英語が出来ることがネパールの留学生の日本での就職活動の強みになっている。

彼女は、専門学校でWEB技術を学び、IT関連会社に就職希望だった。
しかし、学校で行われたインターンシップ説明会で、同胞のネパール人や言葉の問題で困っている外国人の手助けになるのではと、不動産業界に関心を持った。


㈱イチイでは、外国人が必要な住まいのルールなどをまとめた手引き書などの翻訳をインターン中に行った。英語の資料はすでにあったが、やはり母国語のネパール語で、翻訳があるとより理解がしやすく、多くのネパール人の目にとまる。

ネパール国内では、高等教育を受けてもそれににあった、就職機会がまだ限られている。
そのこともあり、イギリス、アメリカ、中東などで、仕事を探す人も多いが、
安全安心な日本社会での生活に憧れ、日本留学を検討する人がどんどん増加している。

スニタさんも、今では、英語、ネパール語、日本語を駆使して業務に当たっているが、来日当初は、生活面では、日本に長く暮らす親戚や友人に助けてもらったことが多い。

そんな経験もあるので、日本語に不安のある外国人のための外国人サポートセンターの仕事にはとても誇りをもっているという。

2020年までに日本政府は留学生の数を今のほぼ、2倍の30万人にする目標を掲げている。今後益々、日本語に慣れない外国人の住まいの問題を解決する『外国人サポートセンター』は大きな役割を担うことになるだろう。スニタさんの今後の活躍も期待される。

スニタさんの就職のきっかけとなった、インターンシップの応募はこちらからhttps://www.yokosojapan.net/article.php/editor_r1001_ja
 



 

留学生インターンシップで就職した学生が大活躍!!

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留学生インターンシップで就職した学生が大活躍!!

2015年にJPM留学生インターンシップを修了し、大阪YMCA国際専門学校を卒業、その企業にそのまま就職した、リュウ イェンシンさん。就職してちょうど1年であるが、既に台湾での不動産投資家への説明会、大阪への現地見学会のサポートをするまでに成長している。

台湾での不動産投資家への説明会

大阪での現地見学会

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今では、立派に成長したリュウさんもインターンシップや新入社員の4ヶ月の研修では、店舗での営業サポートや毎日の電話での勧誘など、日本人でも大変な仕事を経験した。当時、日本に来てまた、3年にもならない、リュウさんにはそれこそ、毎日大変な事の連続だったようだ。

しかし、持ち前の負けん気で、なんとか、日本人社員同様に結果をだし、念願のグローバル課に配属された。台湾での日本の不動産投資の説明会、それに続く、大阪での現地視察ツアーの全体的なサポートなど、それこそ、ベテラン社員のごとく大活躍している。

また、リュウさんは、会社始まって以来、初めて入社一年目の新入社員として、難易度の高い宅建の試験にも合格した。忙しい合間をぬって勉強する時間を作って、対策の勉強をしたが、いつも担当の部長が、『リュウさんは必ず、合格するよ』といつも期待をかけられたという。

その部長さんの期待に答えたいとリュウさんも本気で勉強に力をいれ、見事合格した。

インターンシップをしていた時のリュウさんはどちらかといえば、おとなしい学生でこんなに、活躍するとは、思いもよらなかった。

しかし、留学生も自分への期待や、また活躍するチャンスがあると判断すれば、多いに成長する可能性があるという事を、リュウさんは教えてくれた。株式会社宅都プロパティ不動産ソリューション事業部グローバル課で活躍するリュウさん。

これからも後輩の留学生達もサポートしたいと力強く答えてくれた。

不動産業界を目指す留学生のみなさん。

大きなチャンスが不動産業界にはあります。

ぜひ、今年8年目を迎える不動業界のインターンシップに挑戦してください!!

https://www.yokosojapan.net/article.php/editor_r1001_ja

(留学生インターンシップサポート担当 宮崎計実)

震災にもめげずにがんばる留学生たち

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震災にもめげずにがんばる留学生たち
 
 
 
 
 
財団法人 日本賃貸住宅管理協会(JPM)の国際交流委員会主催の留学生インターンシップ2年目の修了報告会も無事修了した。
 
昨年度からスタートしたこの制度は、日本ではまだ珍しい留学生のための長期実践型インターンシップだ。2年目の今年は、受け入れ企業11社、留学生12名 が参加。報告会当日は学生達からインターンシップの経験が報告された。いくら日本語が流暢とはいえ、ひとりで勝手のわからない日本の会社で過ごす4週間は、さぞ精神的にも大変なことだっただろう。インターンの感想を述べる際に、お世話になった受入企業で親切にしたもらったことを思い出し思わず涙ぐむ学生もいた。今年は、震災の影響もあり、留学生たちも母国で心配する家族のことを思い、卒業後は就職活動を日本でせずに帰国する者も多いが、その状況でも将来に備えてインターンを体験した人たちが大勢いたことはこのプログラムが留学生たちにも評価されてきた証かもしれない。
 
