多文化社会のキーパーソン
ビジネスマナー講師体験記
日本語を学び 日本語を教える Vol.8 如月優衣さん
日本語を学び 日本語を教える Vol.8 如月優衣さん
如月優衣さん
プロフィール
日本常識検定協会公認講師
東放学園専門学校講師
女優、司会業
プロフィール
日本常識検定協会公認講師
東放学園専門学校講師
女優、司会業
Q1 ビジネスマナーの講師のやりがいは何ですか?
A やはり成果が出たと感じる時でしょうか。学生ですと就職活動に役に立って希望の会社に入社できたとか、アルバイト先でほめられたなど、嬉しそうに報告に来て下さった時、企業ですとビジネスマナーに問題がある方々に定期的に研修をしている時、マナーの改善が職場の人間関係にも良い影響を与えて、何より御本人が人との関わりが楽になったと話して下さったときは、少しでもお役に立てたのかと、講師として「良かった!」と心が温かくなります。
Q2 ビジネスマナーの講師となったきっかけは何ですか?
A 以前に芝居やアナウンスをやっていた関係から、「話し方」「自己演出」等を教えて欲しいと言われ、それが電話応対や言葉遣い、敬語もやってほしいと依頼されたのがきっかけです。その後、個人事務所をつくり本格的に活動を始めました。当時有る新聞の取材で「言葉は文化なので、日本語の言葉や言い回しは例え古いと言われても伝えて行きたい」と答えたのを覚えていますが、それは今も変わっておりません。又、私自身が内向的で気持ちの表現が出来ませんでしたので、ビジネスマナーに言葉や心の表現法をプラスした内容に致しました。
Q3 これからどのような人材が求められているでしょうか
A 一言で言うと、「人間としての基本が出来ている」という事でしょうか。基本的というのは、普通に人と関われるという事でもあります。今教えている専門学校でも成績より声を出してあいさつが出来る人を
紹介して欲しいといわれるそうです。ビジネスパーソンとして知識やスキルは入社してからでも覚えられますが、人間としてのスキルは簡単に身につくというものでもありませんから。
コミュニケーションの原則の「感謝する、お礼を言う」「あやまる」「相手の話を聴ける素直さ」は教わり上手に通じ、上司や年上の方から様々な事を吸収でき、お互いに求め合えるのではないでしょうか。
Q4 今後も指導者として、どのような講師を育てたいですか?
A 理想を申せば、(申し上げれば)「愛と熱意」を持った講師です。講師を育てる難しさのひとつには、それぞれ容姿、声、話し方などが違えば、同じ事をお教えしても微妙な違いが出ることです。又、その方の考え方、理念は その方だけのものですから、伝え切れたのか分かりにくい点でもあります。ですから、講師の方には、先ず御自分を良く知って、何を伝えたいのか明確にして頂きたいと思っております。それから「一生懸命さ」が「かっこ悪い」などと言われる時代ですが、人を相手にする仕事である以上 本気の一生懸命さは、いつの時代にも必要だと思います。
最後に講師は偉いわけではないということです。受講生の方々に育てて頂いてもいるのです。それを心に留めて、受講した方に感動や気づきを伝えられる講師を目指して頂きたいと願っております。
A やはり成果が出たと感じる時でしょうか。学生ですと就職活動に役に立って希望の会社に入社できたとか、アルバイト先でほめられたなど、嬉しそうに報告に来て下さった時、企業ですとビジネスマナーに問題がある方々に定期的に研修をしている時、マナーの改善が職場の人間関係にも良い影響を与えて、何より御本人が人との関わりが楽になったと話して下さったときは、少しでもお役に立てたのかと、講師として「良かった!」と心が温かくなります。
Q2 ビジネスマナーの講師となったきっかけは何ですか?
A 以前に芝居やアナウンスをやっていた関係から、「話し方」「自己演出」等を教えて欲しいと言われ、それが電話応対や言葉遣い、敬語もやってほしいと依頼されたのがきっかけです。その後、個人事務所をつくり本格的に活動を始めました。当時有る新聞の取材で「言葉は文化なので、日本語の言葉や言い回しは例え古いと言われても伝えて行きたい」と答えたのを覚えていますが、それは今も変わっておりません。又、私自身が内向的で気持ちの表現が出来ませんでしたので、ビジネスマナーに言葉や心の表現法をプラスした内容に致しました。
Q3 これからどのような人材が求められているでしょうか
A 一言で言うと、「人間としての基本が出来ている」という事でしょうか。基本的というのは、普通に人と関われるという事でもあります。今教えている専門学校でも成績より声を出してあいさつが出来る人を
紹介して欲しいといわれるそうです。ビジネスパーソンとして知識やスキルは入社してからでも覚えられますが、人間としてのスキルは簡単に身につくというものでもありませんから。
コミュニケーションの原則の「感謝する、お礼を言う」「あやまる」「相手の話を聴ける素直さ」は教わり上手に通じ、上司や年上の方から様々な事を吸収でき、お互いに求め合えるのではないでしょうか。
Q4 今後も指導者として、どのような講師を育てたいですか?
A 理想を申せば、(申し上げれば)「愛と熱意」を持った講師です。講師を育てる難しさのひとつには、それぞれ容姿、声、話し方などが違えば、同じ事をお教えしても微妙な違いが出ることです。又、その方の考え方、理念は その方だけのものですから、伝え切れたのか分かりにくい点でもあります。ですから、講師の方には、先ず御自分を良く知って、何を伝えたいのか明確にして頂きたいと思っております。それから「一生懸命さ」が「かっこ悪い」などと言われる時代ですが、人を相手にする仕事である以上 本気の一生懸命さは、いつの時代にも必要だと思います。
最後に講師は偉いわけではないということです。受講生の方々に育てて頂いてもいるのです。それを心に留めて、受講した方に感動や気づきを伝えられる講師を目指して頂きたいと願っております。