2025/04/01 05:49

みんなの生活

★簡単にできる日本料理!★ 

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いなりずし
ぜひお試しください☆
材料:A すし飯の材料 お米 780g  水 400cc 昆布5cm
合わせ酢(寿司ご飯の味付け調味料) 米酢 おおさじ3 砂糖 おおさじ1 塩 こさじ1 
B 皮: 油あげ10枚、白ごま(色が白い胡麻)おおさじ2 
煮汁(皮を煮る汁)  出汁 1と1/2カップ(300cc) 砂糖 おおさじ3 みりん おおさじ1 しょうゆ おおさじ3                

すし飯の作り方
①米をといで30分水につけておき、30分後水きりをする。炊飯器に米、水(400cc)、昆布をいれて炊く
②合わせ酢の材料をかきまぜる。塩、砂糖をよくかき混ぜて溶かす
③ご飯が炊き上がったら平らなお皿に入れてうちわ(扇)などであおぎながら混ぜて、冷ます
  (しゃもじでご飯を切るように混ぜる)
④合わせ酢を入れてよく混ぜる(ひらがなの‘の’を書くように入れると上手にできる)
⑤油あげを熱湯で約2分ゆでて余分な油をとる
⑥ざるなどにいれて、余分な水分をとる。油あげを半分に切って、切り口に指をいれて少しずつ開く。袋のようになる。(やさしく、丁寧に開くこと)
 
⑦鍋に煮汁をいれて強火にして、煮立ったら油あげをいれて弱火にする
⑧煮汁がほとんどなくなったら火をとめそのまま冷ます
⑨油揚げを鍋から取り出して、汁を軽く(優しく)しぼる。
⑩すし飯に白ごまをいれて、軽くかき混ぜる
⑪油揚げにすし飯を入れて、口を閉じたらできあがり。

生の魚は全く使いませんがこれも立派な『おすし』です。
中身のすし飯は好きな具を混ぜてもOK。
細く切ったお漬物の『たくあん』をいれてもおいしいです。

お花見ににも、運動会やピクニックにもぴったりのいなりずし。

日本語教師体験記  高田厚明さん

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台湾に語学留学として渡ってから1ヶ月後日本語教師の仕事に就き約2年間台湾現地で日本語を教授する。そこでは小学生から社会人まで合計2000人以上の幅広い年齢層の台湾人に多岐に亘る日本語を教えていた。
写真では黒のTシャツを着た真ん中にいる男性です。
A:日本語教師になったきっかけは何ですか? 

台湾に語学留学として行ったばかりの時は日本語教師になりたいとは思っていませんでした。それにその当時、自分が日本語教師になって日本語を教えているなんて夢にも思いませんでした。しかし『語学学校で中国語だけ勉強して終わったら帰国』というのだけは、どうしても嫌だという考えはありました。そこで台湾人と心から深く関われて今の自分には何ができるだろうと考えたら日本語教師しか思い付かなかったのです。単純明快な理由で日本語教師になりましたが結果的に人生で最高の宝物になりました。

A:日本語教師のやりがいは?

日本語教師という仕事はある意味自由であり教え方は千差万別。つまり先生によって授業は良くも悪くもなり学生にも多大な影響を与えます。私は学生に『先生にみえない先生』とよく言われていました。なぜなら授業はいつも学生主体に私は横で補助しながらゲームを組み入れたりと授業を進めていたからです。教壇に立ってずっと説明するという典型的なスタイルではなかったのです。また『台湾人が日本語に対して興味を持つ窓口に私がなれれば』をモットーにやってきました。学生に日本語を楽しみながら学んでもらえればそれが日本語教師の喜びにもなるのです。それが学生の成長に繋がりそして日本語教師の成長にも繋がるのです。親は子供と共に成長するとよく言いますが、まさにそれと同じです。

A:将来の夢は何ですか?

台湾人と日本人の交流会の懸け橋になることが私の最大の夢です。台湾人と日本人がお互いに母国の文化などを紹介したり言語交換したりできるような総合的なシステムを作り、そこからみんなが自発的に参加して日本人と外国人という隔たりをなくせればと思います。

A:これから日本語教師を目指す人たちにメッセージをいただけますか?

正直言いますと日本語を教えるだけというならそんな難しい事ではありません。でも人とのコミュニケーションを大切にする人、そして思いやりの心がある人に素晴らしい先生がいることは確かです。もちろん日本語の知識は大切ですが、それは勉強すればすぐに覚えられることです。私が一番悩んだ事はどういった授業や雰囲気作りをすればいいかでした。
私を含め知り合った多くの日本語教師がこの壁に当たったそうです。そこには答えはありませんがどんどん悩んで素晴らしいあなたスタイルの日本語教師になってください。

多文化社会のキーパーソン 

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ビジネスマナー講師体験記 
日本語を学び 日本語を教える  Vol.8 如月優衣さん
如月優衣さん
プロフィール
日本常識検定協会公認講師
東放学園専門学校講師
女優、司会業
Q1 ビジネスマナーの講師のやりがいは何ですか?