 
 
 
 
 
また、2回目の今年は、震災後の不安定な状況下でも、けなげにがんばる彼らを応援しようと、多くの業界紙や海外メディアが彼らの活躍を取り上げた。(上記以外にも、
中国語メディア:日本新華僑通信社 人民日報網 中国新聞網 網易 北京留学サービス業界協会 :日本語メディア R.E.port 日中新聞でも掲載された。)
記者の皆様ご支援有難うございました。
 
 
中国語メディア:
 

日本語 業界メディア
 

学生通訳ボランテイアガイドOBインタビュー  第2回 TKさん(明治大学) 活動期間2009年―2010年

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学生通訳ボランテイアガイドOBインタビュー  第2回


TKさん(明治大学) 活動期間2009年―2010年

TKさんに今日はお話を聞きました。

Q1:明治神宮の通訳ボランティアガイドに興味を持ったきっかけは何ですか?

A:1アメリカ、フィリピン、 フィジーなどで短期の英語留学の経験はありましたが日本でも継続して英語に触れておきたいと思い英語を使ったボランティア活動を探していました。
お金をかけないで英語を勉強したい人にとっては英語を使った通訳ボランティアはとても有効なものだと思います。

Q2:実際に通訳ボランティアの活動をやってみての印象はどうですか?

A2:英語の勉強になるのはもちろんですが日本の文化についても勉強することになりますし、
色々な国の人が日本のどんなことに興味を持っているのかを知ることはとても楽しいことです。1年半から2年ほど活動をしましたが海外に興味のある多くの学生と仲間になれたこともこの活動の素晴らしさです。その仲間とは学校卒業してからも連絡を取り合ったりあったりしています。

Q3:TKさんは学生時代に塾の講師を経験しそれがきっかけになって学校の先生になったと 聞きましたが、どうして安定した学校の先生の職を辞めてまで、ニュージーランドに行こうと決意したのですか?

A3:高校には、 5年間英語の教員として努めました。やりがいのある良い仕事でしたが自分の思い描いていたような授業をするのがなかなか難しい現状がありました。それと、学生時代から長期間海外に滞在したいという夢がありましたのでその夢を諦めることもできませんでした。
ニュージーランドを選んだのは、治安が良く、日本との時差もほとんどなく便利で、また私にとってもとても良い教育機関があったからです。去年10ヶ月間その学校で学びましたが、その学校を修了すると、一年間の就労ビザが発行されるんです。
ですので、今年2018年は、学生ではなく仕事をしながら、ニュージーランドに滞在する予定です。まだ自分がどんなことができるのかはっきりとはわかりませんが、 教師の経験なども生かして、自分の可能性を探っていきたいです。


Q4:ニュージーランドでは、日本のどんなものに人気がありますか?
A4:日本食は人気がありますね。健康志向の人が多いので体にいい日本食はニュージーランドの人にもとても受け入れられています。もちろんアニメ漫画なども人気がありますが、ニュージーランドはラグビーが盛んなので五郎丸選手や日本代表のキャプテンのリーチマイケル選手なども人気があります。

Q5:将来の夢は何ですか?
A5:英語の教員として働くことは私の長年の夢でしたが、それに加えて海外での生活をすることも夢のひとつでした。しかしこれから、具体的に、ニュージーランドで生活しながら自分が本当にやってみたいことを探していきたいと思います。実は私は埼玉県狭山市の出身ですが、狭山茶がとても有名なところです。京都や静岡ほどは知られてはいませんが、 地元では歴史も古く狭山茶を使って色んなものが作られています。将来的には海外で狭山茶を PR するようなこともやってみたいですね。

安定した教員の仕事を辞めてまでニュージーランドでの生活を選んだTKさん。
人生は長いようで短い。20代で未婚のうちは、どんなことでもチャレンジができる。
明治神宮の通訳ボランティアで積極的に自分から外国の人たちに声をかけることを学び、いろんな外国人の人たちとふれあいながら、様々な価値観を知ったのは彼にとってとても有意義な経験になったと思う。今から5年先10年先、どんな仕事をやっているかはなかなか想像しづらい世の中だ。

 しかしどんなことも前向きにチャレンジしていく気持ちがあれば必ず道は開けていくであろう。

学生通訳ボランテイアガイドOBOGインタビュー 谷岡理絵さん

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学生通訳ボランテイアガイドOBOGインタビュー

明治神宮の通訳ボランティアの活動をリーダーとして盛り上げてくれた谷岡理絵さんにお話をお聞きしました。
Q1:谷岡さんは大学2年の時からこの活動に参加していますが通訳ボランティアの活動の一番の魅力は何でしょうか?