A やはり成果が出たと感じる時でしょうか。学生ですと就職活動に役に立って希望の会社に入社できたとか、アルバイト先でほめられたなど、嬉しそうに報告に来て下さった時、企業ですとビジネスマナーに問題がある方々に定期的に研修をしている時、マナーの改善が職場の人間関係にも良い影響を与えて、何より御本人が人との関わりが楽になったと話して下さったときは、少しでもお役に立てたのかと、講師として「良かった!」と心が温かくなります。

 Q2 ビジネスマナーの講師となったきっかけは何ですか?



A  以前に芝居やアナウンスをやっていた関係から、「話し方」「自己演出」等を教えて欲しいと言われ、それが電話応対や言葉遣い、敬語もやってほしいと依頼されたのがきっかけです。その後、個人事務所をつくり本格的に活動を始めました。当時有る新聞の取材で「言葉は文化なので、日本語の言葉や言い回しは例え古いと言われても伝えて行きたい」と答えたのを覚えていますが、それは今も変わっておりません。又、私自身が内向的で気持ちの表現が出来ませんでしたので、ビジネスマナーに言葉や心の表現法をプラスした内容に致しました。
 

 Q3 これからどのような人材が求められているでしょうか


 
A 一言で言うと、「人間としての基本が出来ている」という事でしょうか。基本的というのは、普通に人と関われるという事でもあります。今教えている専門学校でも成績より声を出してあいさつが出来る人を
紹介して欲しいといわれるそうです。ビジネスパーソンとして知識やスキルは入社してからでも覚えられますが、人間としてのスキルは簡単に身につくというものでもありませんから。

コミュニケーションの原則の「感謝する、お礼を言う」「あやまる」「相手の話を聴ける素直さ」は教わり上手に通じ、上司や年上の方から様々な事を吸収でき、お互いに求め合えるのではないでしょうか。

  Q4 今後も指導者として、どのような講師を育てたいですか?



A 理想を申せば、(申し上げれば)「愛と熱意」を持った講師です。講師を育てる難しさのひとつには、それぞれ容姿、声、話し方などが違えば、同じ事をお教えしても微妙な違いが出ることです。又、その方の考え方、理念は その方だけのものですから、伝え切れたのか分かりにくい点でもあります。ですから、講師の方には、先ず御自分を良く知って、何を伝えたいのか明確にして頂きたいと思っております。それから「一生懸命さ」が「かっこ悪い」などと言われる時代ですが、人を相手にする仕事である以上  本気の一生懸命さは、いつの時代にも必要だと思います。



最後に講師は偉いわけではないということです。受講生の方々に育てて頂いてもいるのです。それを心に留めて、受講した方に感動や気づきを伝えられる講師を目指して頂きたいと願っております。
    

日本語教師体験記

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日本語を学び 日本語を教える
Vol.4 加藤みゆきさん
▲たくさんの仲の良い生徒たちに囲まれる加藤さん(一番中央)

Profile
養成講座修了後、台湾で1年間日本語を教える。帰国後、民間の日本語学校で非常勤をしながら、大学院で日本語教育を専攻、専任となる。現在は、大学付属の専門学校と独立行政法人の日本語教育機関で数十カ国の留学生を対象に日本語を教えている。
‐日本語教師になったきっかけ‐

学生のころから、英語に興味があり、日本語教師になる前は、あるメーカー企業で海外輸出向けの技術マニュアルを作成する仕事をしていました。しかし、その頃から、ふと自分はアジア人であること、日本人であることを意識するようになりました。もともと言語にも興味がありましたし、また、何かアジアの人々と関われる仕事がしたいと思うようになり、会社勤めをしながら、近くの公民館で開かれていた日本語教室でボランティアとして日本語を教え始めたんです。それから、すっかりハマってしまってしまいました。


‐日本語教師のやりがい‐

やはり人の成長過程に携われることでしょうか。日本語が上手になっていくことはもちろん、日本に留学する学生の多くは10代後半から20代前半の年齢層の学生です。この時期に海外で生活するというのは人間形成においても、今後の人生設計においても大きな影響を与えると思います。そのような瞬間を人として共有できるというのはとても貴重な体験だと思います。また、私たち教師は日本語を教えるということを通して、学生からも多くのことを教えられます。


‐将来の夢‐

将来の夢、というか、今後どのような日本語教師になりたいかということになりますが、日本語教師になったばかりの頃は、どうやって教えるかということばかりにとらわれていました。つまり、自分の知識を増やし、知識の伝達をする、教師主導型の教育だったような気がします。楽しい授業、おもしろい授業を心がけていましたが、それもやはり教師だだけがパフォーマーだったに過ぎなかったと思います。今は、教師が前面に出るのではなくファシリテーターになり、学生間の協働を促し、いかに学生主体の教室作りができるのかということに興味を持っています。


‐日本語教師を志す人へのメッセージ‐

教師にもいろいろなスタイルがあり、いろいろな個性があっていいと思います。しかし、私が今まで接してきた教師の方々で、向学心があり、好奇心旺盛で、人間が好きで、相手を思いやり行動できる人にすばらしい先生が多かったような気がします。日本語教育は雇用的にまだまだ不安定なところがありますが、やるからにはプロ意識を持って、また、人と関わっていることを常に意識してほしいと思います。