A1:一つは海外に行かなくても色々な国の人たちと、日本の文化を紹介することにおいて、様々な国の文化にも触れることができることです。それと日本の文化を紹介するために、自分たち自身もも日本のことに興味を持って勉強するようになることです。

最初は、明治神宮で声をかけて案内することは少し違和感がありましたが、やってみると多くの外国人の観光客の人たちは自分たちの行為を受け入れてくれました。明治神宮は本当に色々な外国人の人たちが訪れている場所で、東京でも有数の観光地です。私もこの通訳ボランティアの活動を通じて様々な国の人達と交流することができました。

そして SNS を通じて今でもいろんな国の人たちとやり取りをしています。以前に友達になった人たちがまた日本を訪問してくれたり、また、私が彼らの国に行って彼らに会ったりする機会もあります。

この活動をするにおいて英語の能力はもちろん必要ですが、それ以上に必要なものは相手に喜んでもらいたいというホスピタリティ、それと日本の文化への理解です。

神道というのは、一件わかりづらいような印象を受けますが、色々調べてみると身近なことが神道の影響を受けていることがわかります。また明治神宮では、結婚式のカップルの姿を見ることもできてそれも外国人観光客の大きな楽しみの一つとなっているようです。

私も日本人の結婚観とか家族のあり方とかを外国人の人達に説明をすることもあります。そして同時に彼らの結婚観なども知ることができます。

私たちが案内するのは、 多くの場合、日本にビジネスに来た人達や日本の文化を知ろうと観光に来た人達です。彼らは日本のことをもっと知りたいと思って、明治神宮を訪れているので自分たちの話にも興味を持って耳を傾けてくれます。何度も日本を訪れたけど、今回改めて日本のことをよく理解できた気がしたとか言ってもらえるととっても嬉しいですね。

若く経験のない私でも、この活動を通じて英会話の上達と日本人として必要な教養を身につけることができたと思います。今は仕事で海外に行くことも多いのですが、明治神宮で日本のことを勉強しそれを外国人の人たちに伝えたという経験はとっても役に立っています。

海外に出た場合、日本の文化を自分たちの言葉で人に伝えられるって言うことは非常に重要なことだし、有意義なコミュニケーションのきっかけになります。

英語を勉強したい、海外に行っていろんな外国の人と交流したい、そういう思いを持っている学生さんなら是非、 学生通訳ボランティアガイドを体験してほしいですね!!。

社会人になったら本当に役に立つ活動だと思いますよ。また、海外に興味のあるいろんな大学の学生達と友達になれるのもこの活動のいいところです。実際私と一緒に活動していた仲間も海外で暮らしていたり、外国関連の仕事に就いている人達も多いです。経験豊かな OB OG とも交流できる機会もありますので是非一度明治神宮に来てみてください。


Q2:谷岡さんは、 国際紅白歌合戦も1回目から参加していると聞いていますが、学生として参加して国際紅白歌合戦の魅力っていうのはどんなところですか?

A2:国際紅白歌合戦では、日本人は外国語で歌い、外国の人たちは日本語で歌を歌います。
その日のために一生懸命日本語を練習して歌合戦に望む人たちも多いですが、彼等の日本語で歌う姿はとても感動を呼びます。だから私たちも英語で歌ったり、中国語で歌ったりして外国の人たちの 喜ぶ姿を見たいと思い、外国語の歌も練習しています。

1回目は出演者として、2回目以降は運営のボランティアとして参加しました。1回目は本当に無我夢中でしたが、2年目は出演者の人たちをサポートしようと運営のボランティアに参加しました。1回目は出演者として周りの人達にサポートしてもらいましたから、 2回目からは自分がサポートする側に回りました。

学生として、参加者と運営のボランティアの両方を体験できたことはとても有意義だったと思います。一つのイベントを作るっていうのは大変なことですが、多くの人が喜んで帰ってくれる様子 を見るのはとても嬉しいことです。

このイベントも毎年行われていて、2017年はフィリピンのセブ島でも行われました。その大会の優秀者が東京に招待され、歌を歌ってくれました。日本だけではなく、国際紅白歌合戦のメッセージが海外まで届くことは非常に嬉しいことです。このイベントを通じて一人でも多くの外国の人たちが日本に関心を持ってもらうと嬉しいですね。

Q3:谷岡さんは、 7年連続でこの国際紅白歌合戦に関わっていると聞きましたが、今後はどんなイベントになっていけばいいと思いますか?

A3:素晴らしいイベントなのでもっと多くの人に知ってほしいですね。それと、日本人の参加者は外国人の人と比べると少ないので、 日本人の人達にも外国語を練習して歌に挑戦してほしいと思います。私は去年から始まった着物ショーの担当をしていますが、多くの外国人の女性たちと一緒にこのファッションショーを作っていくことも新たな楽しみのひとつとなりました。着物に関心を持っている外国人女性はとっても多いですから、是非多くの外国人の人達にもこのショーも見てほしいです。

Q4:通訳ボランティアガイドや 国際紅白歌合戦の経験は就職活動にお役に立ちましたか?

A4:とても役に立ちました。どちらの活動も面接官にはかなりアピールになったと思います。
通訳ボランティアガイドは、外国人に自分から声をかける積極性が評価され、国際紅白歌合戦のボランティアは、イベントを通して一つのものを一緒に作っていく体験が評価されたと思います。
ただ、単に、 就職活動に役に立つからやるって言うのではなく、この二つの活動を通じて、日本文化を知りそれを外国語で発信する、また多くの外国人の人たちと一緒にイベントを作っていく大変さや楽しさを共有するということは、人間的な成長にもとても役に立つと思います。

私は 海外に出張に行く機会も多いのですが、自分を紹介する際にこの二つの活動をよく説明します。外国の人達はとても興味を示してくれますね。今では私のライフワークの一つとなっています。

社会人の皆さんも、通訳ボランティアガイドや国際紅白歌合戦のスタッフとして是非私たちの仲間になってほしいと思います。

通訳ボランティアガイド、国際紅白歌合戦の運営スタッフに興味のある方は、是非一度説明会にも参加してください。私も直接みなさんとお話をしてみたいです。

英語だけでなく、中国にも留学経験もある谷岡さんは中国語にも堪能。また茶道の師範になろうと勉強も続けている。そんな彼女も大学受験に失敗し、思い悩んでいた時期もあったという。
大学生活の4年間は長いようで短い。周りに流されず、一途に、自分の信じたことをやり通す強い意思があれば、どこにいっても活躍できる。

彼女の活躍は大学でも話題になり、大学の入試課から取材も受けた。
学生通訳ボランテイアガイド、国際紅白歌合戦の運営スタッフは、自分を大きく飛躍させる可能性があります。日本人学生のみなさん、留学生のみなさん、OBOGの人たちとも定期的に交流が出来ますので、ぜひ一度説明会に参加してください!!

 

問い合わせページ 学生通訳ボランテイアガイド

https://www.yokosojapan.net/article.php/guideinternational_ja

問い合わせページ 国際紅白歌合戦

https://www.irws.org/

 

 

国際紅白歌合戦サポーター紹介 毎日新聞元副論説委員長 石原進氏

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国際紅白歌合戦サポーター紹介 毎日新聞元副論説委員長 石原進氏

 

2018年、東京開催で、国際紅白歌合戦実行委員会より感謝状が贈られました。

 

石原氏は、2011年の一回目の国際紅白歌合戦より行政団体の協力の依頼やマスメディアへの露出で大きく貢献をしていただきました。
移民情報機構代表として、多文化共生や移民政策で様々な提言をされ、日本語教教育推進議員連盟(河村建夫会長)の設立にも深く関わられました。
現在は、日本語教育関係者のポータルサイト『にほんごプラット』の代表世話人として、多文化共生や日本語学校の社会的立場の向上をテーマに多くの提言をされています。

2011年、1回目の国際紅白歌合戦に関して、イベントの意義を深く理解し、示唆に富む提言をいただいています。https://www.yokosojapan.net/article.php/red-whitesinging_%EF%BD%86%EF%BD%85%EF%BD%81%EF%BD%94%EF%BD%95%EF%BD%92%EF%BD%85_ja

2017年、留学生の総数も30万人に近づき、日本語教育に関する議論も活発化してきました。
アニメや漫画の海外での人気が下支えし、日本語自体への興味もどんどん広がっています。
その意味でも、様々な経験をされているジャーナリストの石原様に、『歌を通しての多文化理解を提唱する』国際紅白歌合戦の重要性を高く評価して頂いていることは、実行委員会にとっても大変ありがたいここと考えています。

日本語教育に関する情報プラットホーム  http://www.nihongoplat.org/